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心理学検定キーワード第2章【学習・認知・知覚】2.3-2(行動療法後半)★★

スモールステップの大切さ

昔の私は、目標だけ無茶苦茶大きくて

ダイレクトにそこに向かっていたため

達成はおろか、基礎の基礎まで出来てないとか普通にありました。

無謀という言葉が一番しっくりくるかな。

とにかくコツコツと一からやるのが嫌い

努力とか鼻で笑うレベルの糞人間でしたw


今となっては正直そんなことしてた自分の過去を

消し去りたいくらい恥ずかしいですw

情けないというか。若いでは済ませられん位酷いなとしか思えないです。


このまとめの記事も40日連続投稿となりました。

コツコツすることを馬鹿にしていた人間とは思えないくらい

毎日の投稿に喜びを感じて

むしろ毎日コツコツ小さいところから継続することこそが正義

まあ、人はここまで変わるのかと

しみじみ思いながら記事を書いております。


努力を馬鹿にしていた自分が、コツコツ継続することの喜びややりがいを感じるまでの過程をすっ飛ばしてますが

またそれはコラムで書こうかなと思います。

「継続こそが正義!」

そのためには継続できるだけの小さなステップに分割して考えるべきです。


本日のテーマである行動療法の中に

スモールステップを大切にしている方法があります。

普段の生活に取り入れるだけでも

人生はより豊かに楽しくできるのではないかと思っています。


では、そろそろ行きましょうか

本日も、まとめのほうはじめていくぅー


→オペラント条件付けに基づく行動療法

さっそく紹介していきます

①トークンエコノミー法

②シェイピング省

③タイムアウト法(キーワード集にはないです)

まずはこの3つをしっかりとおさえます。


①トークンエコノミー法

この方法は

好ましい行動をしたらトークン(代用紙幣)を与え、後でお菓子などと交換することで、好ましい行動を強化していく方法です。

トークンの代わり好ましい行動をしたら

好きな行動を許すという強化方法もあります。

「お母さんの言うことを聞くと、ゲーム1時間できるよ

とかですね。

これはプリマックの原理(次回以降に出てきます)というものに基づくものです。

プリマック(Premack)

「より生起確率の高い行動はより生起率の低い行動を強化する」

と難しいことを言いましたが

「好きなことは嫌なことを強化できるよ」と言っているだけです。

先に嫌な事をさせて、そのあとに好きなことをさせる

嫌なことしても、後で好きなことできるし頑張るかーって気持ちになってくるということです。


②シェイピング技法

オペラント条件付けのまとめで少し説明していますが

強化と消去を繰り返す方法でしたね。

シェイピング法は、一度に達成することが難しい目標に対して

細かい達成目標を設定し、達成のたびに強化することで

徐々に目標に近づけていく(スモールステップ)方法です。

例としてよく出てくるのが

不登校の子供に対するシェイピングの活用です。

いきなり子供に明日から学校に来い!というのではなく

まずは

・登校できる時間に起きることから始めてみよう

・とりあえず、制服に着替えてみよう

・制服に着替えて玄関まで行ってみよう

・登校時間に散歩に出かけよう

・校門まで行ってみよう

というように、一つ一つ小さな目標を立てて

できれば次のステップにというように

段階を踏んで目標に向かっていくという方法です。

ポイントは先ほどから何度もいっているように

スモールステップで行うこと

それ以外にも

スモールステップクリア毎ご褒美などで強化していくことでモチベーションを維持すること

目標が大きいほど、細かくスモールステップに分ける事

・目標は「~しないようにする」という否定的な言葉よりも「~する」という肯定的な方がいいです。


③タイムアウト法

この方法は

問題行動が起きたときに、一時的にその場から引き離すことで、問題行動を強化する刺激から遠ざける方法です。

子供が、他の子供に危害を加えた場合など

一時的にその場から移動させ、一人にさせることで落ち着かせる

いわば、物理的に悪循環を断つということですね。

怒りの感情を制御するためにその場を離れるという

アンガーマネジメントの技法としても使われています。

ポイントとしては

・刺激から物理的に引き離す方法である

・罰ではない

・子供に行う場合は恐怖を植え付けないように穏やかな対応を心掛ける

・長時間引き離すことはせず、長くても10分くらい

ってところでしょうか。


上司に怒られてイライラした感情を

トイレに行って落ち着かせるのもタイムアウト法になりますねw


→上記以外の技法の紹介

上記の代表的な技法以外にも何個かありますのでサクッと紹介します。

①バイオフィードバック

②段階的モデリング(観察学習)

③セルフモデリング(観察学習)


①バイオフィードバック

この方法は

発汗、心拍、皮膚温度などの自律神経系の反応脳波、α波を測定器でモニターしてそれをフィードバックすることによって

自分の生理的反応を理解コントロールする方法を自分で見つけさせるという方法になります。

実際に自分の身体に起こっていることを確認できるわけです。


②段階的モデリング

キーワード集の言葉をそのまま借ります

単純な行動から目的とする行動まで段階的に近づけていく技法です

引っ込み思案の子供に

同じ引っ込み思案の子供が、友達とかかわりあう段階を少しずつ増やし

最終的にグループで楽しそうに遊ぶまでの過程をビデオで見せて

同じよう用にふるまえるように促すというものです。

同じ立場の人間

徐々に良くなっていく姿客観的に観察することで

自分も同じようにできるんじゃないかと、実際にやってみるというものですね。


③セルフモデリング

この方法は自分自身が望ましい行動をしている所を編集で集めて

ビデオで見せることで、自分は望ましい行動ができるんだという

自己効力感をもち行動に移すことができるという方法になります。

いわば、自分のファインプレー集を何回もみて

できる!やってみよう!となるわけですね。


以上、本日のテーマである

オペラント条件付けの行動療法まとめでした。

特にシェイピングなどは療法といっていますが

スモールステップに設定して目標に向かって行動するということで

普通に自分でもできそうですね。


次回は強化と罰ということで

今回の内容とまたかかわりがあります。

次回も量が多いので前半と後半に分けるとおもいます。


それではまた次回に!
















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