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人魚姫「パート・オブ・ユア・ワールド」いつかあなたの世界の一部になる、深夜書店。

 苦しくても、ちいさくて儚くても、
 取り戻せない時間、おもいでも、、
 やさしく、ずっと、なにもかもを肯定してやればよかった。
 
 「いつかあなたの世界の一部になる、」って。

 あとになったら自分の不満解消を求めて、苛立たってたにすぎない物事、、。
 追求しては、責めるばかり、
 そんな物事なんて、ど~でもいいことなのを知っていたはずだった。
 
 「深夜書店」、いとおしさを込めて。
 かけがえのないみんなと関わる中で生きる力を取り戻していく実感、
 小さくても細やかな場面への感動を積み重ねていくうちに、
たとえたった数分、ほんの数秒だけでも、やさしい時間を過ごしたくて繰り返し観つめていきたい、
 そんなおもいで。
 刃物を踏んだような痛み、ともないながらも
 踏みしめて歩かずにはいられない想いも、。
 慈しんでくれた、、
 やさしさや筋をとおしてこそに、。
 
 心が壊れるくらいの哀しみがあっても、
 それはすべてが自分が正しくまっすぐと進んでいく生涯への道すじのため。
 
 水中にもぐって泳ぐなら、ねじれて曲がりくねってしまっても進んでいくけれど、、。
 優しい嘘も悪くない。
 夢中になって泳いでた日々もある。

 几帳面で誠実だったくせに、それがどうしようもなく誰かにだけは、、わがままな性格だったことさえ、魅力的な人魚姫と、。

 愛用していたマイバックをていねいにそろえて、たたんでくれた、そんな小さな想い出のかけらにも光をそそぐ。

 色んな可能性や、未来を壊したり
かけがえのないひとの心を傷つけてしまうことを、、
意識していると、。
 溺れたことによって、泳ぎが上手くなっていき、
流れるがままに心身をゆだねることにも慣れるのだとしたら、
 その感覚自体がおかしいことのようにも、
 泳いだ、心がこわれるくらいに、、泳いだ。
 考えるより感じることが大切なのを知っているつもりだったというのに、。

【パート・オブ・ユア・ワールド歌詞抜粋】

Flippin' your fins you don't get too far」
ヒレを動かしたって遠くには行けない
「Legs are required for jumpin', dancin'」
跳ねたり踊ったりするには足がなくては

「Up where they walk」
歩いて

「Up where they run」
走って

「Up where they stay all day in the sun
Wanderin' free」
一日中自由に太陽の下で過ごせる世界

「Wish I could be
Part of that world」
私もあの世界の一部になれたらいいのに

 と、ここは可愛いくて素直なディズニー映画のアリエルの動画で。

動画↓。リトル・マーメイド「パート・オブ・ユア・ワールド 」3分4秒

 眠ってもすぐに目覚めてしまう日々、
寝不足で呆然となって、物事の視点がゆらいだり手につかないことも多くなる。
 で、時間が足りなくなっていくのは、そんなふうにゆらゆら泳いでいるような感覚であるからかもしれない。
 泳ぐ、ってことは。
 刃物を踏んだような痛み、をともなわない、踏みしめて歩かずには過ごせているということではあるけれど、、。

 この世界、
 水面に映しているだけでは、曲がりくねって映ってしまう、
 潜らないと見えない。

 老母の住居のベランダから雨の日にみつめる道。
 車や自転車、ひとが流れるようにすすんでいく景色、眺めてた。
 6月、梅雨の時節だが、雨の日は少ない日々も多かった。
 雨降りは、俺(詩人)の暮らす住居前の花壇への水やりが楽ではあるが、、。
 なにか言いたそうに美しく咲いてくれる花たちへ言葉をかけても返事があるわけでもないけれど、、言葉をかけるみたいに笑み浮かべてるつもり、、。
 俺(詩人)が、花のような笑顔、を映えさせれるか、どうかは知らんけど、、。
 草抜きといった手入れしながら土をいじり、あれこれと気を向けれる者では居てる。
 
