自分の人生のひどく永い言い訳




仕事も何かの言い訳をしながら生きてきた
昔はディレクターになるのが夢だった
映画監督になりたかった。
仕事の最中でも作品を作れと言われて幾度も作ろうとしたし
作りたいと思ってやっていた結局
言い訳かもしれないが会社の中でも一番忙しい部署にいたし本当に寝る暇もなかった
そして仕事に支障をきたしたくもなく最善の道を選ぶべく作品は作れなかった、、。
ずっと否定されるのが怖かったのかもしれない。
ただ、明確なビジョンはあった。
高校生の殺人事件を綺麗に描ける自信があった。

この頃僕はポンジュノの殺人の追憶、中島哲也の告白、園子温のヒミズが大好きだった。

建前上は何か綺麗事を並べてたんだと思うんだけど
結局、社会に警鐘を鳴らす何かを作りたかったんだと今になって思う。
そう作れると信じてた。
そして、それを作ることが自分をも助けることにもなるって知ってた

それから、3年。
先日業界の大先輩に言われた言葉
「お前は全て受け身なんだ。」「攻めの姿勢で行かないとやってけないぞ。」
僕はディレクターの夢を諦め、ADからフリーの制作というプロダクションマネージャーの業務に着いていた。
携わる案件は好きで受けてきた
だけど、どこかベルトコンベア式の仕事にどこか違和感を感じながらも生きてきた。
僕はこれからどうやって生きてけばいいんだろうね。
みんなどうやって自分に折り合いつけて生きていってるんだろうね。
ほんといささか疑問だわ。

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