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坂を歩けば歩くほど深みにハマる海と山のまち「熱海」

(5日目はこちら)

すいません。仕事が重なりなかなか更新できずでした🙇

3月4日。旅ももう6日目です。
10日間の旅だやったー!と言って家を出てからもうすぐ1週間が経つなんて恐ろしすぎるんですが。仕事の1週間もこれくらいの体感で過ぎてくれませんかねぇ。ほんと。

はい、さてさて6日目の今日なんですが、
当初の予定では(聞き飽きた笑)、今日は伊豆半島線に乗り「下田」へと向かう計画を立てていましたが、

じゃーん

はい、まだ熱海にいます。笑

昨夜は熱海に到着して美味すぎる中華料理を食べに行っただけだったので全く気が付かなかったのですが、

「こんな海近かったの!?」

宿から徒歩3分で海でした(気付け)
それにしても綺麗。そして海のすぐそばに山が聳えるというまるで地中海のような風景に心奪われ、これは散策しなきゃと熱海を離れる計画をやめました。

てなわけで、6日目は海と山のまち「熱海」を撮り歩きます。

それにしても地中海沿いの風景に見えるなぁ…
というのも学生のころ、フランス旅行に行った時にどうしても寄りたくて寄った国がありまして。「モナコ」という国です。ベンツなんて当たり前、フェラーリやらロールスロイスやらが町中を走りまくるような超大金持ちばっかりが住んでいる国なんですが、その町の風景と熱海がそっくりなんですよ。

ね?めちゃくちゃ似てない?
山の形までそっくり。見覚えあるなぁなんて思ったら学生の時に見たこのモナコの風景でした。
ちなみにモナコの思い出は、レストランで隣になった男の人が「5万ユーロ(1000万くらい)消えたぜ!HAHAHA!」って話してたことです。


さ、モナコの話はさておき「熱海」撮り歩きスタート。
なんと言っても熱海はとにかく「坂」が多い町。山の斜面を切り開くように町ができていまして。しかも割と急斜面で、1階と2階に入り口がある建物なんてのもありました。

この「坂」がめちゃくちゃエモーショナルでノスタルジックさが漂っていてとてもいい。正直、熱海の海も良いけれど「坂」に心奪われたと言っても過言じゃないかもしれません。

こんな坂が至る所にたくさん
この建物は1階と3階に入り口があった

カメラバッグを背負いながらなのでかなりしんどいはしんどいんですがこういう風景を目にするとカメラマン根性が溢れてどこまでも歩いていってしまうもの。いつもすぐ疲れるくせにこういう時はいつまでも歩けるような気がしてしまいます。

坂を登ったり降ったりしながら、ふと「海を一望できるような坂があるのかな?」と気になり、海側へ歩くこと数分。さっそく発見。

木陰と海が絶妙に美しい坂

今回見つけた坂の中で一番好きな場所だったかも。
この近辺にお住まいの方が羨ましい。窓開けてこの風景はたまんないなぁ。

全く検索もせず散策しているので気が付かなかったんですが、観光客が集結する商店街エリアとは真逆のエリアを散策しています。こんな絶景なのに誰もいないのはそういうことだったのか。

せっかく海の近くまで来たので、海沿いまで降りてみることに。ここからリゾートホテルが集結するベイエリアまで歩きます。晴天でよかったー。もともと天気予報は曇りだったので余計に嬉しさが増します。

奥に見えるのは熱海城
高みの見物ハト

絶景もいいけどこういうシュールな風景見つけると嬉しくなる。笑

歩くこと20分くらいだったかな。海岸線の坂をゆったり降りながら熱海のメインともいえるベイエリアに到着。ここまでくると確かに人も多いし、リゾートホテルもたくさん。

今日は比較的暖かめ。海風が心地よかった。
これこそ日本でしかみられない光景

今回の熱海撮り歩きで撮影した中でお気に入りの1枚。超高級クルーザーたちが並ぶ港を見下ろすように建つ熱海城を収めたもの。地中海の国ではみられないこれぞ日本ならではな風景です。

こんな絶景を独り占めできる場所に城を建てた将軍様は一体誰なんだ?と気になって調べたらまさかの昭和に建てられた観光目的の城らしいんですね。なーんだ。と落胆しつつもおかげで日本らしい写真が撮れたから良し。

おじさんの配るパンを礼儀正しく並んで待つカモメ

礼儀正しいカモメたちを後にし、山側をまた散策します。
海側と山側では一気に町の雰囲気が違います。山側になればなるほどノスタルジーな世界へと変わってきます。何度もいうように山の斜面の限りある空間を切り開いて作られた町なので、細い路地やまるで登山のような急斜面がたくさん。大通りではない少し入ったような場所をスナップ撮りしていくのが楽しいんです。

4F、5Fどうなってるの?というマンション?まだ人が住んでいた。
地図では隣接する道に見えても実際は階段40段くらいの高低差がある
名前と見た目のギャップが最高なビル

歩けば歩くほど魅力的な風景や建造物に出会えて楽しい。

次はどこを巡ろうかとGoogleマップを眺めながらふと「熱海は新幹線が通ってるんだ」ということを思い出し。もしやこれ、海と新幹線を撮れる場所があるんじゃない?と撮れそうな場所がないかマップを駆使して探します。

少なくとも海と新幹線を同時に眺めるにはさらに山側へと行かなければなりません。マップでいうと駅の北側のあたり。

駅の北側(山側)を目指します

駅に近づくということは同時に山に近づくということ。どんどん斜面は急になります。

どんどん坂が急になる…

新幹線と海を同時に眺めるにはまず線路よりも高い位置を目指さないといけません。荷物もあって息があがる…この辺りは軽い登山くらいの坂が続きました。

運動不足の僕にとってはもはやこれが運動といってもいいくらいにキツくなってきた…帰ったらガリガリなってんちゃうか(ならない)

画像では伝わりにくいけど車が唸るほどの斜面!

ゼェゼェ言いながら登り、さらにこのあと階段を上がってようやく見つけたのが…

ここ!

疲れ過ぎたせいか写真が雑すぎる。笑
ただ、よく見て欲しいのは熱海城と海と線路がしっかり一望できていること。これはナイスな構図になる予感。よく見つけたわ自分…

あとは列車が走り去るのを待つだけです。熱海駅は高速で通過される駅でもあるのでとにかく一瞬を収めなければなりません。緊張のひととき。

遠くから新幹線の音が聞こえてきたのでじっくり構えて…先頭車両が見えたら…

シャッターを切る!!

くう〜〜!!

ん~~

どうだろ!
若干枝で顔が隠してしまったけれど….まあ良しとしよう!
とにかく足がパンパンで今すぐ座りたい欲が勝り一旦ここで一休み…。誰もこないようなところなので地面に座って休憩。ふぅ、、。

こんなことをしていたら気づけば時間はもう15時前でした。今日の夜は鎌倉で宿泊なのでそろそろ熱海も離れるとします。(何よりもう歩けないし歩きたくない)

本当は巡る予定のなかった熱海ですが、とにかく坂を歩けば歩くほど深みにハマるそんな町だった気がします。

商店街も海も楽しいし綺麗だけど、あえてちょっと小道に入ってディープな熱海を巡り歩いてみるなんてのもいいかもしれません。皆さんも熱海に行った際はぜひ。
カメラ好きの方は絶対楽しめるはずです。

それにしても予定通りに進んでないな〜いい意味で。明日はどんな鎌倉旅になるんでしょうね。楽しみ。

それでは〜。

客寄せれてるのかわからん独特すぎる看板の理容店でお別れです


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