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前編、酔っぱらう、きれいな飲み方って、深夜書店、。

 所狭しとバックバーに堂々と並べられた、酒瓶の数々、。
 何味で何色なのかもわからないメニューにあるカクテル、。
 それらを注文するのは、なかなかに時間がいることだ。
 当たり前だが、barにはバーテンダーが在ってくれる。
 
 アルコールは強めか弱めか?
 甘い系かスッキリ系か?
 炭酸はあり?なし?
 
 きっとこれだけでも、その日の気分に寄り添い、お好みに合ったカクテルを作ってくれるのだ。
 最低限の情報があれば、バーテンダーはお好みに合ったカクテルを提供してくれる。

 また、酔客を相手にするのには心の広大さは大事な要素だ。心くばりも歳月経て鍛錬されていくのだろう、。そこいらのことからも、バーテンダーは他者への心づかいの在り様としても、存分に感銘をあたえてくれる。
 彼ら、彼女らの所作からは老いも若きもなく、学ぶべきことは多いのだと感じさせてくれる。
 心地よく酔いしれることの何たるかだ。そういった、もてなし感に、いい空間、いいひととき、美酒を嗜むことでの‶酔客〟なりの愉しみも、また広大無限なのである。
 酒、を浴びるほどに飲んでは見境をなくしてしまう者もいる。飲みかたにはそれぞれあるにしろ、なるべくなら他者に嫌な気にさせない飲み方をと、諭される。所作を学ぶかのごとくにbarで酒を飲む、それもまた愉しみにもなる。
 
 幼馴染友人が営むbarが世に存在しなければ、この俺は少なくとも酒とも、最低な向き合い方をする者として生涯が終わっていたかもしれない。いやいや、まだ精進中ではあるのだが、。

 闇夜にも太陽のひかりを注ぎ続けてくれる、bar営む友人と世に出逢えたことに感謝している。

 たとえば、この俺、あれこれの状況下になって知人男性となった者と友情を育んでいく上にも、酒杯を交わすことは年齢かさねるに重要な要素でもあった。
 それまで他の地域や店で幾度か酒杯交わす機会があり、酒が入ると呑まれて豹変してしまう知人がいた。
 その知人男性からは、きれいな飲み方ができるようになりたい、なんてことを懇願もされてた。
 そこで、まずは友人が営むテラス席のある解放的な空間でのんびりランチ・カフェタイム!。
 夜は大人空間のbarタイムに!な。
 見晴らしも最高な店を利用させてもらった。

 なにせ、酒が入ると呑まれて豹変してしまう知人男性だ。酒癖が悪すぎるので、まずはカフェタイム過ごすことからの一歩だ。酒、が入らなければ見た目はまぁ致し方無いが、全然大丈夫だった。素面でも、平気で女性にセクハラできる ‶俺(詩人)〟なんかよりか全然、いい客だ。犬、だの何だのとの冗談にも対応する度量の広さもある。かまってちゃん、気質なのも見た目とのギャップで微笑ましいくらいだ。
 そそ、店の朗らかな笑顔や適度な接客姿勢にも、いい空間はいいひとときを生み出すのだろう。
 詩人、としても心が洗われる心地だった。

 きれいな飲み方ができるように、なんてことを懇願もされてきた。
 確かにこの知人男性がそんな飲み方になれば、こんな俺でも‶懐かしい未来へと〟進んでいく意欲になったのだ。悦ばしいことになる。いいひとときを美酒とともに堪能する知人こそで、あってほしいと願ったのだ。
 そして数日後いよいよ友人が営むこのテラス席のある解放的な空間でのんびりランチ・カフェタイム!、か~ら~の~、夜は大人空間のbarタイムに!、で、見晴らしも最高な店で酒を飲み交わした。

 酒が入ると呑まれて豹変してしまう知人男性だ。
 酒癖が悪すぎることも、だ。
 さすがはいい空間とスタッフ方々の笑顔が支えとなり、知人男性の豹変速度を遅らせていた。酒が入っているのに、まともな知人を鑑賞できることに感銘を受けたほどだった。

 闇夜にも太陽のひかりを注ぎ続けてくれる、bar営む友人がカウンターに立つ店にも上手くいくと足を運べるやも、と思った。
 
 この店、前に昔日の縁がある仲だが、知らない番号でかけたTEL‶着信アリ〟の経緯が小説作にもした。歳月経ての再会が叶った女性と過ごしたことがあった。
 この女性は彼女とは一文字ちがうだけの名前の娘、可愛い女の子の母になって、いい旦那さんと幸せに暮らしていた。
 ‶大切に想う人の家庭を壊すような迷惑な存在には絶対ならない。って。俺、。〟
 ってな想いのままにも、嬉しい再会で女性とは一文字ちがうだけの名前の娘、この可愛い女の子共々に良いひとときを過ごせた店だった。

