2023冬アニメ
ツルネーつながりの一射ー

去年1,2話を先行上映会で、見たのが懐かしい。
OPの映像とラックライフの曲で、最高じゃんか…と思い、とにかく映像が美しくて感動した記憶がある。

やはり京アニ、安心して見られる安定の作画。
そして音楽、弦音や的に中った時の音。
隅々まで楽しむことができて、次はここを重点的に見てみようと、何周もしてしまう。
繰り返し見たくなるクオリティ。

BD1巻では、キャスト・スタッフコメンタリーを聞きながら、なるほどここはこうだったのか、こういう意図だったのか、やはりそういう意味だったんですねとめちゃくちゃ楽しんだ。

今期では、スポーツ大会から始まり、全国大会までの物語。
まぁまず七緒のヘアスタイルチェンジよね。
イケメンさが増していて、良い。


スポーツ大会では、静弥はさすがの策士。
海斗が見事に手のひらで転がされていた。
そして、湊たちフットサル上手くない⁇
見事な足捌きに感動したし、運動神経良いなと。
七緒もセッターをそつなくやってる感じ、器用さが表れていた。
遼平はまさかまさかの剣道。しかも部員MVP獲得。
普段の元気っ子な時と比べて、剣道やっている遼平は、雰囲気が違ってかっこよかった。
スポーツ大会で動いた後も、弓を引きたいという気持ちが、夜多ノ森神社へ向かわせ、夕日をバックに走る湊たち、めちゃくちゃ青春って感じで素敵。

初めてフウに遭遇した時の、静弥の反応よ。
遼平のまっしろ‼︎の感想可愛かった。
劇場版で予告の時、音はなかったけど、弓を放った時に皆何かを叫んでいる感じの描写があって、それが矢声に繋がるのねと。
そして相変わらず不穏な雰囲気の二階堂先輩。
当時めちゃくちゃ二階堂先輩楽しみだったな。

そして今期で初登場の沙絵ちゃん(と東条さん)。
先行上映会で、小野さんはじめキャスト皆がびっくりしていた藤原家の全貌。
最早お城なのではと思うくらいの大きさ。
内装もアンティークなのかどれも素敵な家具。
愁のLINE的なもののアイコンは、自室(書斎⁇)に飾っている絵。
アニメでは写真で表現されていたけれど、愁の祖父は海外の血が入っていて、ただ娘(愁の母)には、その血の現れはなく、孫(愁)に色濃く現れていて、沙絵ちゃんにはそれが現れていないため、中崎さんと遼平たちがあまり似ていないことに触れた。
(もっと言うと、その影響で母は愁の子育てを基本的には、乳母さんに任せていた)
愁自身も、家族との会話が少ないことを話していたけれど、遼平から愁の弓道場を見て、家族が応援していると言われたり、全国大会を見に来てくれていたり、少しずつ家族の時間が増えて、沙絵ちゃんは自分よりずっと甘え上手だと言っていたけれど、きっとそれをつなぐことができたのは、愁の頑張りももちろんあると思う。

1期では、湊と静弥がお互いの考えを曝け出す機会があったけれど、今回は海斗と七緒が喧嘩をする回があって、とても好きなお話。
湊と静弥とはまた違った関係性のこの2人。
お互いがお互いを守ってやらなきゃって思ってて。
今までの気持ちを、矢取りに向かいながらぶつけ合い始めて、最後に七緒が負けたくないと叫んで、1期からずっと七緒は、自分は純粋な気持ちで弓を引いていないと言って来たけれど、湊が言ったように、そして七緒の叫びがもう語っていたよね。
そんな2人を見守る湊たちが可愛かった。
遼平は誰よりも安心しただろうな…険悪ムードになった2人に挟まれた遼平可哀想だったから。

2期から本格的に出て来た辻峰。
二階堂先輩は、幼い頃に叔父さんが、流派を変えようと思うくらいに悩んで、西園寺先生に弟子入りのお願いに行ったけど、断られた。
そして弟子は取らないと言っていたはずなのに、愁と湊がいた。
本当は二階堂先輩が、思っている流れではなくて、色んなところが欠けた状態で、どんどん悪い方に考えてしまって。
本当にその時のまま大きくなった感じがしていて。
二階堂先輩はどこか幼さも感じられた気がする。
そして誰かに頼ったりすることができない、不破の言う通り不器用。
不破がいてくれて良かったよ…他3人のマイペースさがすごいからね。
でも皆とっても素敵な人たち。
最終的にはチームになれて、全国大会を終えた後、叔父さんからコーチを引き受けることに前向きに考えてくれるメッセージを見た時、弓を始めた頃みたいな幼さを感じる表情。
きっと叔父さんも、今までの二階堂先輩を見て、前向きに考えてくれたんだろうなと。
これからの辻峰が楽しみになる。
全国大会では、辻峰の射場でのシーンは今までと違った映像効果(?)が付けられていて新鮮だった。
色にも意味があるのかなとか、考察したり。

ツルネは、本当に何回も何回も見直したくなる作品。
オーディオコメンタリを聞いてまた見直したりすると、本当にたくさんの人で作っていることを実感するし、1つ1つのお仕事が丁寧にされていて、隅々まで楽しめる。

2023.2.9