私たちは元気が無くなったり幸せを感じられなくなったら、自分を励ますためにあれこれと試行錯誤をしますが、大抵の場合、それは何かを得たり何かをするといった、今の状態にさらに何かを付け足す行為です。

街に出かけて好きなものを買ったり、映画たドラマを見たり、運動をしたり、友達や恋人と遊んで過ごしたり、ゲームをしたり。

しかし、本当に心から感じる幸せを得たいのなら、実はこれと逆のことをしなければいけません。

つまり、何かをするのではなく、何かをやめるのです。何かを手に入れるのではなく、何かを手放すのです。

例えば、今あなたはこの文章を何で見ていますか？

PCでしょうか？スマホでしょうか？

ではまず、PCならPCを、スマホならスマホを、あるいはその両方を手放してみましょう。

と言っても捨てるのもアレなので、代わりに試しに今日一日これらの機械に触れないでみてください。

えー！！と思ったことでしょう。大抵の人は「まず無理！」だと感じたはずです。

では、手放す代わりに、スマホやPCが使えない一日を想像してみてください。

そんな日があったら、すごーく面倒臭く感じないでしょうか？

うまく想像できない人は、実際にスマホを1時間触らないでみてください。その不便さが実感できます。

そして実際に一時間経ったら、スマホを触ってみてください。今度は逆になんだかすごく落ち着いて心が満たされた気分になると思います。

これが幸せになるための秘訣です。

実は、本来私たちはすでに幸せなのですが、その幸せに慣れてしまっているので、自分が幸せであることを忘れてしまっています。

そこで、自分が当たり前だと思っているものを一度手放してみることで、その存在の大切さが理解でき、今ある幸せが思い出されます。そうすると、状況は何一つ変わっていないのに私たちは幸せになれるのです。

今回はスマホやPCで例えましたが、もちろん家族や恋人や友達といった存在でも大きな効果があります。

試しに、あなたの大切な人が死んでしまって、もう二度と会えない、もう二度と遊べない、もう二度と話せない、もう二度と助けあえない、もう二度と顔も見れない、と想像してみてください。

きっと、今ある幸せに気づいてあなたは一瞬で幸せになれると思います。

幸せとは気づきです。

何かを得ることで幸せに気づくこともあれば、何かを失うことでも私たちは幸せに気づくのです。

良い一日を😉✨

補足
・幸せになりやすい人たちがしている特徴的な思考習慣とは？