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超ヤバい心理学!政治家ならみんな使っている、簡単に人を洗脳するメンタリズムテクニック

メンタリズムを学んだことがある人なら誰もが知っていますが、実は政治家はみんなメンタリストだったりします。

あるいは彼らの側近、ブレーン(脳みそのように指令を送っている人)の中にメンタリストがいます。

政治をするには、どうしても大衆や周りの人を扇動するスキルが必要です。これは民主主義の国でも独裁主義の国でも同じことです。独裁国家のリーダーであっても、側近たちや自分の部下の信頼を勝ち取り続けていないと組織を運営できないのです。

なので、会社員をうまく働かせている起業家や経営者の中にもメンタリストはいます。彼らは人の心がどう動くのかを理解しているので、多くの人を実際に行動させて事業を運営できているのです。

こう聞くと、なんだかメンタリズムが身近なものに感じませんか?

世間では「メンタリズム=手品のようなパフォーマンス」という認識が多いのですが、実際にはメンタリズムとは、「イズム - ism」という言葉が表すようにイデオロギー(思想や信念)の意味合いがあります。

「資本主義」や「民主主義」と同じジャンルですね。

なので、メンタリズムを日本語に訳すと「心理主義」という言葉になり、「世の中を動かしているのは、人の心だ。だから人の心を中心に物事を考えて、起きている問題を解決していこう」という考え方が元になっています。

パフォーマンスは、その思想の一部に過ぎません。

なぜメンタリストがパフォーマンス技術を身につけてきたのかというと、私たちは視聴者として自分の目で見たり、参加者として実際に挑戦した方が、物事がよく理解できるからです。

つまり、「人の心を動かす技術や知識=メンタリズムテクニック」となるのですね。だからパフォーマンスはメンタリズムの一部であり、政治もメンタリズムの一部となるのです。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、このメンタリズムのテクニックを使って、政治家が私たちの心理に影響を与えて得票率を上げているという研究結果がすでに出ています。

そのテクニックとは、「選挙カーで候補者の名前を連呼する」というものです。

拡声器を使って候補者の名前を連呼する、実はたったそれだけで得票率がグーンと上がるのです。

2017年に関西学院大学の社会心理学者である三浦麻子教授が、議員候補者の行う選挙活動が有権者に与える心理的な影響について調査しました。この科学的な調査は、実際に日本の地方選挙時に行われたものです。

そしてこの調査の結果、選挙カーによる繰り返し演説を行うことで候補者の得票率が上がるという心理効果が見つかったのです。

これをさらに詳しく調べてみると、選挙カーが引き起こす騒音の大きさとの距離の近さによっては影響力の強さが変わることがわかり、最悪の場合には特定の候補者への得票率が2倍にも増えるということがわかったのです。

つまり、距離の近いところで、大きな声で政治家の名前を連呼されると、私たちはその政治家に自然と投票するようになるということです。


この事実だけでも十分に危ないと思うのですが、さらに恐ろしい事実は続きます。

有権者に候補者について聞き取り調査したところ、確かに得票率は上がっていたけれどその候補者への好感度は全く変わっていなかった!ことがわかったのです。

つまり、すぐ近くで騒音並みの大きな音で政治家の名前を叫ばれると相手のことを好きなわけでもないのに、意見に積極的に賛成しているわけでもないのに投票しちゃうようになってしまうのです。

それだけ私たちはよく聞く情報に流されちゃうんですね。自分たちの気づいていないところで。恐ろしいですね。。


この心理効果を考えると、たまに自分を指すときに自分の名前を言う人がいますが、これも相手の心理に影響を与えているのかもしれないですね。

というわけで、私も今日から「ちょっぺ〜はね、」と発言するたびに自分の名前を付け足しておいた方がいいかもしれないですね🤔

ちょっぺ〜はそう思います。

参考文献
・危険!騒音レベルの高い選挙カー演説には洗脳効果がある!

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