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黄落期りりしきポニーテール矢を放つ

高校時代、弓道部に所属していました。矢場の片側にはずらっと銀杏の木が立ち並び、秋になると真っ黄色に色づいた葉がはらはらと舞い落ちる。その分秋の季節のお掃除が大変でしたが、そのうち銀杏の実が落ち始めると匂いの方もまた大変なことに。

別の高校に進学した中学時代のの親友が、「弓道部に入りたかったけど、新設校で部自体がなかった…」というのを聞いて、「そんなに面白いのかな」と気になり、入ってしまったという結構いい加減な理由。当時富田靖子さん主演の映画も主人公が弓道部でした。

普段は体操服でしたが、試合が近づくと袴を身につけて的の前に立ちます。髪を束ねきりりと弓を引きしぼる。なかなかカッコいい姿ですが、もともと集中力皆無の性格で、残念ながら腕前の方は大したことありませんでした。

部活が終われば、街中の甘味屋さんへ。まだファストフードなど乱立していなかった頃です(昭和!)。みたらし団子を食べてかき氷食べて最後をお好み焼きで締める…練習時間より甘味屋にいた時間の方が長かったかもなぁ。のんびりした時代です。

適当なのがなかったので、我が家の猫のきりりとした写真を貼っておこう。

#俳句 #エッセイ #暮らし #写真 #秋 #銀杏 #弓道

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