 そんな話題もしていたことからも、酒が入ると呑まれて豹変してしまう知人男性ながらも「呼んであげたらどう?、近くまでくる用事もあったら帰路にこの店に顔だしたらいい、」との俺への心遣いまでしてくれたのだった。
 確かに、この知人によい印象のないままな、女性ではあった。
 前に短い時間だけ初見した際は知人も素面ながらも、この女性にいい印象与えていなかったのだ。そのくせ、なにか食事なりの機会があれば呼んであげたらいいのだの、あのときは失礼な態度してしまったからお詫びしたいから、などど事あるたびに言ってきてたのだ。
 そんな経緯もラインのやり取りで、伝えていた。
 女性とは一文字ちがうだけの名前の娘、この可愛い女の子にはとても会いたくなる俺だった。なにせ、天真爛漫で性格が若いころの【今現在も充分に若いのだが】な女性にそっくりだ。
 
 あたしを呼んで、大丈夫なん?、
 きれいな満面の笑顔がラインのやりとり文面からも浮かび上がってきていた。娘と一文字ちがい女性は店に来ることで、けっこう朗らかな対応もしてきたので愉快だった。
 この店、この日は女性とは一文字ちがうだけの名前の娘、この可愛い女の子が興味示してやまない、腕毛の濃い店長は、残念ながら休みだった。
 なので、日ごろは経営者友人もカウンターに立つ別店舗barで主に働く、麗しの美人娘さんが店をまかされている日だった。
 全然、残念やないんやないのん?
 娘と一文字ちがい女性は俺のわかりやすい心情なんかをからかったりもしてきたこともあった。
 麗しの美人娘さんは、深夜書店作品にはけっこう登場されているからだ。

 娘と一文字ちがい女性は「はぁ、なにゆうてんのか、よぉわからんし、深夜書店、ってなに?、なにこれ、作文なん?、むつかしい、わ」
 なんてことを言っての小説作ついての評だが、意外と読み込んでくれてたのかと思うとうれしいのだった。

 行方も知らない想いのかけら、。
 探して壊して、みつける生涯はもう終了する。そんな天命を知る。って。

 だが、俺はこの日の最大の作戦を甘く捉えていたのだ。

 酒が入ると呑まれて豹変してしまう知人だ。
 酒癖が悪すぎることも、だ。
 さすがはいい空間とスタッフ方々の笑顔が支えとなり、知人男性の豹変速度を遅らせていた。
 酒が入っているのに、まともな知人を鑑賞できることに感銘を受けたほどだった。

 だが、この俺が知る限りの史上最大ないい店のひとつ、であっても、
 ‟知人男性の豹変速度を遅らせていた〟
 の成果を上げるにとどまるのだ。

 俺はこの日の最大の作戦を甘く捉えていたのだ。
 自身が執筆するところの、深夜書店小説のモデル女性の競演による、甘くとろけるような心地に酔いしれることに詩人の意識は向かっていたのだ。

 ‶闇夜にも太陽のひかりを注ぎ続けてくれる、bar営む友人がカウンターに立つ店にも上手くいくと足を運べるやも、〟
 と思った。
 その思いは、何としてもそうしなければ、とも考えるに至ったのだ。

 酔っぱらう、きれいな飲み方って、、俺は想い馳せていく。
 
 あたしを呼んで、大丈夫なん?、
 ほがらかな、
 娘と一文字ちがい女性の来店を待ち望むことにもなった。

 酒が入ると呑まれて豹変してしまう知人だ。
 酒癖が悪すぎることも、だ。
 知人の豹変速度を遅らせていた状況にも暗雲が漂い始めてきていたのだ。

 着信アリ、。an・an・as、
 夏の時節、薄闇時に女性へと着信音を響かせる。
 申し訳ないながらも、ご来店をせかしたりなんかもしてしまう、俺だった。

 カウンター席、背面いっぱいのガラス張り、眺望は美しい、夜の星空からさしこむ光、麗しの美人娘さんの眼差し、、。

 酔っぱらう、きれいな飲み方って、。この話は後編につづく、だ。
 
 これも、まさに‶深夜書店、って題名、そんな小説作を残したい。〟なのだ。

 どうなる、?。何が、?

 所狭しとバックバーに堂々と並べられた、酒瓶の数々、。
 何味で何色なのかもわからないメニューにあるカクテル、。
 それらを注文するのは、なかなかに時間がいることだ。
 当たり前だが、barにはバーテンダーが在ってくれる。

 アルコールは強めか弱めか?
 甘い系かスッキリ系か?
 炭酸はあり?なし?

 きっとこれだけでも、その日の気分に寄り添い、お好みに合ったカクテルを作ってくれるのだ。
 最低限の情報があれば、バーテンダーはお好みに合ったカクテルを提供してくれる。

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