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2023_革新的_HIPHOP 🔍

こんにちは、SHADYと申します
今回は2023年にリリースされたHIPHOPの中から革新的なアルバムを5枚ご紹介させていただきます

God Is Dj - Ahk Sair

ニューヨークはブロンクス出身のラッパー、Ahk Sairが今年の2月に出したデビューアルバム。No Label Collectiveというグループを結成し、今作にも参加しているbuddy.not.bud、Funk Shway、Amiri Mikel、Yo OGが所属。早くもELUCIDなどに注目されているアングラ界期待の新鋭。今作はbuddyやFunk Shway、Amiri Mikelがプロデューサーとして参加し、全体的によれたビートで中毒性の高い曲ばかり、特に3曲目のDANCE QUICKはBoom Bapをベースとしつつもスネアの部分を拍手の音にするなど発想力豊かなビートに心踊らされます!


The Fall Collection - Hemlock Ernst & Height Keech

Hemlock ErnstことSamuel T. Herringとボルチモア出身のラッパー兼プロデューサーのHeight Keechが9月末にリリースした怪作。Run DMCとAerosmithのコラボを彷彿とさせるロックなテイストにアングラの予想できない不気味さみたいなものが合わさってなんとも独創的な作品です。今作にはbilly woodsが参加しており、より一層他のHIPHOP作品とは一線を画す仕上がりになっています。


Swings & Roundabouts - Hilts

ロンドン出身のラッパー、Hiltsが8月末にリリースしたデビューアルバム
グライムを軸とし、その中にGarageやRnb、Jazzの要素を取り入れたデビューアルバムとは思えない程の完成度を誇る今作は、Hiltsのセルフプロデュースという更に驚くべき事実が隠されています。
プロデューサーのIZCOや同郷のNix Northwest、UKで注目されているRnBシンガーのLizzie Berchie、SoundCloudを中心に活動しているシンガーのBen B.C.が参加。
アルバムのタイトル名にあるSwings & Roundabout はイギリスのことわざで" 得るものと失うものが釣り合っている"という意味で、"このアルバムはその概念を探求するためのものだ"とHiltsは言っていました。人としても完成されすぎてますね


Sunfall - Jesse James Solomon

ロンドンはウーリッジ出身のラッパー、Jesse James Solomonが6月にリリースしたデビューアルバム。
彼の音楽は近年のUK Rapとはかけ離れており、内省的でまるでAmbientを聴いているかのような静けさ。でもその静寂にどんどんと引き込まれてしまう没入感があり、私が今年聴いたHIPHOPの中で芸術点をつけるなら間違いなく1位ですね。同郷のTiny BoostとJadasea、NYのアングラ界でMIKEと共に中心的な存在になっているWikiが参加。まさにUKとUSの橋渡しになる今年の隠れた名盤です


Prelude - Klwn cat

カリフォルニアはサンディエゴ出身のプロデューサー、Klwn catが11月にリリースした早くも9作目の今作。2022年、アングラ界に突如として現れた新鋭プロデューサーはダークだけどどこか上品で、それがなんとも言えない不気味さを生み出しています。今作には盟友のUNRULYに、Willyynova、Matt Draugos、tau、Mourning Run、FIGERSON、Lungs、Wiseboy JeremyにSunmundiなど、
これからが期待される逸材達が揃いました。
Klwn cat、是非ともこの名前をよく覚えておきましょう。

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