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田舎の二郎系ラーメン店に行ったらファミリーが多くて吉野家コピペを思い出した話

吉野家コピペについて、詳しくはググってほしい。昔の掲示板で流行った定型文のようなものだ。吉野家に来たらめっちゃ混んでてファミリーとかで来てる軟派な人間を見下すというとても人間として器量の狭い発言が共感を呼んだ文章である。
以下抜粋して引用。

(前略)
なんか子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。 よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。 お前らな、150円やるからその席けろと。 吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 Uの字テーブルの向かいに座ったといつ喧嘩が始まってもおかしくない、 刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
(後略)

吉野家コピペより

まあとにかくね、吉野家はファミリーで来るところじゃねえってことを言いたい文章なわけです。まあそれはわからんでもない。

で、僕も二郎系のお店に来て同じことを思ったわけです。二郎系って場所も、もっと殺伐としてるべきなんだよ。あ、もちろんカウンターだけは殺伐としてた。そこに座る客は僕を含め、まるで千と千尋の神隠しの最初に豚になってしまうお父さんとお母さんのようだったよ。

二郎という場所では「俺の命なんてどうでもいい、不健康になっても構わん!今これを喰らうためのみに生きているんだ!」という漢だけが食えばいい。幸せになるのは女子供だけでいい。男なら死ねい!!ということなのだと思う(違う)

なのに!子供にそんな高脂血症患者用の食べ物を与えるなんて信じ難いと思ってしまうわけです。もう見てらんない。もちろんお子様ラーメンはあるようだが、まあ二郎の鍋で作られているから子供向け二郎なんじゃないのか?ヌルヌルの床で作られるものは子供用でも二郎なんじゃないのか?あと単純に、二郎を貪り食うカウンターの豚たちを子供に見せるのが教育に良くないと思う(暴言)

しかし、どんなお店でも門戸を広くしないといけないのが田舎の宿命なのだろうか。どんな店でも必ずと言っていいほどファミリーを許容してちゃんとお子様メニューを用意するのが田舎のラーメン屋だ。田舎のラーメン屋はファミレスなのだ。田舎でファミリーを無視したから商売はやっていけないのだ。おっと移住者だからって都会風を吹かせ過ぎてしまった…。いかんいかん。

そんなことを考えながら、コテコテの二郎系を胃にかきこむ。田舎の二郎系とは思えないインスパイヤっぷりはあっぱれと言える。久々過ぎるのと、歳のせいで中盤からキツい。しかしこれぞ二郎…。美味いけどキツい。だからこそ思うのは、こんなかなりガッツリ二郎を子供を連れてまで食べに行きたいほどに親を中毒患者にしてしまう二郎という食べ物はつくづく罪な料理であるということだ。

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