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ジャイキリはほんまにいい漫画


中学生の時。

小学校からの名残があるメンバーと一緒に

出来立てほやほやの地域のクラブチームに
所属することを決めた

目標は県ベスト8。

決して強くはなかった


なんなら弱い。


自分の代がチームの2代目ということもあり

1年生の時には某クラブチームの下部組織に
18点差を付けられることもあった。


けれど

全員が上手くなろうと考えて努力し

コーチを含め
皆で強くなっていこうとする風土が自分は好きだった。


高校生の時。



そこそこの進学校に入学した。

なにか新しいことをしたい気持ちから
テニス部もいいなぁ

なんて考えてた。



けれど

単純にまだサッカーしたい

って思いから
結局サッカー部に入部した。

チームは人数も少なく
自分が1年生から試合に出られるレベル。

言わば弱小。

日本一なんておろか
総体で1試合勝てたら大喜びのチームだった。

そんなチームでも自分は

チームの仲間は好きだった

皆と少しでも勝利の喜びを分かち合いたい

という思いもあって


文武両道をしながら…

3年時には副主将も務め…

** **

それなりに色々なことを考えながら

やってきたのかなと思います。




そして大学生。なにしよかなぁ。

新しいことがしたい

そんな環境に飛び込もう。



そう考えて行ったサークルの新歓は

びっくりするくらい当時の自分にはハマらなかった。


やっぱり自分は根が真面目なんかな


そう思いいくつかの体育会の新歓にいった。



結局
最終的に迷ったのは

フットサル部とラクロス部。

どちらの部活の人らも

たかがメシを食べにきた1年生に
めちゃめちゃ優しくしてくれて


いい部活やなぁ、って感じてた。



そんな中、

「大学生活が、人生の中で本気で日本一を目指せる最後のチャンスだよ」



新歓のご飯会で先輩から掛けられた
その言葉が、強く胸に残ってしまった。


日本一なんて考えたこともなかった


そんなの本気で目指せるものなのか


トランプ立てるやつで

ギネス記録目指そうかなって

小4の時に辛うじて考えたくらい




社会人になっても

なんらかの分野で日本一を目指すことはできるかもしれない。



けれど

本気で熱く

同じ方向を向いた仲間と一緒に

日本一を目指す時間


というのは

人生の夏休みである
大学生活が最後なのだろう


そう考えて
自分の大学生活をフットサル部で

"日本一"

を目指すことに捧げることにした


前置きは長かったものの
過去の結果は多くの方がご存知と思います


1年生の時


4秒のルールも覚えたての頃始まった

初めての日本一への挑戦

良くしてくれていた先輩の力に少しでもなってほしいと
スタンドから声を枯らしていた


そしてチームは

全国大会まで駒を進めることができた



なんといっても関西大会の決勝

スタンドから見ていたあの光景は

思い出せば今でも鼓動が高まる



自分が過ごしてきた4年間で

最も一体感を感じた瞬間だった


めちゃめちゃ泣いてた


ジャイキリの30巻でうるっときた80倍は心が揺さぶられていたと思う



全国の舞台に立って


あの時の感動を超える瞬間を全員で味わいたい



誰もがその思いをもっていたに違いない


しかし



2017 関西予選グループリーグ敗退

2018 兵庫県予選敗退

こうした結果に終わってしまった


そんな中で自分は

昨年はギリセットに入れるか
くらいの立ち位置であったものの

足首の怪我が悪化して
結局ベンチ外


怪我に対して考えてきたこともまた別に書けたらと思います。


そんなこんなで今年がラストチャンス



スローガンを決めたり

新しい体制を取り入れたり

より強いチームを目指して
チームは確実に前に進んでいる

このまま突き抜けよう

アツい夏はあと少しだ………



みたいな文でまとめたらいいかなと思ってた。

もう少しお付き合いください。



1年生が入部してしばらくたったある日


たまたま帰り道で会ったある1年生と

部活に入ってどう感じているのか知りたくて
話をしていた

どうやらその子は部活に対して

しっくりきてないところがあるようだった


最初は色々大変なこともあるしそうやろなぁ

そう考えていた


が、そうではなかった



「本気で日本一を目指すにしてはゆるいところが多いですよね」


衝撃だった。

そして思い出した。

そして情けないな自分、って思った。


練習しんどいって普通に言っちゃう環境


人の話を聞く時の姿勢


家族、仲間へのリスペクト・感謝の気持ち

トレーナーさんのトレーニング含め
1つ1つの練習への取り組み姿勢

食事、飲酒、睡眠等の面において
自分の体と向き合う姿勢


そういった1つ1つに

高みを目指していると公言するチームとは思えない違和感を感じたらしい


そして

入部当初の自分もそのように感じていたことを思い出した


練習前の体幹をサボったり、練習だるーって言ったりする先輩を見て


「こんなもんなのか」と思っていた自分は確かにいた


けれど

いつのまにか

環境に甘え


自分に妥協し


同じような存在になってしまっていたのだろう


違うカテゴリーの練習時間に
チームメイトとコミュニケーションを取りながら自分の苦手な足元の練習をする。

部活後は家かジムかで、フィジカル面と体力面の強化に費やす。


休みの日は国内外、プロ、アマチュア問わずフットサルの動画を見て学びを得る。


笑えるほど下手くそな自分は

こうした取り組みを1年生の夏からしてきたが

周りに同じ取り組みをしている人が多く見受けられなかったことから


自分なりに"努力をしている"と考えていた。



けれど実際はどうなのだろう。


本気で日本一を目指すチームの一員であるならば

兵庫県予選敗退、関西リーグ2部降格という過去の経験を乗り越え

強豪と呼ばれるチームになることを目指すならば

それは当たり前のことなのかもしれない。


全員がこういう取り組みをしろ

と言いたいわけではない


そこの基準は人それぞれ違うと思う

けれど

大切な試合

点が入らない

なんなら失点したキツい状況

そんな時に苦しい気持ちをグッと堪えて


自分を、仲間を信じるための要素は

日頃から転がっているのだと思う




「そこ限界?アホな!イったれ!」


入部当初は面白い段幕やなと思っていたが

すごい大事なことだと思う




自分自身インカレのメンバーに入れるかはわからない


それでも


最後のインカレが終わった時に

後悔はないと言い切れるように

そして

一選手として

自分がこうありたいと思う先輩でいられるように


アツい夏はあと少しです。。



そして最後に

GIANT KILLING はすごい面白い漫画やと思うので是非読んでほしいです。


#フットサル #GIANTKILLING