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村上隆さんの芸術に触れて

ご覧いただきありがとうございます。
私はデザイナーや企画を行なっている30代男性です。
は20代で、美大卒、元々デザイナーをしていました。
そんな私たちの家庭では現在、妻が会社を退職し、NFTクリエイターとして活動しています。

私のnoteでは
・これからNFTを始めようと考えていらっしゃる方
・NFTで思うように結果が出ない個人クリエイター様
に向けた発信を行なっていこうと考えています。

村上隆さんの芸術に触れて

先日、村上隆さんの もののけ京都 展に伺いました。
その感想文を記したいと思います。

私はこれまで村上さんの本や記事をいくつか拝見してきました。
特段、大ファンということではないのですが、
先駆者として道を切り拓かれた方の思想に触れたいと思ってのことです。
CLONE X等、NFTにも取り組んでらっしゃいます。
展示を見たのは今回が初でした。

これまで拝見した本や記事、そして今回の展示会それらを入り混じらせた私なりの解釈のnoteとなります。

◾️村上さんのマネジメントにおける"査定基準"は明確

それは、「セカンダリーマーケットに耐えられるかどうか」です。
NFTが世に生まれる前からこのお考えを持たれていました。

「最初に、好きだと思ってくれる人に買ってもらうだけでは、そこで止まってしまう」

まさにその通りです。
それで良い、と考えるか否かはクリエイター毎の判断です。
そして
「興味を抱かせて、楽しませて。引き込んでいく」
言うは易しなのも理解しています。

そして
「アーティストの延命のためには、価値が何倍にも跳ね上がったときにその評価にちゃんと追いつける内容にしておかなければならない」
とも述べています。

遥か高みにおられる方のお言葉であり、最初からどこまで目指すかというところもありますが、それもひとつの西洋美術の文脈ということなのでしょう。

展示場では、額装された村上さんの直筆サイン入り版画や印刷物が11万円から販売されていました。ほとんどが売り切れていました。
この販売価格と、その完成度には上記の信念を垣間見た気持ちになりました。

そんな村上さんは「宝の手に入れ方」をこのように述べています。

①興味のある表現分野を探し、徹底的に学ぶ
②その分野に興味を持ち始めた理由を探す。行き止まりになるが、原因を究明する
③究明が終わるとそれが本当に興味のある分野なのか怪しくなっているので、興味のある表現分野がどこにあるのか何度も検証し直す
④興味の検証を終えて歴史を徹底的に学ぶと、方向性(宝の地図)が見えてくる
⑤地図を解析する勉強に励み、資金を整えて、航海を始める

興味と勉強なのだな、と思い知る次第です。
これはクリエイターに限ったことではないとも痛感します。

事実、展示会では全ての作品に解説がついているわけではありませんでしたが
ものすごいこだわりを作品から感じ取ることができました。
普通はこうしない、とか
わざわざこれをつけてる、とか
そういった「こだわりの糸口」から、私は考えざるを得ませんでした。
まさに
「興味を抱かせて、楽しませて。引き込んでいく」
確かにな、、と感じ入った次第です。

裏側に多数の論理や技術、テクニックがきっとあったのだろうと思いますが
正直僕にはその手法の1%も理解できていないと思います。
でもやはり、「なんだこれは」とミクロで見てマクロで見て、
少しでもその思考に触れたいと思ったのは間違いありません。

マクロはより単純な方が引き込まれやすいのもすごくよくわかりました。
単純なもので引き込むのもまた難しいことなんだと思います。

その上で「スーパーフラット」として
日本画を学ばれてご自身の再解釈を交えて表現し切る。

長々書いてしまいましたが
私の感想をまとめるとこうです。
「近道はない。しかし回り道での興味と学びが自身を構築する。」

いつもに増して拙い文章でございました。
ありがとうございました。


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