無題

井上太郎、前川喜平とセーラー服の女性をツイッターに投稿「実質売春の調査」と批判するも捏造と判明

 青林堂「公安情報」などの著書として知られる井上太郎氏が、15日にツイッターに投稿した前川喜平氏の「実質売春の調査」とされた写真が、捏造であることが判明した。

 井上太郎氏は「今でも写真のような実質売春の調査をしてるようです」と指摘したうえで前川喜平氏とセーラー服の女性の写真を掲載しているが、写真の女性は著名な歌人であり売春などと言われる人物ではない。

 この写真の女性は、家庭の事情などにより十分な教育が受けられなかったことを公表しており、中学を卒業してはいるものの実際は小学生の中途から教育と言えるものは受けていないという。現在は歌人としての活動をしながら夜間中学に通っており、自身もSNSのアカウントで「現役中学生」とプロフィールに掲載している。(活動年数からしてすでに成人している。)

 写真は昨年の12月に前川喜平氏と会った際に「分数の足し算を教えてもらいました」と本人がツイッターに投稿したものを、何者かが悪意を持って顔にモザイク加工を施しネット上に投稿したものであり、少なくとも2カ月前にはブログ等で前川氏批判の目的で使われていた。

 学びたくても学べない人たちがいることを、セーラー服を着ることで訴えている歌人の写真を悪用し「実質売春」などと政治的な批判材料にすることは許されない。この女性は今年の3月にも前川氏とトークショーに登壇しており、公の場所で前川氏と活動をしている。

 筆者はこの投稿に対し16日、写真が捏造であることを井上氏に指摘したが本記事執筆段階で返答もなく謝罪撤回する様子もない。このような卑劣な行為を嬉々として拡散している人達も多く、リツイートによる拡散は2000件を突破しそうな勢いだ。

※この記事は全文公開となっています。サポート・月額登録によるご支援をお願いします。

ここから先は

0字

¥ 100

執筆活動のご支援をお願いします。