「ほめて伸ばす」という言い方は正しくない気がする


何年か前、D・カーネギーの『人を動かす』を
読んで感化されちゃいまして、

以来、すっかりほめることがクセになって
ほめるの大好きなんですけど

本屋で教育に関する本のコーナーに行くと

「人はほめられて伸びる」という考え方と
「人は叱られたとき成長する」とで

侃侃諤諤の議論が巻き起こっていますよね。

きっと誰しもどっちも経験あるので
両方正しいんでしょうけれど

しかしながら

よく言われる「ほめて伸ばす」という表現って
どうなんだろうなと思うんですよ。

「ほめて伸ばす」ってある意味、

ほめることによって自分がいいと思う方向に
相手を動かそうとするみたいな
ニュアンスがあって

ほめること自体がメインじゃなくて
ほめることはただの手段にすぎない
みたいな感じがするんですよね。

やはりほめることって

純粋なプレゼントだと思うんです。

相手のいいところや優れたところを
ひろってあげてそれを言葉で伝える。

その行為の背後に何か目的があるわけでもなく
何かの見返りを期待するわけでもなく

ほんとに挨拶みたいな気軽さでする
さりげないものなんじゃないかと。

たった一言、そういう言葉があるだけで
その場の空気が面白いくらい変わるから

やっぱりほめることの力というのはすごいものです。

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