心理学検定キーワード第3章【発達・教育】3.14(知能と学力)★★★
IQテストしたら115とかでした
至って普通です。
普通よりちょっと上くらいですね。
ひらめきというか、図形の問題が比較的得意のようです。
色付きの展開図とかよく出てきますねw
後は法則を導いて答えを出すとか
深く考えれば考えるほどできなくなっていきます。
今日のテーマは知能と学力という事で
知能の種類や、知能と学力の関係を見ていきましょう。
それではまとめの方はじめていくぅー!
→知能の種類について
知能については多くの異なった定義があります。
主として推理能力,新奇課題への理解と対応,知識量およびその運用力,概念化能力などが含まれる。また,社会的能力・対人的能力も含まれるとする考えもあります(コトバンクより)
人によってそのとらえ方が違うからです。
知能検査で有名なビネーは
知能を「個々の能力の寄せ集めではない一つの統一体」と考え
ウェクスラーは
知能を「総体的能力」ととらえました。
また、キャッテル(Cattell,R.B.)は
知能を2つに分け
・流動性知能:情報処理能力などの新規場面に適応する能力
・結晶性知能:過去の経験によって蓄積。年齢の影響を受けない。
としました。
→アンダーアチーバーとオーバーアチーバー
一般的には知能が高いと学業成績は高いという相関関係があります。
その一方で中には
知能に対して著しく学力が高い→オーバー・アチーバー
知能に対して著しく学力が低い→アンダー・アチーバー
人がいます。
これらを判断するのに
主に回帰成就値が用いられます。
・回帰成就値=学力偏差値-知能偏差値
で、プラスであればオーバー、マイナスであればアンダーと判断できます。
オーバーアチーバーについては
精神的側面が健全かどうかに注意が必要といわれています。
精神的な育ちが伴わない場合は、学習意欲がなくなったり、友人関係等の問題で不適応を起こす可能性があります。
著しく学力が高いと、周りとの差が激しく、本人としては物足りなさとかを感じるのかもしれません。
一方アンダーアチーバーについては
自尊感情や、社会的スキルをはじめとする適応性の発達に課題を抱える傾向があるとされています。
また、努力も能力も固定的なため
学業の失敗が努力不足の為ではないと考える傾向にあります。
→学力観について
ここで、学力についてですが
学力とは一般的に
学習によって獲得された能力の事を言います。
学力にたいする考え方(学力観)は
社会的、歴史的背景によっても異なります。
国も違えば文化も違いますからね。
OECD(経済協力開発機構)の加盟国を中心に行われた学習到達度調査というものがあります。
学習到達度調査(Programme for International Student Assessment)の
頭文字をとって「PISA型学力」といわれています。
これはインターナショナルなので国際的な基準になります。
一方で日本においては
文部化科学省が
「生きる力」をはぐくむこと
そして、生きる力の知の側面については
「確かな学力」という言葉を用いて表現しました。
確かな学力とは
「基礎・基本を確実に身につけ、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」(文部科学省)と定義されています。
そして、学力の重要な3つの要素として
①基礎的・基本的な知識・技能の習得
②知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等
③学習意欲
があげられています(文部科学省)
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・ビネーの知能:統一体
・ウェクスラーの知能:総体的能力
・キャッテルは知能を流動性知能と結晶性知能に分けた
・流動性知能:新規対応知能、年齢が上がるとこの知能は衰える
・結晶性知能:過去の蓄積された知能、年齢の影響を受けない
・知能に対して学力が高い→オーバーアチーバー
・知能に対して学力が低い→アンダーアチーバー
・OECDの学習達成度調査→PISA型学力
以上、本日は知能と学力についてでした
次回はビネーとウェクスラー完結編です。
それではまた次回
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