見出し画像

同じ「登山が好き」な人同士でも価値観が共有されているとは限らない。登山好き同士は人生のパートナーに向いているかどうかについて。

同じ「登山好き」でも色々な価値観があって実際に話をしたら話が合わないことはよくあるんじゃないのかな?と、SNSの「登山コミュニティ」を見ていてふと思った。


「登山好き」同士は仲良くなれるか

「登山好き」というだけで人は本当に仲良くなれるのだろうか?僕はそうではないと思う。もちろん個人の見解なので異論が認めます。

もちろん「登山が好き」というのは親しくなるきっかけにはなるはずだが、必ずしもそれだけでは共同生活が上手くいくとは限らない。

そもそも「登山」という言葉の意味があまりにも広すぎるのだ。登山をやらない人からみたらそんなことは思わないと思うが、やっている人ならわかると思う。同じ「登山」ということで括ってもその中身は千差万別だ。

「登山好き」だけではどんな人かわからない

例えば山でゆっくりのんびりすることが好きな人、速く歩くのが好きな人、道具にこだわる人、写真を絶対撮りたい人などがいる。さらにそれらの人たちはそれぞれどんな登山スタイルが好きかに分かれる。クライミングが好きだったり、沢登りが好きだったり、雪稜派だったり、トレランのレース志向の人もいる。このような「沼」が沢山あるのでどの沼の住人かによってかなり登山の仕方が変わるのだ。

つまり大事なことは「どんな登山」ということだと思う。「登山好き」というだけで仲良くなれるのは同じ「日本人」だから仲良くなれると思っているようなもので、深い関係性を築くにはその中身が重要だ。

SNSの登山コミュニティを覗くと登山好きなのはわかるが、友達になれそうかどうかというと、正直なれなさそうという人もいる。でも生活スタイルや価値観を含めて登山への向き合い方や道具の選び方などが似通っていると、きっとお話しても楽しいんじゃないかなと思えてくる。

結婚相手は同じ趣味の人がいいのか問題

これは登山を趣味とする人が恋人や結婚相手が同じ登山好きのほうが良いか否かという話に繋がると思う。僕は「登山が好き」という大カテゴリーで趣味が一致しているだけでは生活は上手くいくとは限らないと思う。

「登山が好き」というだけで繋がってしまうと、そこの価値観にズレが生じたときに相手と関係を継続するのが難しくなると思う。それにどちらかが登山が出来なくなってしまったらどうなるのか考えたほうがいい。

価値観とは、つまりどんな山が好きで、登山中にどんなことをして、どんな風に人や自然に接するのか、そういうところが似ているならば、実生活でもウマが合うかもしれない。登山を切り口に人と交際するのであればそういう観点が一番大事だと思う。

でもこれは相手が登山好きじゃなくても言えることだ。登山好きということを抜きにした、実生活での価値観を重視したほうが上手くいくことがあるので、意外と登山好きの人のパートナーは非登山者だったりする。実生活での価値観とは、生活の中でどんなことを大事にしていて、どんなことに対して喜怒哀楽を見せるのかということだと思う。

結論としては、ふたつ。

人は「登山好き」というだけでは真に仲良くなれるとは限らなくて、「どんな登山」つまり、登山のなかのどんなことに価値を置いているのかというところが一致している人と仲良くなれそうだよねという話。

あと、「登山好き」というだけで恋人選びするのは十分条件じゃなくて、登山のどんなところに価値を置いてるのか知ったほうがいいし、そこが合わないなら登山好きじゃなくても普段の生活の価値観が合う人を選んでも良いよねという話。

ちなみに我が家のパートナーは登山好きではない。ただし普段の生活の価値観は似ていると思っていたけどそうでもないことも多々あるので、結婚は難しい。以上。

※このnote記事は僕のブログ記事を僕本人が、コピペしたものです。

投げ銭をしていだけると生活の足しになります!!バクシーシ!!