コロナ禍をきっかけに、グレーヘアにしました。
20代から白髪があった私。これまで技術の高い東京の美容院でたくさんハイライトを入れたり、かなりお金を使って白髪を隠して来ました。
でもカラーをすると、なんだか身体も疲れるし、髪もボロボロ、お金もかかる。本当はいつかグレーヘアにしたいとずっと憧れていました。
そんな中、コロナ禍で美容院に通えなくなり、今がチャンス！と髪を染めるのをやめました。
とはいえ、まだ40代、そしてシングル。周りはみんな白髪を隠している年代。私ももちろん葛藤はありました。私は世の中の平均的な40代よりも白髪の量が多いし、当然ながら白髪が出ていると年齢は高く見えます。私は小柄で、これまでの人生どちらかと言うと同年代のなかでも若く見られて来ました。でもグレーヘアになるとそれだけでグッと老けるのは確か。これまでとは異なり同年代より老けて見られることもあり、やっぱりたまに落ち込みます。元恋人や、久しぶりに会う人に何て思われるかな…？って気になることももちろんあります。
でも生えて来た白髪はラッキーにもきれいな真っ白。まだ残っている黒い髪にいい感じでハイライト効果が出て、私の新たなチャームポイントを見つけた気持ちにもなりました。
私が働く環境がザ・日本だったら、途中で挫けていたかも知れません。でも私が今働く会社はインターナショナルな職場で、様々な国からの人が集まって働いています。そういう中にいると、なんとグレーヘアでも若く見られるという発見が！
ある日、南アフリカ人の年下の同僚と話していた時。「ほら、私もう4◯歳だからさー。髪も白いでしょう？」と何の気なしに話したら、彼の反応は「え？？？僕より年上なの？その髪はそういう色に染めているとばかり思っていたよ！」と言うではありませんか。これは外国人ならではの反応とは思いながらもすごく嬉しかった。そして私よりかなり年下の外国人ティーンエイジャーからも、クールな髪色！と褒められた事を知りました。
そう、この経験から思ったのですが、私達は日本の常識、ステレオタイプに囚われすぎて、本来の自分の美しさを箱の中に入れてしまっているのかもしれません。
自分が美しいと思えば、グレーヘアでも良いじゃない？そしてインターナショナルな視点に立って見れば、グレーヘアでも若く見える事もある。
もちろん努力は大切で、私も服装や体型にはこれまで以上に気をつけるようになりました。毎日最低10分筋トレやストレッチをして、ヘアスタイルも定期的にカットして、きれいに保っています。今はツーブロックの、ちょっととんがった髪型にしています。
カットして頂いている美容師さん曰く、もちろんグレーヘアが似合う人、似合わない人がいるそう。なので自分が心地よく似合うスタイルをすれば良いと思います。でも、もしあなたがグレーヘアに挑戦したい！と思っていたら、トライする価値は十二分にあると思う。自分のナチュラルな髪色を堂々と魅せることができたら、それってワクワクしませんか？