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お金は誰かのために使うから楽しい。polcaを使ってみた感想

日本はお金が余っているとつくづく実感している。日本で暮らす私たちはもはや生活費を稼ぐために無理して働く必要性はほとんどなくなっている(と僕は思っている)。日本には福祉制度が他の国よりも整っているから、無駄なプライドさえ持たなければ、これほど自由な暮らしのできる国はないのではないかと思う。

それだけではない。先ほども言ったけれど日本ではお金が余っている(銀行の利子がほとんど0なのもその証明のひとつだろう)から人が気軽にお金を恵んでくれる。これはお金持ちや小金持ちに限った話ではない。おそらくほとんどの日本人が、たとえそれが自分のまったく知らない人であっても「どうしても500円が必要だから貸してくれ」とお願いされたら「まぁいいか」という具合に貸してしまうだろうと僕は思っている。500円ってそんなに深刻な値段ではない。もちろん本当の貧困層や貧乏な学生さんに言ったら無理だとは思うけれど、そういう人たちはまだ少数派だ。

日本人ってやっぱり優しいのだと思う。経済的に余裕があるから、という言い方もできるけれど、その振る舞いの原因がなんであれ、優しいことには変わりない。


polcaを使って支援してみた

はっきり言って今のpolcaはまだ使いづらい。まず支援の仕方が全然わからなかった。どこで支援を欲している声を探せばいいのかわからなかった。

というわけでとりあえずググってみたのだけれど、すぐに記事が出てこなかったのでツイッターで調べてみた。

ツイッターのハッシュタグで「polca」を打ち込んでみたらリンクが出てたので飛んでみたら支援できるページに飛んだ。なるほど、こういう感じでページへ行って支援できるようだ。でもそこからさらにpolcaアプリを起動しなくてはいけない。polcaはこのシェアページ〜polcaアプリの往復作業が多い。

自分でも支援を募るページをpolcaで作ってみたけれど、どうやらそのページをSNSで自らシェアすることでしか拡散する方法は今のところないようだ。この仕様のせいでpolcaのアプリとツイッター等のネットページを行ったり来たりしなくてはいけない。仕様として拡散から支援までpolca内だけで完結しているわけでもなければ、拡散された情報の載っているネットのブラウザ上で直接支援できるわけでもないので必ず両方を往復しないと支援できないし、どんなお願いがあるのかも見つけられない。不便である。

でもこの仕様はひょっとしたら隠された意図があってのかもしれない。

これは家入さんのツイートで、今言っていた仕様の話とはちょっと違うけれど、SNSにはお決まりのフォロー/フォロワー機能がpolcaにはないことについて説明してくれている。

なるほど、しかし不便であることは間違いない事実だと思う。

でも不便だからこそ自分のSNSやメディアを使って拡散するようになり、その結果polca内での完結したやりとりでは知りえなかった、支援を必要としている人たちの活動やその人となりを知ることができるといったことを狙っているのかな? と僕は深読みしている。この読みが当たっているのかどうかは今後のアプデを見守るしかない。

たしかに今のpolcaはまだ使いづらいけれど、今のpolcaだから良いところもある。今だけの期間限定で手数料が0円なので支援したお金が丸々相手にいくという点だ。このおかげでなんだか本当に直接その人に資金面で支援しているような気持ちになる(たしかにしてるのだけれど)。

この期間の間にできるだけ支援すれば、それだけ受け取れる金額が多くなるので支援する方にとってもされる方にとってもプラスだと思う。そんなにたくさん支援しているわけではないけれど、この手数料無料に背中を押されて僕は今のところは10代の人を中心に支援している。

そしてpolcaを使ってみて改めて思ったけれど、お金は自分ではなく誰かのために使うから楽しいのだ。これはまぁ実際に体験してみないとわからないと思う。僕もやる前はビジネスライクなイメージしか湧かなかったけれど、これが実際にやってみるとむしろ小さな親切や人助けをしているような気持ちに近いのである。というわけで、おすすめです。polcaは300円〜始まる少額支援ですしね。

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