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ママフリーランスのメリット・デメリット【ジグザグ。ママのフリーランス道中シリーズ】

みなさん、こんにちは!
今回は「ジグザグ。ママのフリーランス道中シリーズ」と題してママフリーランス2年目の私が、実際の経験からママにとってのフリーランスという働き方を紹介していくシリーズの第一回目です。

まずは「ママフリーランスのメリット・デメリット」について。
私自身がママフリーランスとして働く中で感じた良い点や苦労した点に注目して赤裸々に書いていこうと思います。

KAHO | 映像クリエイター | AdobeExpressアンバサダー
子どもが1歳7か月のときに動画編集の仕事で未経験からフリーランスの世界へ。現在は映像クリエーターとしてアニメーションMVの制作やSNSの動画制作などのお仕事をしています。
「子育て」と「好きなことを仕事に」の両立を目指してフリーランス活動中。ジグザグと題名にあるとおり、悩んだり立ち止まったりしながらも言えることは「フリーランスになって良かった!」


フリーランスとしての働き方に興味のあるすべてのママさんへ

一般的に、「フリーランス」という働き方は最近では選択肢に入ることも多くなってきた気がします。
私の周りのママたちも、出産して改めて自分の働き方を見直したり、育休の終わりが近づき「もう少し子供の成長をゆっくり見たい」と思うタイミングでこれからのキャリアや仕事の内容を考え、自分の時間を自由に使えるフリーランスに魅力を感じる方は多かったです。

しかし周りにフリーランスとして働いているママがいない場合、「実際はどうなんだろう?」という疑問がわいてきますよね。

私自身もフリーランスになると決める際、情報が少なくて大変でした。
子供がいて、自宅で働くフリーランスの生活が本当に成り立つのか?
収入面は?
仕事はどうやって獲得していくのか?
などなど疑問はつきませんでした。

当時の私の何となくのイメージ。

私が仕事を始めたのは2022年1月。
当時はママフリーランスで情報発信されている方は見つけられず、ロールモデルになる方もいませんでした。
でも「子どもの成長をゆっくり見守りたい」という気持ちと「ママになっても好きなことを仕事にしたい」という気持ちが両立できる働き方はフリーランスしかない!と思い飛び込んでから2年。

色々と悩みもあるし時には立ち止まりながらも、私にとってフリーランスという働き方はベストチョイスだったと思っています。
このシリーズは「フリーランスに興味があるけど、実際どうなのかな?自分に向いているかな?」と考えている、以前の私のような方に向けて書いていきます。

フリーランスという働き方に少しでも興味のあるママの元に届くと嬉しいです。

ママフリーランスのメリット3選

1.柔軟な働き方
2.家庭との両立
3.成長の機会・スキル向上

1.柔軟な働き方

スケジュールを自分で調整できる、というのはママにとってかなりのメリットだと思います。
実際に私が経験した中で一番助かったのは、一家全員コロナに感染してしまったとき。

先に子供と夫が感染し、「ああ、私も来るな」とわかった時点で急ぎの仕事をすべて終わらせ、数日寝込んでも大丈夫な状態にできました。

それから3~4日寝込み、元通り仕事できるほど回復したのは約2週間後でした。
先に諸々終わらせていたおかげで納期遅れなどご迷惑をかけたものはひとつもありませんでした。
遅れを取り戻すため後で時間を調整する必要はあったものの、そのあたりも自分で調整できたのは大変助かりました。

ただしこのメリットはデメリットと紙一重でもあります。
デメリットについては後ほど。

2.家庭との両立

私はママになる以前から、「パソコン一つで好きな場所でできる仕事」に対して憧れがありましたが、子どもが生まれて以降は「好きな場所でできる」=「外に出なくてもいい」、つまり子どもを預けずに自宅で子どもを見ながら働ける、それが私にとってマストの条件になりました。

仕事の受注から打ち合わせ、そして納品まですべてWeb上でも可能な動画の仕事は自分にとってかなり理想的でした。

ただしこれもデメリットと隣り合わせ。

3.成長の機会・スキル向上

私が動画の仕事を選んだのは、妊娠中の2020年にコロナが拡がり始め、自宅での時間が増えるにつれて「これからは動画の時代だな」と感じ、「一度きちんと動画の作り方を学びたいな」と思っていたことがきっかけです。
動画編集のスキルがあれば自身でビジネスを始めたときにYouTubeや広告動画など自分で作れるし世界が広がるな、と思い動画編集自体を仕事にするかどうかはともかく、学んでおいて損はないと思いました。

