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2019第31節 ファジアーノ岡山×京都サンガ

9月8日(日)

明治安田生命J2リーグ 第31節
@Cスタ

ファジアーノ岡山 3-0 京都サンガ

得点者:仲間隼斗(23分・岡山)、山本大貴(28分・岡山)、中野誠也(90+2・岡山)

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1)守備重視とは

◇スタメン

京都は第7節山形戦以来の541のフォーメーションで臨んだ。

狙いとして相手の2トップや中央に入ってくる仲間に対して中でしっかりと対応したいということだろう。

闘莉王の起用について、クロスに対する高さと、ボール保持時のビルドアップ能力を期待したと見られる。

◇5バックの意味

・ロングボールを跳ね返すこと
・裏のスペースをケアすること
・縦に早い攻撃に対して素早い攻守の切り替えと帰陣(リトリート)

という3点を意識した守り方だったように思う。

しかしながら前半から最終ラインが重たく、全体が縦に間延びすることが多かった。

徳島戦では、失点するまではコンパクトに守れており、無失点の時間が長かった。
それ以外の試合では極度に前がかりになって前後が分断されカウンターを受けたり、最終ラインを上げきれず間延びしてピンチを迎えた。

この試合でもそれが出たと言えよう。

◇単調な攻撃

岡山は闘莉王にボールを持たせ、プレッシャーをかけてロングボールを蹴らせるように誘導していた。これがハマり、京都は可能性の低いロングボールが多くなった。

前線が孤立しているため、仮にパスが通ってもビッグチャンスは作れず。

特に気になったのがサイドチェンジの少なさだ。

京都がチャンスを作る時、多くの場合サイドチェンジが絡んでくる。

この日はビルドアップが上手くいかずそもそも押し込む回数が少なかった。中盤で前を向いてボールを持てないため、ボールを保持して相手を左右に揺さぶることができず。

京都のSBがあまり高いポジションを取らないため、相手の陣形を横に広げられなかったというのも一因か。

疲労の影響か、全体的に動きが少なく足下でボールをもらおうとしている印象も強い。

3人目4人目の動きがないのでトライアングルが形成されずパスが回らない。左右のHV(安藤、本多)が攻撃参加する回数も少ないということで、厚みをもたせられなかった。

攻撃が上手くいかないのは守備が上手くいっていない証拠である。

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2)大渋滞

1失点目は間延びしたライン間を使われ、2失点目はカウンタープレスを受けパスミスから。

どちらも相手のいいようにやられ、攻めるしかなくなった。

◇同時起用の難しさ

63分に中坂、66分に藤本を投入し、中盤でのボール保持時間を長くして相手を押し込もうとする姿勢は見られた。

また疲労と厳しいマークでキレのなかった一美を下げるという潔さもあった。

中坂はチャンスメイク、ゴール前に飛び出す動きである程度存在感を示した。
一方藤本は下がってボールを受けようとするあまり庄司とプレーエリアが被り渋滞を起こしていた。

藤本が前に行けばおそらく中坂とポジションが被るであろう。

庄司、中坂、藤本の中盤での同時起用はバランスを取るのが難しそうだということはわかった。

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闘莉王と庄司にしても同様にプレーエリアが被るというところで、噛み合わせが悪かったように感じる。

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3)最後に

上手くいってないときは何かしら手を加えて修正しようとするが、たいていそれも上手くいかないものだ。

これまで積み上げてきたものは決して間違いではない。

手を替え品を替えできるほど層が厚い訳でもないし、何をしても対策はされるものだ。

問題は90分間やりきれるかどうかだ。

アグレッシブさを失わず走りきる。

これしかないと思う。

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徳島、岡山のアウェイ2連戦でサポーターはいい雰囲気を作れたと我ながら思っている。

ホームに帰った時に、アウェイに来れなかった人も含めさらに盛り上げれるように、5試合勝ちなしに肩を落とさず頑張っていきたい。

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アウェイ2連敗はさすがの僕でもこたえました。
今回は試合を分析するほどのメンタルじゃないので、Twitterで集めたみなさんの声を元にサラッと見た感想だけとなります。

去年にはないくらいの悔しさで、試合を見返すと胃が痛くなったりメンタル的に落ち込んだりしてたので…

また町田戦からは頑張って書こうと思います。

強い気持ち、大事。

追記
モンハンワールドアイスボーンをやっているかた、時間が合えばぜひ一緒にやりましょう。

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