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心理学検定キーワード第6章【神経・生理】6.18(脳の可逆性②:バイオフィードバック、ブレインマシンインターフェイス)★★

6章も折り返しです。

はやいもので6章も折り返しですね。

8月の心理学検定に向けて、勉強を始めている人も多いかもしれません。

大切なのは毎日コツコツことやること

勉強しない日というのを作らないことだと思います。

同じことの繰り返しです。

それで知識、記憶を定着させます。

できれば試験までに全部終わらせたいところですね。

さて、本日は脳の可逆性の②

バイオフィードバックとブレインマシンインターフェイス

早速やっていきましょう。


→脳の可逆性:バイオフィードバック

バイオフィードバックというのは

普段は知覚しえない個人の生理的反応を電子機器やコンピュータを媒介して知覚可能な刺激に変換し、本人に呈示(フィードバック)することによって心理的、生理的状態の自己調整を促進する手続き

の事をいいます。

また、訓練の後、調整レベルや調整方法があらかじめわかっている場合は

本人に呈示することなしに心理的、生理的状態が制御可能になります。

これはフィードフォワード制御と呼ばれます。

それに対して前者はフィードバック制御と呼ばれます。


制御できる反応は

心拍、皮膚温度、皮膚電気反応などの自律神経系の活動ばかりでなく

筋電位活動、脳波などの中枢神経系の活動もバイオフィードバックの対象になります。


また、生体内外の情報のフィードバックという概念に重きをおいて個人をとらえる考え方を

サイバネティックスとよんでいます。

バイオフィードバックは人以外の動物に対しても行うことが可能です。

バイオフィードバックの原理を利用したバイオフィードバック療法では

不安や緊張の除去のほか、リラクセーション、片頭痛や高血圧、喘息、吃音などの改善が行われています。


→ブレインマシンインターフェイス

脳波について

自分がどのくらいα波を出しているか等は本来知覚することができませんでしたが

バイオフィードバックでα波の出現を自己調節できるようになり、認知機能も向上します。

さらにこの技術は脳波を解析して機械との間で電気信号の形で出入力するためのプログラムや機器の開発にも適用されています。

これはブレインマシンインターフェイスと呼ばれ

様々な分野への応用が期待されています。

例えば

全身まひになった人がコンピュータ画面上でマウスポインタを使用したり

文字を入力したりすることをが可能になります。


以上、本日はバイオフィードバックとブレインマシンインターフェイスについてでした。


次回は脳機能測定法です。

それではまた次回。

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