真冬のスコットランドで年越し。-イギリス生活9ヶ月目。
スコットランドはイギリスの北部に位置する国(カントリー)です。
昨年、独立問題で日本でも話題になりました。
日本で「イギリス」とよばれる国(United Kingdom)はイングランド、ウェールズ、北アイルランド、そしてスコットランドの4つの国から成り立っています。
だから「イギリス」のつもりで、イングランドというのは間違い。
イギリス人の中には、自らのことを「イングリッシュ」という人もいれば「ブリティッシュ」という人もいます。
イングランドの中で見てみると、それは地域によりけり。
一方スコットランドでは、多くの地域で「スコティッシュ(Scottish)」という言葉が使われています。
「私たちはイギリス人」だと思っている人より、「スコットランド人!」という意識のほうが強いと感じました。
これが独立運動へのパワーにも繋がってるのかな、なんて考えたり。
そんなスコティッシュ・プライドに溢れるスコットランドへ行った話。
私がスコットランドを訪れたのは12月末。まずは電車でスコットランド一の大都市、グラスゴーへ。
綺麗な街だな〜という印象。
ここでスコットランドの伝統料理ハギスにチャレンジ。
というか元々はチャレンジする気はなかったんだけど、頼むもの頼むもの全て品切れで(こういうこと割とある)、まぁせっかく来たし冒険してみるか!となったのです。
しかも挙げ句の果てに、「フライドポテトがないのでジャガイモ丸々でいいですか?」とか言われるし。
そこは頑張ってよ。
「くさみ」を食べてる感じです。
勇気がある人はチャレンジしてみると、いい思い出になる、、かも。
次は北に位置するインバネスという地域に行きました。ここはネッシーの伝説で有名なところ。
山でハイキングしました。
空気も澄んでいて、景色も綺麗なんですが。
当たり前のことながら寒い。
12月30日にイギリスの北部で、凍えながらハイキング。トレーニングではない。
電車で行けないこともないと思いますが、いろんなところを移動するとなると車のほうが便利かもしれません。
電車は時間が決まってるし。(時間どおりに来るとも限らないし)
さいごはスコットランドの首都エディンバラに。年越しをしました。
エディンバラの一番の観光地はエディンバラ城かな。中には博物館など展示がいくつもあり、見ごたえあり。たくさん塔があって、広いし、迷路みたい。子供が来ても楽しそう。
中にあるお土産やさんで、ウィスキーの試飲もできます。ウィスキー好きじゃないけど、せっかくスコットランド来たんだし一応…という私には嬉しいサービス。
でもやっぱりウィスキーは好きじゃない。
エディンバラ城は丘の上にあるのでお城からのエディンバラの街を一望できる。
エディンバラ城のふもとには旧市街が広がる。雨上がりの石畳はとてもいいかんじ(写真撮り忘れ)
旧市街のあたりはお土産だったり、服(とくにニット・セーター)で品揃え豊富なお店がたくさんあります。街ブラにもいい場所。
どこらへんだったか定かじゃないけど、JKローリングがハリーポッターを書いたカフェもエディンバラにある。
大みそかの夜は街の一画を封鎖しての大規模なパーティーが行われる。21時の花火とともに、会場にあるいくつものステージでライブがスタート。DJやわりと有名なアーティストも来てたりしました。
そこから年明けまでノンストップライブ。22時、23時、と1時間おきに花火があがる。エディンバラ城と、反対に位置するカートン・ヒルから打ち上げられる。
日本って花火は平地から上がるイメージだけど、こっちは高いところから降ってくるようなパターンが多い気がする。
だんだん花火はボリュームを増していき、0時の年越しとともにフィナーレというかんじ。
最初は、年越す前に凍え死ぬんじゃないかと思うほど寒かったんだけど、音楽が始まると人が集まってくる熱気なのか、少し身体が温まった。
音楽があるとやっぱり楽しいし、時間が過ぎるのが早い。
音楽のチカラってすごいな、と思った2014年末。
23時過ぎると、人混み以上の混み具合。押されまくって意思がなくなる。
街灯に登って踊りだす仮装集団や、柵を越えて立ち入り禁止区域で休憩しだす人たちなど、クレージーピーポー続出。
もはや無法地帯。
ここほんとは立ち入り禁止。
会場の熱気も高まり、DJは「スコティッシュ」「スコティッシュ」と煽る。
そしてハッピーニューイヤー。
見知らぬ人ともハイタッチ。そしてあちらこちらでセルフィースティック(自撮り棒)大活躍。
まさにお祭り騒ぎ。
こんな年越ししたことないから面白かったけど、当分は実家でぬくぬく寝正月がいいなと思いました。
その反動からか、帰ってから2日くらいセルフ寝正月を過ごしました(不覚)
今度は涼しい、と思える時に行きたい。
スコットランド。
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