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テレビ改革党支部長の主張への補足  <若者が選挙に行っても無駄!…に意義あり!!>の謝辞


〇経緯




〇動画の補足

・「若者が選挙に行けば政治が変わると言ってる人はうそつきだ」

→そう発言しているのは私ではなく西村博之氏。私は「楽観的すぎる」と述べているに過ぎない。なお動画で西村氏は「反論を募集します」と述べているので松浦氏は西村氏に反論を行ってみると良いかも。



・「世の中は一次関数的に動くわけではない」

→同感。選挙結果が有権者の年齢層や政治的ポリシーや棄権率などといった複数の要因に左右されることは論をまたない。確かに西村氏は「有権者が39歳以下なのか40歳以上なのか」のみに重点をおいて上記の主張を語ってしまっているように見受けられる。



・「1位じゃなくてもいい。5位に入ればいい」(動画 10:02 前後)

→地方自治レベルでの話なのか国政選挙レベルでの話なのかによる。地方自治体の議員選挙なら1位以外も当選しうるが(例えば長年「泡沫候補」とみなされていたマック赤坂氏が初当選した2019年の東京都港区議選では、30番目の得票で当選することが出来ている)、小選挙区での選挙では比例代表制による復活当選を除き、1位しか当選できない。


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・ニヒリズム

→松浦氏は「ニヒリズム」という単語を「ニヒル」という意味で用いているが、「ニヒリズム」とは「人間が生きているということに本質的な意味なんてないんだよ」という意味の単語である。

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政治に対して冷めた態度を取っていることは「ニヒリズム」というよりも、「政治的無力感」という方が正確な表現であろう。




・「若くてかっこよくて」 (動画 11:55 前後)

→私は18歳のときに選挙権を得て以降、選挙があるたびに毎回投票しに行っているので、「政治的無力感」とは真逆の状況である。確かに、私の同世代の知り合いの中には政治的無力感に陥っている人が何名かいるのだが、彼らは、有権者意識がそもそもなかったり、子供のころに「悪夢のような民主党政権」を目撃し、政権交代に期待感を持てなかったりしているがために、そのような心理に陥っているに過ぎず、「政治なんて意味がない」と話すことをカッコいいと思っているがために政治的無力感に陥っている訳ではない。




・「ニヒリズムで動いても世の中は動かない」 (動画 12:10 前後)

→同感。政治的無力感にとらわれたまま暮らしていても世の中が好転することはないだろう。政治に無関心でいられる人はいても、政治と無関係でいられる人はいないのだ。



・「世の中そう簡単ではありません。楽な方に行きたいならどうぞ」 (動画 14:50 前後)

→同感。膨大な数の要因が複雑に絡み合うことによって進んでいく社会を分析し、良い方向に変えていくにあたっては、正確な事実認識と論理的思考力が必要となる。適菜収氏が述べているように、陰謀論は思考のショートカットに過ぎないのである。





〇最後に

昨日、筆者はわざわざ動画をアップして下さった松浦氏への感謝として「1コメです!」というコメントと本記事の「動画の補足」の文章のコメントを載せたのだが、「1コメです!」というコメントのみが載っていて、「動画の補足」の文章は載っていないままである。仮に、松浦氏(orテレビ改革党のスタッフ)が意図的に「動画の補足」の文章を公開していないのなら、「テレビ改革党って自分らにとって都合の良い声しか見聞きしたくないのかな」という話にもなりうるだろう。

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( ↑ 2021年5月28日21時38分現在の状態 )




〇参考

西村博之氏の主張に賛同する人を「頭悪い」と述べる松浦氏。







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