また、妊娠中~子どもが1歳頃まではこの先の自分の仕事や働き方を考えることが多く、動画編集以外にも植物を使った雑貨制作や、離乳食アドバイザー、ヨガなど興味あるものにはとにかく手を出していました。

「ママ」として、自分自身に使える時間が少なくなったからこそ「好きなことを仕事にしたい、好きなことで稼ぎたい」という思いは強くなったと思います。

その中でママ専用のオンラインスクールに出会い、そこで1か月動画編集を教えてもらったときの楽しさが今の私につながっています。

やっぱり好きなことを仕事に出来るというのは単純に嬉しいですよね。

そして動画の世界は奥深く、勉強すること、身に付けなければいけないスキルもまだまだありますが、またそこが逆に面白いところでもありますね。

続いてはデメリットもお話します。


ママフリーランスのデメリット3選

1.収入が不安定
2.家事と仕事の両立が難しい
3.孤独感やストレス

1.収入が不安定

これはフリーランスになった誰もが一度は直面する問題だと思います。
特に未経験からフリーランスになった場合はまず最初のクライアント獲得が難しいこともあり、安定した仕事を確保するまで時間がかかる場合が多いと思います。

それから単価の問題。
私は最初の1年目は低単価から始めて実績を増やすことを目標にしていたのですが、仕事に使える時間は限られており、寝る時間を削って頑張っても大した収入にならないという期間がありました。

私の場合は「この価格で長く続けるのは無理だな」と早々に思い、スキルを上げて価格交渉をしたり、やれる業務の幅を広げる努力をした結果、1年で約10倍の単価アップにつながりました。
また、継続のお仕事を受注することで「月に最低○○円の収入はある」という状態になってからはかなり心に余裕が持てましたが、そこに至るまでは「来月まだ仕事決まってない…どうしよう…」と不安になることも多かったです。

2.家庭と仕事の両立が難しい

「メリットの方で『柔軟な働き方ができて家庭との両立もしやすい』って言ってたじゃないか!」と思う方がいると思うのですが(笑)。

メリットの1と2いずれも「デメリットと隣り合わせ」と言っていたのがこれです。
自分でうまく調整もできるかわりに、うまく調整できてなくてしわ寄せが来ることもよくあります。

特にフリーランスになりたての頃は「どんどんお仕事を受注したい」「もっともっと仕事をこなしたい」という思いがありました。
私一人ならば多少受けすぎても少し無理をすればいいか、と思えますがママの場合、子どもの体調不良や病院、諸々の行事など、自分の管理できる範囲以外の出来事がたくさん起こります。

突発的なことが重なり仕事の時間が削られると、結局自分の睡眠を削って仕事をしなければならず、「子どもと向き合う」はずの昼間は眠くてふらふら…と本末転倒になってしまうことも1年目の頃はよくありました。

仕事をたくさんやりたい気持ちもあるけれど、それは子どもがもっと大きくなってから。今は出来る範囲のことを確実にやっていく。ということが自分自身で納得できていないと、仕事時間が子どもによって削られることがストレスになってしまうかもしれません。

3.孤独感やストレス

これも自分がフリーランスを始めた頃の大きな悩みでした。
オフィスで机を並べていると、隣の席の同僚とちょっと世間話をしたり、わからないことは先輩に聞ける環境にあります。

しかし自宅でフリーランスとして働いていると、PCの前に私ひとり。
業務の内容やクライアントとのやり取りなど、「他の人はどうしているんだろう?」という素朴な疑問も聞ける人がいません。

「フリーランスには仲間が必要だ」と強く思いました。

1年目は色々なコミュニティに顔を出してみたり、相談できるタイミングがあれば先輩フリーランスに遠慮せずに聞いてみたり、お金にならなくてもリーダー役をして他業種のフリーランサーとプロジェクトに参加したり、とにかく色々な人と話し、つながることも仕事の内と思ってやってきました。

結果、相談できる場やフリーランスの友人も得ることができ、今では孤独を感じることはありません。

しかしここにたどり着くまでに、不安がゆえに様々なコンサルを受けたりも。中には「失敗だったな…」と思うものもあります。失敗であっても無駄ではなかったと思っていますが、そのあたりの失敗談もまたそのうち書いていきますね。

まとめ

ということで、私が2年間フリーランスとして働いてみて感じたメリット・デメリットを書いてみました。
いかがでしたでしょうか?

今後も「ママフリーランスという働き方、気になる!」という方に向けて参考になるような記事を書いていきたいと思います。
気になる方はぜひフォローしてくださいね。

質問や「これ書いてほしい」というご要望もお待ちしております!
それでは。

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