図書館の平和を守っていた時のことなど(3)

久しぶりのnote、使い方をすっかり忘れてしまいました。こんばんは、ハッコです。図書館の平和を守っていた時の思い出話第3弾は予告通り?図書館を訪れる人たちについて書いてみようと思います。

図書館を訪れる人について、だいたい記憶に残っている方というのは、すごく丁寧なお礼をいう人とか、笑顔が素敵な人とかではなく、なんでそんなことすんねん!って思わずつっこみたくなるようなことをしちゃう人とかだったりします。その中でも特に印象に残っている利用者の方について挙げてみたいと思います。


印象に残っている利用者①:煮干おじさん

ある日、挨拶とかもきちんとしてくれるとても素敵なおじさまがカウンターに本を返却しにきました。こんにちはーとカウンターの我々スタッフに挨拶をし、リュックをカウンターに置いて「これ返却します」と差し出されたのは本じゃなくてパックに入った煮干でした。わたしも予想外の出来事に動揺してしまったせいで、「ありがとうございます。ってコチラは返却できません」と中途半端なノリツッコミで対応してしまいました。そしたらおじさまは「間違えちゃった☆」と言い、リュックに煮干を戻して本を出しました。ちょっと照れててかわいかったです。図書館の平和を守っていたときの数少ないハートウォーミングなエピソードでした。


印象に残っている利用者②:痴漢

痴漢とは先ほどの煮干おじさんのほっこりさとは対照的な、迷惑な利用者です、まったく。利用者に対して痴漢をする奴もいましたが、スタッフに対して痴漢をする奴もいました。どちらの痴漢も図書館のヘビーユーザーであったので利用者カードを持っており、名前も連絡先もバレバレでした。図書館では悪いことはできません。


印象に残っている利用者③:喧嘩する人

図書館は何事もなければ静かなので、騒がしいとなんだなんだとカウンターだろうが事務所内だろうがスタッフが駆けつけます。ある日、利用者同士が取っ組み合いの喧嘩をしているとの情報があり、館内で書架の整理をしていたのですぐに現場に駆けつけました。利用者のおじさんたちの喧嘩の仲裁に入ったら、取っ組み合いの流れ弾を受けました。この時ばかりは、図書館の平和を守っている実感がいつもの3割増しでした。


ほかにも、なかなかのディープインパクトな利用者の方々がいましたが、とにかく、他の利用者に迷惑をかけず、犯罪を犯さない人であれば、どんな人であれ、図書館的にもオールオッケー!って感じでしょうか。今の仕事は図書館の時のようにいろんな人と遭遇することはほとんどないので、今となってはいい経験だったなと思います。図書館の平和を守っていた日々で、心身ともに鍛えられました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?