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「NFT」である必要性- vol.1「NFTだからできる」ことはまだ浸透していない

ご覧いただきありがとうございます。
私はデザイナーや企画を行なっている30代男性です。
は20代で、美大卒、元々デザイナーをしていました。

そんな私たちの家庭では現在、妻が会社を退職し、NFTクリエイターとして活動しています。
私のnoteでは
・これからNFTを始めようと考えていらっしゃる方
・NFTで思うように結果が出ない個人クリエイター様
に向けた発信を行なっていこうと考えています。

本記事は、やや「NFTで思うように結果が出ない個人クリエイター様」のお力になれればと思い書きました。

「NFT」である必要性

昨年に比べて頻度は減りましたが、それでもたまにタイムラインで見かけるのが「それってNFTである必要あるの?」というやり取りです。
私もサラリーマンなので、そういう発言をされる方はきっと会社で似たような詰め方されてるんだろうな、、なんて思って見ています。

冒頭にも申し上げた通り、私の記事は個人クリエイター様向けです。
個人クリエイター様にとっての「『NFT』である必要性」について考えて見たいと思います。

①「NFTだからできること」はまだ浸透していない
②「NFT」自体を知る
③選択肢としての「NFT」

この3本立てとし、本記事は①について記します。

①「NFTだからできること」はまだ浸透していない

想像できるだけでも、NFTだからできることはたくさんあります。
例として、NFTのたくさんある特徴の中から2つだけ取り出してみます。
・そのデータが本物であることが証明されている
・流通経路を調べることができる

これだけで、チケットの不正転売を防止することに役立つことが容易に考えられます。
ただし、現在は浸透していません。
どれだけ優れていても画期的でも、浸透させるには膨大な時間と費用が必要になります。
それに、いざやってみると予定外の問題が発生することはつきものでしょう。

この一例からもわかるように、NFTの大義名分が仮にあっても実現までの道のりは果てしないのです。

それを1人の個人クリエイターに置き換えて見た場合、
そのシステムの構築と説明と浸透に大きな時間と労力を要します。
例えば、「『特典チケット』をNFTで配布し、それ自体を販売しても良いし、使用することでクリエイターに何か依頼できる」ものを考案したとします。

クリエイターの特典チケット総合販売所があるならまだしも
個人のクリエイターのマーケット(例:Opensea)でチケットを販売しても、残念ながら中々売れないでしょう。
そのチケットを取り巻く環境にどんなに画期的で楽しいシステムが構築されていたとしても、です。共通認識がないものは大変です。
それを説明し、理解してもらい、賛同してもらうところまで進める必要があり、システムとして循環させるにはその母数をどんどん増やさなければなりません。

そういったマーケターやプラットフォーム運営を目的とされる方なら全く問題ありませんが、ここの主語は「個人クリエイター」です。
絵を描き、世に羽ばたかせたい方がこのようなシステム構築に時間を割くのは少し勿体無い気がします。
それをやりたいなら止めませんが、考えるべきことは多いでしょう。

話を戻します。
「NFTだからできること」はまだまだ浸透していません。
仮想通貨自体がまだまだ浸透しているとは言えないのですから、当然です。
「NFTだからできること」はまだ一般層にとっては重要度が低いのです。
一般層といっても、現時点でNFTに触れている時点で十分以上に勉強熱心であり、とてもすごいことだと思います。

私の意見としては
個人クリエイターである皆さんのターゲットが
フロンティア精神に溢れる仮想通貨最前線の方でもない限り、一旦は切り離して考えて良いのではないか
、と思っています。
言い換えれば
皆さんの支援者が、個人クリエイターである皆さんに対して求めていることなのかどうか、NFTに固執しない冷静な判断が大切だと思います。

きっとこれから、「いい感じのサービス」が色々出てきます。
(他力本願でスミマセン)

その時に存在感を発揮しながらそこに参入できるように、
今できることで実績をつけておくのが良いのではないかなと思います。

NFTだからできることはまだほとんど生まれていないし、浸透もしていないのですから。

個人的には2021~2022年頃の、個々が思い思いにチャレンジした環境も好きでしたが、今ほとんど見かけなくなったことをひとつの結果として受け入れる必要があると捉えて本記事を作成しています。

本記事は、今頑張っているクリエイター様を否定するものではございません。
もし迷っているなら、こういう考え方もありますよ、というように受け取っていただけますと幸いです。

②「NFT」自体を知る
③選択肢としての「NFT」
については後日ご紹介させていただきます。


本日のトップ画はこちら。

SEITENTAISEI-斉天大聖-


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