[アルゼンチン] 不使用取消における部分取消制度の施行開始

アルゼンチンにおいて、一部の指定商品等に対する不使用取消請求が施行された。施行開始日は2023年6月12日。不使用取消請求日の5年以内に使用されていない指定商品等を含む登録について、不使用の指定商品等についてのみ取消請求をすることが認められる。
 
従前の制度では、指定商品等との関係にかかわらず、商標の使用さえあれば取消を回避できたが、今後は防衛的な使用による取消の回避は認められなくなる。不使用取消を免れるケースは、指定商品等について商標が使用されている場合、類似または関連する指定商品等について使用されている場合に制限される。
 
不使用取消請求は、工業所有権庁により審理が行われる。決定に対する不服がある場合、連邦民事商事裁判所に上訴することができる。

参考:Marval, O'Farrell & Mairal


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