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#友達の定義2



わたしは
友達の定義を間違っていた

たくさん友達を作ることに励んだ
友達が出来れば寂しくないと思った

家にいても外にいても
メールでやりとりしていた高校時代
返事がないと
何故か不安がよぎる
返事が来るとホッとしていた

わたしは不安のない友達が欲しかった
離れていかない、裏切らない友達
それを親友だと思った

でも
誰にでも不安を持ち
信じることができなかった

大人になってからも
そんな親友は現れない


対岸の彼女という小説を読んだ時

ひとりでいるのがこわくなるような
たくさんの友達よりも
ひとりでいてもこわくないと
思わせてくれる何かと出会うことのほうが
うんと大事な気が
今になってするんだよね

このセリフに強く惹かれた


初めは親友や趣味のことだと
思っていたのだが

数年後にハッとした

ひとりでいてもこわくないと
思わせてくれる何か
とは

それはじぶんの居場所、在り処ではないか

趣味でも仕事でも家庭でも
友達との関係でも何処でもいい
じぶんの居場所があるかが
大事なことなのではないか

わたしは
過去を遡った通り
家族の中にわたしの居場所はなかった
だから
外へ外へ心の拠り所を求めた

しかし
そこは危険な場所で
心休まるものじゃなかった

わたしにはまずわたしの心の拠り所を
わたしの中に与えてあげることが必要

じぶんのことが分かってると思って生きてきた

食べ物の好き嫌いは分かる
けれど
何が嫌で何が好きなのか
何がしたいのか、何がしたくないのか
本当は全く分かっていなかった

まずはじぶんのことを知る
そして1番の理解者になってあげる
友達がいるとか居ないとかはその後の話だ

まずは本当のじぶんの心の声に
耳を傾けよう

本を読んで
何となく過去を遡ってきた
トラウマやコンプレックスが
見えてきた

だけど
ここで終えたら
また嫌なことを心の奥に仕舞い込んで
元に戻ってしまう


トラウマやコンプレックスを
きちんと受け止めてあげる

時間をかけて

嫌だった
ずっとじぶんが嫌いだった
だって
友達と仲良くしたいけど
仲良くする方法を知らないんだもの

お母さんにもっと話を聞いて欲しかった
ギュッと抱きしめて欲しかった
ずっと寂しかった

会話の弾む
そんな夕飯が食べたかった

お父さんにもっと甘えたかった
そばに居たかった
素直で居たかった

家族の絆が欲しかった

全部全部吐き出す
思い出す
受け止める

逃げないで


苦しくてもゆっくりでもいい
受け止めてじぶんの中で処理すること


#友達の定義
#対岸の彼女
#あなたの居場所
#わたしの在り処