本当は楽しい英語をわざわざ難しい学問にして子どもたちを苦しめないで

こんにちは。

早速ですが、今日の日本の新聞記事に、

「学校で英語が読めない生徒・・」という記事がありました。

私が思うに、これは生徒の責任ではなく、教える側の責任ではないでしょうか?

この世の生徒さんが全員英語が好きだというわけではありません。

大多数の生徒は、おそらく英語とは無縁の仕事に就くでしょう。

そもそも「何で外国にも行かないのに英語をべんきょうするの?」という疑問にきちんと答えてあげねばなりません。

なのに、ほとんど無理矢理に、こんな文章をぶつけられたら、生徒は拒否反応を引き起こします。

Control Center is a handy hub to help you control your iPhone or iPad with fewer swipes and taps. By swiping up from the bottom of your screen, you can open Control Center to quickly use controls such as volume and brightness without having to hunt through apps.

挙げ句の果てに、文章を読む前に英文法とやらを教え込む、

関係代名詞だの、冠詞だの、前置詞だの、現在進行形だのとか教えられたら、もうパニックになってしまうでしょう。

なんでごちゃごちゃと言う前に、本書のように、

「まず、この英文は何を意味しているのか考えましょう」

と言って、次のように訳してあげれば良いのです。

Control Center is a handy hub
コントロールサンターは便利な機能です

to help you control
管理するために

your iPhone or iPad
iPhoneやiPadを

with fewer swipes and taps.
より少ないスワイプやタップで

By swiping up from the bottom of your screen,
画面の下から上にスワイプします

you can open Control Center
これでコントロールセンターが開きます

to quickly use controls
素早くコントロールを利用するために

such as volume and brightness
音量や明るかを

without having to hunt through apps.
それらのアプリを通すことなく

と言う風に。

生徒たちは、まず意味が分かります。

意味が分かってから、関係代名詞やらなんやらを分かりやすく教えれば良いのに、さんざん無味乾燥な英文法をごちゃごちゃと言うから生徒たちは嫌になるんです。

はっきり言えば、「教える側の問題」です。

例えば、高校生なら、

Control Center is a handy hub の一つ一つの単語は読めるはずです。

まず、

Control→Center→ is→ a→ handy→ hub

と一つ一つの単語を発音させて、

直後にその意味を理解させるのです。
「コントロールサンターは便利な機能です」と

そうすれば、生徒たちは意味が分かるので、ますます関心を持ってきます。

こんな感じでやれば良いのに、

Control Center is a handy hub to help you control your iPhone or iPad with fewer swipes and taps.

訳をわざわざ「日本語の語順ファースト」にするために最後まで読ませて、主語は"Control Center"述語は"is"、目的語は・・

なーんてやってるから、あくびが出るのです。

サット読んで、サット意味を掴みながらやれば興味が沸くのに、何でやらないのでしょうか?

本当に生徒のことを考えてのしどうでしょうかねえ。

生徒の皆さん、

本書をスマホで読んでみてください。

少なくとも、「今より英語が好きになります」

関係者の皆さん、

本当は楽しい英語をわざわざ難しい学問にして子どもたちを苦しめないでください。

心からお願いします。

では、また、

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