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日本の飲食業界が大きく変わる!定額サービスと自動決済システムの登場で見える未来の店舗

今後コンビニは隣の土地を買い取って居酒屋化するだろう。そして会員制やサブスクモデルが台頭し、これらのビジネスモデルが定番化する。

飲食業界に対して多くの人が望んでいるのは定額サービスだ。いや、望んでいるというよりも潜在的なニーズという感じだ。

実は若い人を中心にサブスクライブモデルや定額メニューは人気が高い。というのも、誰だって食事中は食事だけに集中したいと思っているし、楽しいことをした後でお金のことを考えると空気がシラケるからだ。

誰も「この食事にいくらかかるのだろうか?」というお金の心配や計算なんてしたくないのだ。

さらには定額メニューというのは割り勘が非常にしやすい形式である。だからグループでの利用客も多く、それだけ複数客への営業や販促がしやすく利益も確保しやすいのだ。

また定額メニューは単価や仕入れがブレにくい。これは飲食店の経営者にとっては大きな強みである。

通常、食材の仕入れ係は、店内の在庫を売上予想だけではなく消費傾向をも見て仕入れの調整を行なっている。在庫を抱えすぎるのは無駄だし、何より消費期限があるので、店が健全な利益を出せるかどうかは仕入れ係の裁量にかかっている。

これはそこまで難しいものではないが、コツを掴むまでは訓練が必要だったり、店舗によっては高校生などの年の若いアルバイトには任せない場合があったりする。立場が上だったり仕事ができる人たちに優先的に回される仕事というイメージだ。

定額制になると食事の内容によって単価がブレないので、とりあえず客数を集めればいいという計算になる。こうなると営業中のノルマの計算が楽だし、高単価メニューの売り込みやおかわりを無理にかけなくて良いという利点がある。だから、スタッフの苦労が減るだけではなく、顧客の居心地もそれだけ良くなるのである。

もう財布はいらなくなるだろう。あったとしてもそれは今の腕時計と同じ扱いになる。

おそらく今後は手ぶらで入ってレジを通さずに出ていくというモデルも出てくる。会計という概念が変わるだろう。

今でこそクレジットやSuikaなどの電子カードやスマホによる電子決済は行われており、推進もされているが、これすらも時代遅れになる。店側と顧客側の2種類の人間とがいちいち会計操作をすること自体がナンセンスなのだ。

客は手ぶらで店内に入り、会計作業をせずに食事が終わったらただ帰るというモデルが登場し、そちらの方が顧客は楽なので定着するだろう。

割り勘等の相談は最初に席に通された時に設定するか、スマホを出してアプリを起動し、帰り際にみんなで配分を決めて自動引き落としで割れるように設定するというシステムに変わる。

割引サービスやクーポン利用といった特殊な状況にならない限り、スタッフ側が会計を操作することはなくなる。しかし、その仕事も完全に自動化されるだろう。注文内容を見て、システムもしくは顧客が自分で割引を利用するという感じだ。

イメージで言うと、Amazonの割引クーポンやギフト券の使い方に近いだろう。しかし、おそらく注文内容を見てAIが割引サービスを受けられるかを判断し、自動で割引してくれるシステムが近いうちに登場し、より普及するだろうとも思う。

店内で会計をすることがないので、顧客は席に座ったあとでアプリを起動して会計の設定や処理をしなければ注文ができない、というような具合になる。

こうなるとデートはもっとスマートな形になる。男性や先輩はドヤ顔で「もう支払ってあるよ」ができるのだ。

おかげでスタッフは仕事が減り、労働環境が改善されるだろう。飲食店のピークタイムに会計に人が取られるというのは大きなロスになる。飲食店はギリギリの採算で営業しているので人件費が一番よく削られているのだ。法律では違法だが、労働時間の強制的なカットは実際にはよく起きている。

そういった飲食業界の職場環境改善のためにもテクノロジーの導入は必要なのだ。問題を解決し顧客のニーズを満たすため、日本の飲食業界はさらに進化し続けるだろう。

続く(たぶん)。

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