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つらつらと

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#恋

名前がない気持ち

名前がない気持ち

まだ名前がないこの気持ちを、私は持て余している。

まだ数回しかあったことがなくて、年上で、遠い存在の人。笑いかけてくれたり、名前を呼んでくれたりするけれど、そこにはきちんと壁が存在してしまっている。

それでも、そのぶっきらぼうに見えてとても優しいところとか、低い声とか、ほんのりただようタバコの匂いとか、そんなところにふと、五感が持っていかれる。

名前がない気持ちは、このまま気づいたら消えてし

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隣のあのひと

私が彼を好きになったのは、初めは確かあの人の字をちゃんと見た時だった。

少し崩された、でも芯が通った、そんな感じの字。姉が「字が綺麗な人って、それだけでいいよね。好きになる。」って言っていたことを思い出す。字だけで誰かにそんな特別な感情って抱けるの?って思ったけれど、確かに字だけで私は彼を好きになった。

それからは毎日ドキドキして、受験で私と同じ日本史を使うと知った時は、それをわざと利用して、

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「好き」の破壊力

「好き」の破壊力

「好き」という言葉の破壊力は凄まじい。どんな感情すらも上回ってくる。

「かわいい」じゃ不安。「優しい」じゃあもっと不安。「いい人」は最悪。

「好き」は全面肯定だ。きっとどんな私でも受け入れてくれるという自信をくれる。可愛くない私も、優しくない私も、いい人になりきれない私も、きっと笑って許してくれると思える言葉。

だから、好きは乱用しちゃいけない。

好きという言葉には責任が伴う。心変わりが早

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