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Pulsar Audio / Mu レビュー

こんばんは、プラグインレビュー第8回目です。

今回は現在セール中のPulsar Muの紹介をしようと思います。


Pulsar Audio / Mu

公式HP
https://pulsar.audio/mu/

こちらは、ManleyのStereo Variable Mu Limiter Compressoをシミュレートした真空管バスコンプレッサーです。
よくVari Mu (バリミュー)って呼ばれてるやつです。

登場した当初はたくさんの方が絶賛しており、とても話題になりましたね。

一言で表すなら超強力な接着剤と言ったところでしょうか。
公式も"perfect glue"と謳っているほどです。

Vari Muをシミュレートしたものは他社からもいくつか出ていますが、Pulsar Muは使いやすさや音質の面で一枚上手といった感じです。


パラメーター

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中央のDUAL INPUTと端にあるTHRESHOLDでコンプレッサーのかかり方をきめます。
DUAL INPUTを上げるほど色付けが強くなり、THRESHOLDを下げるほどニーがソフトになります。
まずはこの2つでどのくらいリダクションさせるかを決め、OUTPUTを使って音量を調整するのが良いでしょう。

レシオの項目はありませんが、COMPモードだと約1.5:1、LIMITモードだと約4:1になります。

サイドチェインはPulsar Muの中でも目玉機能の一つです。
HP、ベル、ハイシェルフの3種類を使えるので、あらゆるソースに対して最適の処理を行えます。

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画面右上の詳細画面からオーバーサンプリングが使えます。
オーバーサンプリングを使ったときの音色と音像の変化が気持ち良くて気に入っています。

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画面右下にある3つの斜め線のところをドラッグして動かすことでUIの拡大縮小ができます。
シームレスに動くのが良いですね。


使い方

私は基本バスコンプでのみ使用します。
というのも、色付けが強めなのでマスターでの使用はあまりしません。
まぁ曲によっては普通に使いますけどね。笑

ドラムバス、ボーカル以外をまとめたオケのバス、ギターをまとめたバストラックなどで使用すると一体感が生まれて綺麗にまとまります。
例えるなら、別々の場所で演奏している楽器奏者がステージの中央に集まってくるような、そんなイメージです。
かといって音場や天井が狭くなるといったことがないのでスゴいですね、これ。

私が使うときは、初めにINPUTとTHRESHOLDを12時方向に合わせ状態で聞きながら調整します。
-1〜 -3dBくらいで潰してアタックを1〜2時方向に、リリースを3に設定して様子見します。
真空管コンプのように、あまりアグレッシブな使い方はせず自然なコンプレッションを目指します。

MIXつまみがあるのでこちらもうまく活用しましょう。
ボーカルやストリングスのバストラックに挿して-5dBくらいで潰してMIXを20%くらいにして使うことで、マスターバスの前段階での下処理とかる〜い味付けができます。


感想

価格と性能と使いやすさ、どれをとっても悪いところが見当たらないコンプです。

「コンプわからん」って人にこそオススメしたい製品です。

超おすすめです!セールで安くなっているので是非〜〜〜〜

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