心理学検定キー7ワード第4章【社会・感情・性格】4.27(パーソナリティの一貫性・統一性)★★
第4章これにて完結!
どうも、クローンです。
本日のまとめで第4章完結!
後は5章が終わればA領域は終わりです。
本当にお付き合いありがとうございます。
そして、これからもまだまだ続きますのでよろしくお願いいたします。
本日はパーソナリティの一貫性・統一性です。
それでは、まとめの方はじめていくぅー
→パーソナリティの一貫性・統一性①
パーソナリティの「一貫性」については側面が二つあります。
継時的安定性:人が時間を超えて安定した特徴を持つこと
通状況的一貫性:人の行動がさまざまな社会的状況を超えて一貫性を示すこと
の2つになります。
継続的安定性については多くの研究が支持的な立場ですが
通状況的一貫性は理論的な立場によって異なり
ミシェルの批判をきっかけにして、人間‐状況論争(一貫性論争)の主要な論点になりました。
そして、新相互作用論と呼ばれる立場を生み出しました。
→ミシェルの主張
ミシェルは特性論や精神力動論に対して批判的な立場をとっています。
理由として
・特性論や精神力動論の性格概念が、行動から仮説的に構成されているにも関わらず、肉体実験として扱われてきたこと
・質問紙法や投影法による測定結果と現実の行動評定との相関が低い
という点でした。
社会的学習理論の立場から、通状況的一貫性に疑問的です。
一方で特性論を主張する立場の研究者は
通文化的安定性や特定の遺伝子説明率の大きさを根拠として特性の実在性を主張するようになりました。
→90年以降のパーソナリティ研究
90年代のパーソナリティ研究では様々なアプローチを統合して
パーソナリティを統一的に把握することの重要性が主張されていました。
ここでもミシェルがでてきますが
ミシェルはパーソナリティのアプローチを
・特性レベル
・生物学・進化レベル
・精神力動・動機づけレベル
・行動・条件づけレベル
・現象学・人間学レベル
・社会・認知論レベル
の計6つのレベルに分けて、これらを統合する視点としての
認知‐感情システム理論の重要性を論じています。
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・パーソナリティの一貫性は継時的安定性と通状況的一貫性がある
・ミシェルの通状況的一貫性の批判によって新相互作用論が生み出された
・ミシェルは特性論や精神力動論に対して疑問を抱いている
・ミシェルはパーソナリティのアプローチを6つのレベルに分けている
・ミシェルとショウダにより認知‐感情システム理論が提唱された。
以上、パーソナリティの一貫性・統一性についてでした。
次回からいよいよ第5章!臨床の分野に入っていきます。
また、明日明後日8日9日はお遍路旅に行きますので
この二日だけは遍路の報告だけにしますwすいません。
それではまた次回。
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