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京都、桜の旅

2019年4月上旬、しばらく京都に滞在していました。
例年より少し遅く、ちょうど桜が見ごろを迎えていました。
一年の中でも特別なこの時期にゆっくり京都を巡る貴重な機会になったので、今回は写真と共に名所を紹介します。
場所ごとにまとめたため、時系列は前後しています。

京都到着

夜行バスを利用して、早朝の京都駅に到着。
その朝の様子は連続ツイートしました。

セーターの上にトレンチコートを着ていましたが、それでも肌寒い朝でした。

銀閣寺周辺

雲一つない快晴。
銀閣寺近くのバス停で降りると、そこはすでに満開の桜並木とたくさんの観光客であふれていました。

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「哲学の道」のスタート地点もこの付近だったのは今回初めて知りました。
川に散る桜の花びらも素敵。

銀閣寺に向かう途中に、ソフトクリームとシュークリームのお店を発見。
外のベンチに座って食べている人たちが気持ちよさそうで、シュークリームもすごくおいしそうで、どうしようか散々迷った挙句、見送りました。

銀閣寺(東山慈照寺)へ向かいます。

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拝観料は大人500円、小人(小中学生)300円。
自分でも不思議なんですが、なぜかここで「有料なのか」と思って引き返してしまいました。今考えると絶好の季節を逃してしまい大失態です。

門を出てすぐのうどん屋でお昼。

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うどんを注文して揚げ物トッピングを取って、最後に会計という流れ。
名物「えびとゆばの天ぷら」とかけうどん、そして我慢できずにビールもいただきました。笑

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出汁の効いたスープに、やや細めの麺です。

気分良く、桜の道を進みます。

哲学の道

水路(琵琶湖疏水)沿いに延々と桜並木が続く哲学の道。
銀閣寺から南禅寺までおよそ2キロ近くあるそうです。

歩道はきれいに整備されていて、京都の風を感じながらのんびり歩いて楽しむには絶好のルートでした。

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道中にある石碑やお店を眺めるのも楽しみの一つ。

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ゲンジボタルが生息しているそうで、初夏の夜も素敵そう。

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桜の大半がソメイヨシノで、たまに別の品種が植えられています。
シダレザクラのピンクが映えてキレイ。

途中、「熊野若王子神社」に立ち寄ります。

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落ち着く境内で一休みしました。

水路閣、南禅寺

南禅寺へは正面からではなく、脇の道から入りました。

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京都で竹林といえば有名なのは嵐山ですが、こんなちょっとした小路の竹も心が落ち着きます。

南禅寺の本堂を一旦通り過ぎて、水路閣へ。

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見事なレンガ造りのアーチ橋です。
よくミステリー作品の舞台に使われているという点でも有名らしいですが、実はちゃんと見たことないかも。
この上を琵琶湖から引いた水が流れているというのだから、当時の事業の偉大さを感じます。

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続くアーチを覗くアングルも人気。

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水道閣の横から回り込んで、上を流れる水路を見てきました。

南禅寺に下ります。

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あちこちで和装姿を見かけました。
何かの記念日だったり、観光客向けのレンタルだったりするのだと思いますが、歴史的建物と桜の景色によく似合います。

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南禅寺の三門。太い柱が大迫力です。
石川五右衛門に関わる言い伝えも残っているそうで、京都の歴史や伝説はまだまだ知らないことがたくさんあります。

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南禅寺の周辺には湯豆腐のお店が多数あります。
そのうちの一つ、「南禅寺 順正」で湯豆腐をいただきました。

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あまり料理の撮影ばかりしている雰囲気でもなく、すべての料理を撮り切れませんでしたが、湯豆腐はもちろん、豆腐田楽も天ぷらも上品で美味しかったです。
庭もまた見事な日本庭園です。食後はぜひ散策みてください。

蹴上インクライン

街中へ向かう道中に見つけたのは線路。

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実はこの「蹴上インクライン」のことは全く知りませんでした。

早速、線路に降りてみます。

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ダイナミックな銅像。

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昔は船を運搬するための傾斜鉄道跡で、今では人が行き来する線路と桜並木の名所でした。

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どこまで続いているのかも知らずに延々と線路を歩いていたら、いつの間にか目的の方向から大きく遠ざかっていました。
途中で歩道に上がって戻ります。

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一般道路沿いに走る線路、そこを歩く人たち。面白い風景でした。

平安神宮、蔦屋書店

広い琵琶湖疎水沿いに仁王門通りを歩いていると、巨大な赤い鳥居が現れました。

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水面にかかる桜の枝。

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巨大な赤い鳥居が平安神宮の入り口です。

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平安神宮へ続く道も広大。スケールがすごい。
地図上ではまだまだ先です。

今回、目的地は平安神宮ではなく、その横にある蔦屋書店。

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…の中にある、スターバックス。

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ようやく電源を確保して(危なかった)、コーヒーとキッシュで一休み。

ここでしばらく滞在して、京都の桜を巡りながら構想が浮かんでいた短編小説『桜旅』を書き始めました。

この記事の最後に紹介します。

川沿いの桜並木

京都市内の水辺はどこも桜並木が満開で、多くの人が花見を楽しんでいました。

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街中では、ロボットのような動きをする銅像パフォーマンスを見かけました。
京都でゴミ拾い活動をしているそうです。

鴨川、高野川、琵琶湖疎水、高瀬川、賀茂川。
各所で川沿いの整備も行われていて、治水と景観に力を入れているのが分かります。

京都の旅を舞台にしたショートストーリー

今回の京都巡りをベースにして、短編小説を書きました。
それぞれの旅をする4組の登場人物が一つの共通点でつながる、リレー的な作品です。

京都の風景と共に、旅の雰囲気を味わっていただけたら幸いです。

以上、この春訪れた桜の京都を紹介しました。
正直言うと、観光レポート的な今回の文章よりも、小説で表現した方が書きやすかったです。創作の方が向いているかもしれません。笑

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