詰将棋解答選手権チャンピオン戦参加記(後半)

後半開始!

後半の前にトイレだけ済ませておいた。
あとは携帯の電源を切ったところで結構早く後半がスタート。
まず5問をさらっと見る。
9と10はいつものラスボス的な印象の配置ではない。
ただ、読みをかなり求められそうだなぁと判断。
6~8の中では、7と8が解きやすそうに見えた。
まずは6を放置して7から着手。
初手は15角か24角しかない。ちょっと考えて15角に絞る。
2手目は普通は24歩と突き捨てるかなぁと思いながら、
念のため、桂合も読んでみた。
最初は、変化の54銀~33角が見えず、悩んでいたが、
読み直してその順を発見。
2手目は予想通り24歩だと判断。
同龍、42玉までは普通に進むが、
次の手は23龍だろうと予想して読み進める。
このあたりは慣れなので、どうして?という理屈は分からない。
何となく23龍なのである。例えば33に合駒を打ったら、
22龍、43玉、32角以下詰むというのが
ポイントで、このときに15角の筋が残っていると
42玉と引けずに打歩詰が解消できない。
そのために合駒を打たせようという面白い狙いだ。
33角も妥当な受け方だが、読んでみると簡単に詰んでしまうので、
24への捨合も意外と簡単に気づく。
今回は桂合が簡単に詰むことが分かったので歩合のみで解きやすかった。
24歩合に気づいてからも1~2分確認しただけで解答を記入。
5分くらいかな。

次は8番に進む。
初手22歩成、同歩、21銀、13玉、24銀以下を少し読むも、
いかにも詰まなそうなので最初に戻る。
42飛成に13玉は馬を取って詰むことが分かり、中合だとすぐに気づく。
普通は桂合なので他の合駒は読んでいない(午前中の反省をしていない…)
同龍、13玉以下読んで、最後に打歩詰になることが分かったので、
脳内で龍をひっくり返して飛にして詰むことを確認。
さらさらと解答を書いて次に進む。
ここまで約15分。
※実はあまりにもスラスラ解けたので、
解答を書くときに油断して凡ミスするのだけど。。。

さすがに次は6番へ。
結構上部が広いので悩ましいが初手は14角と見抜く。
24玉の局面で、35銀、同香、25金、同龍、23角成を読むが
全然手が続かないことが分かる。
そこで上に逃がすのは仕方ないと判断。
37玉まで来たときに金銀銀を持っていれば詰むことが分かり、
3手目16桂だと思いこんだ。しかしこれが同とで全然詰まない。
そこで再度見直したところ、
37玉の局面で金銀があって32香が取れれば詰むことに気づく。
なるほど、それなら3手目は15銀か。。。
と読み進め、37玉は詰み、16に戻るのも詰むことを確認。
そこでふと気づいたのが、香を取れないと詰まないので、
中合があるなぁということ。
13歩中合で詰まなくなるから(実際には24歩合)、
香の位置を変えなきゃ…と理解して、
もとに戻って3手目33銀不成がはいるかどうかを確認。
これで作意っぽいと思って解答を記入。
ここまで合計30分程度。
それにしても、前半も後半も1問目が結構持駒が多くて解きにくいので、
他のメンバーは大丈夫かなぁと心配しながら次へ。

残り1時間ほどあるのだけど、どちらも面倒な感じがする。。
次はどちらもよく分からんので、まずは順番通り9番に進む。
取り敢えず叩く手から。同玉にもう一発叩く。
取れば詰みそうだし大駒に近づいても詰みそうなので11玉と戻る。
41龍に合駒は全部取って41龍と2枚目を出動したら合駒がなんでも詰み。
あれ、4手目間違えたか…ということで、そこから見直しが始まる。
(まさか2手目が違うとは思っていない…)
ちょっと後に回そうかなということで、10番に進んでみた。

初手は普通に考えると62成桂だけど、
なんで成桂なんだろうという疑問は全くわかなかった。
43玉に、次の手は83飛不成、73龍、93龍の3択と判断。
龍で行って53歩合だと同龍、同玉、83飛成以下詰みそうで、受け方に迷う。
まさか4手目34玉なんて全く考えていなくて…
(結果的に偶然3手目は当たったものの4手目を間違えて部分点もなし)
下に落ちる順ばかり意識していて
上に出て逃れるなんて思っても見なかったのが敗因。
よく分からなくなったので9番に戻る。

残り30分くらい。
やはり4手目の逃げ方から考えてしまう。
何となく22玉として駒が余らない順を懸命に探して、
変化を細かく読まずに解答をでっちあげる。
ここまでで残り15分程度。

10番に戻る。
3手目は勘で93龍に決まるが、4手目に迷う。
68歩配置が気になって、打診系の作品なのかなぁと一瞬構想がよぎる。
しかし、何のための打診かなど全然判断がつかない。
焦れば焦るほど見えなくなるのがよく分かる。
結局、32玉としたときの変化で影響があるのかと思い、
(実は下に行くのは結構簡単だったのだが…)
73歩中合かなぁと思って適当にその後の手順を(しかも途中まで)書いて
タイムアップ。

後半終了。。

全然解けた気がしなかったが、
後半は3問と、運が良ければ部分点かなぁと思っていた。
解答を見て、なんとなく8番で15銀打という符号を書いた記憶がないのと、
21手と書いた記憶があって、不正解(部分点2点)と気づいたが後の祭り。
浮かれてないでちゃんと見直していれば
これは正解できたはずなのにもったいない。
結局、前半31点、後半22点で、合計53点だった。

今回は自分の成績は散々だったが、他の方々も同様で、
何となくすっきりしない結果と順位だった。

採点の間に解説が始まるが納得のいく点数ではなくてがっかりしていて、
ほとんど耳に入ってこなかった。

次回は振り返りと今後について書こうと思います。

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