盛りに盛りだした

1月16日(火)

友人が不在で店を任される。全体的に油で煤けた暗い店内で、彼女の居住空間(脱衣洗面所とコタツのある部屋)と仕切りがなく「もしお客さんがこの部屋に座ってしまったらどうすればいいんだろう」と不安な気持ちになる。隣の焼き鳥屋と入り口で繋がっていて、そこのおじちゃんとおばちゃんが親切なことが救いだ。
お客さんが来た。私の会社の人だ。私に気づいてない。飲み物がぬるい瓶ビールしかない。そもそもここは何屋なんだ。

という夢を見た。
ずっと不安だったけどリアルで面白い夢だったな、と布団の中でしばらく反芻し、もしまた同じ夢をみたらとにかく焼き鳥屋のおじちゃんとおばちゃんに相談することに決めた。

朝ごはんは卵かけご飯と茄子の味噌汁。納豆、めかぶ、焼き海苔などを適宜ご自由に。
ファンヒーターの吹き出し口を取り合ってケンカしている子らに声をかけると卵かけ好きの次男はテーとやって来て、長男は吹き出し口の前でゆったりと背を丸めた。

次男が卵を割ったら親指の先が痛いというので、ドレドレと見ると乾燥で少しひび割れている。
こうならないために、父と母はクリームを塗れ塗れと口うるさく言うのだよ、というと神妙に聞いていた。身をもって学んでいるやつだ。

仕事は調べ物に時間を費やす。チャットGPTの力も借りたが、同じ答えを三度繰り返されたところで思わず苦言を呈すと「そうですね、申し訳ありません」と謝られた。
ハッとして、いやゴメン私の聞き方が悪いよねとより噛み砕いて質問すると少し核心に寄った答えが返って来た。GPTは人に気づきすら与えてくれるできたお人だ。おAIか。

昼休みに同僚と先輩と「我々はすでにブローチ世代だ」という話で盛り上がる。40を過ぎたらブローチ解禁だ。
「ブローチがないとセーターがさみしそう」「セーターにさみしい思いをさせない」など「さみしがるセーター」という新しい概念が生まれた。
あとブローチランクも考えた。ピエロは上級者向け、初心者はカバンにつけるところから、やはりトップオブトップはカメオか、とか。

カメオってなに?

早上がりをして長男を学童に迎えに行く。
冷たい風が強く寒く、手をつないで帰る。
支援級に在籍している彼はまだまだ手をつないでくれる。次男はもうつながない。少しカサついたぷくぷくの手がかわいい。

夜ご飯は子どもリクエストの野菜炒めラーメンと餃子。昨日からにわかにセットメニューブーム。

夫は関西方面出張。
神戸の串焼き(神戸牛なのに一本100円前後)や、ぼっかけうどんの写真が送られてきた。
今日も大好きなドーミーインに泊まるらしい。

寝る前、次男に大事な話をするための間合いを図りすぎて、日記を書く時間が遅くなる。
こういう出来事は親っぽいなぁと思う。

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これでもかと話題を詰め込んでいる回です。たぶん、本当に書きたかったのは冒頭の夢の話と昼休みのブローチ話。でも日記だからな、と日々のことをモリモリ盛り込んでいました(2024.3.11)


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