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日記

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#日記

前向きに落ち込みたい

社会人になって半年が経った。
半年経ってもわからないことだらけだけど、なんとか前に進んでいる。

よく先輩に、「最近どう?仕事は楽しい?」って聞かれる。
いつも少しだけ返事に迷って、笑いながら「今のところ楽しいです」と答える。
ほんの少しの違和感を抱えながら。

本当に、「楽しい」かと言われると違う気がする。
けど、「つまらない」わけではない。毎日学びが多くて、刺激もある。

そんな違和感を少しず

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知らないことは知らないっていう。

2019年がやってきた。

「19卒」として就活をして、最近は「19卒」の内定者として後輩から就活相談を受けることもちらほら。
その「19卒」が、どんどん近づいてきた。

あと3ヶ月で私は学生生活を終える。
浪人も留年もせず、きっかり16年。
大学生活を伸ばして、留学しようと本気で思ったこともなんどもあったけど、今行ってもただの観光になってしまいそうで、一回社会に出て、やっぱりもっと勉強が必要だ!

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一歩踏み出すのは怖いけど怖くない

この前、人生で初めて自分の意思で美容院を変えた。

中学生のときに親に連れられて、そこから10年ほど同じ美容院に通っていた。
大学受験に合格した時はお祝いをもらって、成人式の日はわざわざ朝早くに美容院をあけて髪をセットしてくれた。生花をたくさんつけて、振袖に合うように古風でありながらも古風すぎないヘアセットは同級生にも大好評で、今思い返しても本当に可愛かった。

通っていた美容院に大きな不満があっ

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たぶんしばらく忘れられない朝焼け

じめっとした、深い青が少しずつオレンジに侵食されていく。

深い、けれどうずうずとオレンジを待っているような青。

遠くのほうからオレンジが放射線状に伸びてきて、深い青と混じって紫のような色が生まれる。

深い青は少しずつ後退していって、わたしの前から消えようとしている。

あまりにも純粋なオレンジがわたしのほうへ伸びてくるから、なんだか怖くなって、まだかろうじて青に包まれた斜め後ろを見た。

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心の直感に、従う。

就職活動が終わった。

ずっと憧れだった仕事ができることになった。私は覚えていなかったんだけど、高校の友達に「おめでとう!高校生のときからその仕事したいって言ってたもんね。」と言われて、自分はそんなに前からこの仕事がしたかったんだなと驚いた。

実はもう一つの業種が全く違う会社ととっても迷っていたんだけれど、結局、私は私の直感を無視できなかった。無視したら、絶対に後悔すると思って。

とか言いつつ

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真っ赤なリップとピンヒール

真っ赤なリップは、ピンヒールよりも私の背筋を伸ばす。たぶん。ピンヒールなんて履いたことないのだけれど。

鏡に真っ赤なリップを塗った自分の顔が映るたび、顎を引いて、目をぱっちり見開いて、背筋が伸びる。真っ赤といっても、マットはまだ年齢的に早い気がして、シアーな、真っ赤。マットのザ・赤リップは、大人の特権だと思う。

最近は就活の予定がスケジュール帳に少しずつ増えている。一般的な大学生よりエントリー

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名前がない気持ち

名前がない気持ち

まだ名前がないこの気持ちを、私は持て余している。

まだ数回しかあったことがなくて、年上で、遠い存在の人。笑いかけてくれたり、名前を呼んでくれたりするけれど、そこにはきちんと壁が存在してしまっている。

それでも、そのぶっきらぼうに見えてとても優しいところとか、低い声とか、ほんのりただようタバコの匂いとか、そんなところにふと、五感が持っていかれる。

名前がない気持ちは、このまま気づいたら消えてし

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心が動かされるとき

心が動かされるとき、私はなんだか言葉を残したくなる。

かわいい洋服やコスメを見つけたとき。素敵な人に出会えたとき。懐かしい思い出に触れたとき。大好きだった本をもう一度読んだとき。いくつもの心動かされる瞬間に、溢れる言葉を忘れたくなくて言葉を残したくなる。

ここ数日、たまたま予定がぽっかりと空いてしまった。少し前までは予定を詰めておくのが好きだったのだけれど、最近は緩めに設定しておくのが好き。気

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誕生日プレゼントは、いらない

誕生日の二日後にきた、「おめでとうございます」。

一番遅いお祝いは、一番私の心を跳ねさせた。きみのことばは、どうしていつも私を突き動かすのだろう。どうしていつも、嬉しいのだろう。

きみのことばひとつひとつが、私にとって宝物だから。

「あなたの書く文章が好きです。ほっとする。」

そう言ってくれた日から、きみに読んで欲しくて書いた文章ばっかりなんだよ。きみだけに読んで欲しくて、書いたんだよ。

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