 雨にまつわる花。

 紫陽花は雨にぬれてこそ、美しく咲くとか、。

 水中に居るかのような雨降りしきる日が、けして嫌いではない、って。
 心の中で悲しい雨を降らせているからなのかも、
 そんなひとには、
 地上みたいに傘が必要ではなく、
 広い海のような心、器の大きさがあってこそに
 悲しい雨音が鳴り響かない世界をつくりあげれるひとに抱きしめられてこそなのかもしれない、と思った。
 そのひとへは、、
 尊敬と憧れ、つぐなえない複雑な想いまでもないまぜになっている。
 俺(詩人)までが泳いでいては、
 そんな世界を壊しそうにさせるばかりだったから、、。

 「人魚姫」の原作物語では、
 歩くということは、
 痛みを伴いながら歩をすすめていくことだった。

 尾ひれが人間の足になる薬を飲むと、
 刃物を踏んだような痛みが続くという、。
 二度と戻れないし、愛が得られなければ、海の泡と化してしまうというのに、、。。
 それでも、、
 自由に泳ぎまわっていた海中から、大地を踏みしめて歩きださなければ、、
 はじまらない世界へと。
 美しい声と引き換えに、、
 ためらわずに薬を飲み、踏み出していった。

 差し出して失わなければならなかったものは、声だけではない、というのに。

 アンデルセンの原作では過酷で切ない痛みも深淵であるから、
 空とは反対の方向へと
 底の澱(よど)みまでも、みつめてどこまでも、潜っていきたくもなる。

 物語最後の場面とは逆にむかっていくみたいに、。
 
 まごころを尽くして苦しみをこらえ、
 人魚姫は大空の娘たちとともに
 薔薇色の、雲の上にのぼっていってしまうのだから、。

 現実世界のなかであっても、。
 恋して、愛していくことは、儚くて、せつなくて、。
 まっすぐなことを求めるってことは、、。
 物事に、こだわりすぎて哀しみを深くさせる。
 何色かは考えたくもないけど、雲の上にのぼっていってしまうことにつながる。
 遠い、あの日にも感じたことがあったのに、
 詩人で恋人だった面影、と離れなければならなくなった、そんなときのこと、
 ふたりの暮らしのなかで彼女だけの持ち物が、少なかったことを、、
 持ち物が少ないのは、物事にしばられたくないからなのかも、と。

 カナダ⽣まれのシンガー・ソングライター、
 カーリー・レイ・ジェプセンも歌ってる「パート・オブ・ユア・ワールド」
 これを観たとき、わがままな性格だったことさえ、魅力的な人魚姫のことが、かさなった。
 人魚姫としての詩人で恋人だった面影、のことが色褪せたわけでは決してないけれど、、。

動画↓。Carly Rae Jepsen 「 Part Of Your World (英語字幕付き)]」3分39秒

【パート・オブ・ユア・ワールド歌詞抜粋】
「Bright young women
Sick o' swimmin'」
泳ぐのに疲れた輝く女性は
「Ready to stand」
今立ち上がろうとしているのよ
「And ready to know what the people know」
そして人間のことをもっと知る準備もできているの
「Ask 'em my questions」
みんなにたくさん質問をして
「And get some answers」
答えを見つけるのよ

「What's a fire and why does it」
火ってなに?それはなぜ、
「(What's the word?)」
ええとなんて言ったかしら?

「burn?」
そう、なぜ”燃える”の?

「When's it my turn?」
私の番はいつになったらくる?

 
 苦しくても、ちいさくて儚くても、
 取り戻せない時間、おもいでも、、
 やさしく、ずっと、なにもかもを肯定してやればよかった。
 
 「いつかあなたの世界の一部になる、」って。

 あとになったら自分の不満解消を求めて、苛立たってたにすぎない物事、、。
 追求しては、責めるばかり、
 そんな物事なんて、ど~でもいいことなのを知っていたはずだった。
 
 「深夜書店」、いとおしさを込めて。
 かけがえのないみんなと関わる中で生きる力を取り戻していく実感、
 小さくても細やかな場面への感動を積み重ねていくうちに、
たとえたった数分、ほんの数秒だけでも、やさしい時間を過ごしたくて繰り返し観つめていきたい、
 そんなおもいで。
 刃物を踏んだような痛み、ともないながらも
 踏みしめて歩かずにはいられない想いも、。
 慈しんでくれた、、
 やさしさや筋をとおしてこそに、。
 
動画↓。「Part of Your World - Male Version]」3分15秒



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