多くの人は何かに憧れ、誰かに憧れ、

そこにたどり着けるように努力を重ねていきます

憧れのスポーツ選手
憧れの芸能人
憧れの学者
憧れの経営者

ああなりたい、こうなりたい、

何かに憧れ、目標としていくということは

とても素晴らしいことだと思います

誰しもが必ずそのようにして、
目標を見つけ、努力し、憧れに近づいていく、
時には追い越していく

でも、時にはそのことが自分自身を
傷つけることがあります

こんなはずじゃなかった

どうして私はこんなにできないの

どうして…どうして…と

浄土真宗のご本尊である阿弥陀仏という仏は、

そんな、何者かになろうとする私たちに

「そのままでいいんだよ」

とささやいてくれています。

何者にもならなくていい、できなくてもいい、

あなたはあなたで尊いじゃないか

もしかしたら、誰もあなたのこと見ていないかもしれない。

でも、阿弥陀さんだけはあなたのことを、見てくれています。
決して見捨てない。

そんな阿弥陀さんの心を

摂取不捨(せっしゅふしゃ)

こう言います。

竹中智秀という先生の言葉を借りれば、

「えらばず、きらわず、みすてず」

これが阿弥陀仏の心です。

私たち人間の心はいつも、

えらび、
きらい、
みすてる、

そんな心です。

阿弥陀さんの心は正反対

あにたは、あなたのままでいいんだよ

そのままで尊いんだよ

そのように見守ってくれている

と教えられています

だから、誰かとくらべることなく、
あなたはあなたの人生を生きてください