私は、Kindle UnlimitedというKindle書籍の読み放題サービスに登録しているのですが、その中で気晴らしに読んだ『壇蜜×西原理恵子の銭ゲバ問答「幸せはカネで買えるか」』が面白かったので紹介していきます。

読み放題に登録していれば無料で読めるので、気になる人は読んでみてください。

Twitterでも少しつぶやきましたが、紹介したい話が多かったのでここで再喝します。以下が私の感じた面白ポイントです。

私が今まで男性にもらったプレゼントの中で、一番うれしいのは精子です

さすが毎日かあさんを冠する方です。母親になった方は共感できるかもしれません。

というかここまで言い切れる母親はカッコイイですね。逆に男性が、「彼女のからの贈り物で一番嬉しかったのは卵子だ」と言ったら、もっとロマンチックなこと言えよとツッコまれそうです。そんなことないのかな？笑。

お子さんとしても、自分の親がこんなこと言ってたら「おいおい、直球すぎるだろ」と思いつつも嬉しいと感じるでしょうね。愛の溢れる発言だと思います。

あ、言い忘れましたが、本書は（というか西原さんの話は）精子どころかチンコやマンコも出てきます。しかも序盤の割とすぐに笑。まぁ、あんまり気にしなくていいと思います。下ネタは、緊張をほぐしたり相手との距離を縮めるのに役に立つので。

女の怒りはポイントシステムですから、軽い一言でキャッシュバックが始まる

よく言われることですが、女性は昔のことをよく覚えていて、その記憶力の良さから男女間のストレスも累積しやすい傾向があります。

また、女性は脳梁と呼ばれる右脳と左脳を繋ぐ神経が男性よりも発達しているために物事を抽象的に捉える能力に秀でています。つまり、AとBといった別の物事でも共通点を見出しやすいのです。

女性はこの能力が高いために、男性の悪い振る舞いに対するストレスが蓄積されていき、あるとき突然噴き出します。

男性からしたら突然のことなのでパニックに陥りやすいのですが、そんな時は「キャッシュバックキャンペーンが始まったんだな」と思えれば、冷静さを取り戻すのに役立ちます。しかも面白い言い回しですよね笑。

自分がどんな異性にモテるか分析をして、傾向と対策を練りましょう

これ、意外と大事かと思います。恋愛においても経済的行動においても、市場の調査は重要です。性格が「当たって砕けろ」の起業家タイプなら別ですが、そこまでポジティブになれないのなら市場の調査を始めて自分の需要を確認する必要があります。

特に恋愛は、自信がないと相手に声すらかけれないという点で、自信勝負みたいなところがあるので、需要の把握からの自信作りは大切です。

ネガティブ思考の罠の中で厄介な「過度な一般化」というものがあるのですが、これを防ぐのにも市場の調査は役に立ちます。

過度な一般化というのは、例えるなら、1人の片思いの相手に振られたらすべての異性に嫌われていると感じる、といったものです。少ない事例から見つかった事実がすべてだと思い込んでしまうのです。

なので、自分がどんな人にモテるのかを把握できれば、「こんな時はうまくいく」「こういう人とはうまくいく」ということが理解できて合理的な判断のもとで冷静に恋愛を進めることができるようになります。

不安傾向の高い人や心配性な人ほど、この過度な一般化をしやすいので市場調査が役に立ちます。

イライラしたらその気持ちを金額に換算する

これ、すごい心理テクニックです。本書の中でも一番おすすめの箇所です。

実は、感情の数値化というのは気持ちをコントロールする上で重要であることがわかっています。客観的には捉えにくい感情を数字に置き換えることで一歩引いた目線で自分の状態を見定めることができるようになるのです。

なので、これはイライラに限らず、不安な気持ちやストレスを感じた時に実践してみると良いです。ネガティブな気持ちを数値化するだけで、客観的に自分を見つめることができて冷静になれます。

この不安のコントロールに関する話は結構なボリュームになるので、またいずれ書いていこうと思います。それまでは上記のつぶやきの内容を参考にしていてください。

といったところで、今回は終わります。

心理学本のおすすめはこちらの記事（有料）でしています。

参考資料
・好き好きビームがダメな心理的理由。好きだと言い過ぎると嫌われる法則
・ツラ過ぎる失恋を心理学で乗り越える画期的な方法。失恋から復活するための心理学