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PS5を持て余している。

PlayStation5の購入理由

実は、2020年の12月に、幸運にも妻が抽選であたって我が家にお迎えしました!

なぜ買ったかというと、PlayStationは、3を最後に人にあげて以来触っておらず、話題の最新ゲーム機はどんな体験ができるんだろうと興味が湧いたから。
Nintendo Switchは持っているが、こちらはファミリーやライトユーザー向けなので、PS5には未来を感じるというか、すごい世界に連れていってくれると期待した。

今のところ、全然未来を感じない。

正直、PS3からあんまり変わってないじゃないか。
むしろPS3のほうが未来だったな。
あれ10年前やで。。。

ユーザー体験としていえば、PS3はマルチなエンターテイメントマシンだった。
当時のゲームは圧倒的なグラフィックだと感じたし、トルネを買ってからはこんなにヌルヌルUIでテレビが楽しめて、ランキングなんかもすぐ分かる。解像度の低いアレなDVDもPS3を通すと段違いにアップコンバートしてくれた。いまほどサブスク動画などもなかったので、地上波とPS3が両輪で、我が家のリビングコンテンツを充実させてくれた。

それに比べると、PS5はゲーム機だ。
ホーム画面からして、ゲームorメディアの2つに分かれ、メディアのほうはYouTube、Netflix、primeビデオなどの主要なサブスクアプリをダウンロードするのみで、ソニーのオリジナリティは感じられない。

これは、かつてウォークマンがAppleにやられたときと同じく、Amazon、Apple、Netflixなどにプラットフォーム戦略としては負けた経緯の表れと感じる。
※業績好調なときはあまり批判されないが

任天堂も同じく、Wiiの時代には、Wiiチャンネルという名前で、子供向けの番組やショッピングなど、ほのぼのとしたオリジナルコンテンツがあげられ、けっこう好きだった。
残念ながらすでに終了し、Nintendo Switchではあくまでゲームの宣伝チャネルがあるのみ。

PS5としての進化点。


それは、ロード時間の短縮や、コントローラーの感触フィードバックなど、「没入感」という言葉で修飾されているもの。どこか、いやかなり寂しい。

ソニーにはPS4からの優良なゲーム資産もあり、快適性の向上はゲームユーザーにとって優先度の高いニーズであることは理解できるのだが。
PlayStationはサブスクの売上がメインになりつつある。Nintendo Switchではどうぶつの森など、いまでも単発のタイトルが主である。
瞬発的なクリエイティビティに頼らずとも、収入が安定するので、これは経営的には正しいのである。

しかしまあ、そればかりでは、「ソニーがやってくれた!」感が乏しいのは確か。
ゲームだけとっても、まだまだPS5に特化した、PS5でしかできない体験ができるゲームがでていない。ぜひ小さなグラフィックや感触の進化にとどまらない驚きがほしい。


もったいないので、思いつきでPSVRを導入。

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メルカリでかなり安くなっており、ガンコンやモーションコントローラーも合わせて二万円程度で購入。

これがあれば、コロナ禍でもゴルフに行ったり、それこそ没入感たっぷりでのFPS、ひとり映画館、はたまたおとなのビデオなども最高だろう。

これもPS4時代のソニーの夢の結晶である。
しかし、いざ購入してみると、残念ながら値崩れしている理由がわかってしまう。
VRのためにソニーが立ち上げた360channelは一世代前の低解像度な映像ばかり。ちまたの最近のVRコンテンツもPSVRに対応しておらず。要するに、すでに諦められたプラットフォーム感が漂っている。
もちろん、ゲームはそれなりに揃っており、みんゴルやFPSの名作も千円程度で入手でき、コスパのよい買い物だったとは思っている。
来年には新しいPSVRもリリースされるとの話なので、それにも期待したい。

「感動」を与えることがビジョンのソニー。
ハード面の進化だけで終わるのはもったいない。

まだしばらくはPS5のライフサイクルが続くはずなので、ぜひこのコンピューティングパワーを活かして、新しいプラットフォーム戦略で驚かせてほしい。

逆に、ローンチタイトルやコンテンツなどを一点集中させずともこれだけ売れるのだから、きっとこれから二段ロケット、三段ロケットがあるに違いない。
(と、長い目で期待したいところである。買った身としては…)

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