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はじめて観たクリムト展。ROCKなクリムトさんを感じました。

豊田市美術館で開催されている、「クリムト展 ウィーンと日本 1900」にいってきました。去年から豊田市美術館のホームページに告知されていて、クリムトのことはよくわからずも煌びやかな絵になんとなくドキドキ。
今回「クリムト展 ウィーンと日本 1900」、東京でも開催されていて、SNSなどで開催の様子をみていたので、余計と楽しみがまし今回の休みを利用してついにいけることになりました。

クリムトさんが亡くなってから100年を迎え、没後100年と日本とオーストリア友好150周年を記念して開催された経緯があるとのこと。
100年ってそんなに遠い過去にも感じず、100年前にあの煌びやかな絵が誕生していたとは。。。

芸術のことはさっぱりわからないので、最近音声ガイドを利用することが多いです。やはり声で解説してくれると自分の知らなかったことに気づけたりするので、利用価値は高いと思います。音声ガイドを装着して、いざクリムト展へ。

クリムトさんの初期は伝統的な絵や劇場の装飾など手がけることが多かったそうで、そんな絵で生計をまかないながらクリムトさんの名が知れ渡っていったそうです。やがて、保守的なやり方との対立からウィーン分裂派を結成し、初代会長も務めたとか。ウィーンでの万国博覧会で日本の芸術に触れる機会があり、クリムトさんも日本にきたことがあるとか!?でクリムトさん絵のにも唐草模様や着物をイメージできるような絵もいくつかありました。
全長34mもある、クリムトさん代表作の一つで交響曲第9をテーマにした「ベートーヴェン・フリーズ」。複製画でしたが、これは圧巻でした。人の苦悩や力、幸福への憧れみたいなのが、34mの絵としてずらっと。

クリムトさんすげーなぁ〜。
そんなクリムト展で気になったのが、クリムトさんの私生活。クリムトさんは女性に美を感じていたらしく、アトリエには常に複数の女性モデルさんがいたとか。そして、その女性と男女仲の関係になってしまったとか。。。
(越権行為ですか?)クリムトさん生涯一度も結婚することはなかったそうですが、14人の子供さんはいるらしいです。そして、弟さんが急死してしまい弟の奥さん、義理の妹・エミーリエとも親しい関係にも。エミーリエとのプラトニックな関係についてはいろいろ憶測があるらしいですが。。。
何かROCKみたいなモノを感じました。

自由のようで自由でもないし、自分の突き止めたいことに進んでみたら反感買ってしまったり、人間の苦悩や幸せへの憧れ、性に対しての欲望。晩年のクリムトさんの作品をみて、BUCK-TICKの「No.0」の世界観がよぎりました。愛と受胎、誕生・成熟、死。入り口の看板にも同じようなメッセージが。ここに耽美で官能でエロスが加わったら、もうビジュアル系じゃないですか??
とてもあの短時間でクリムトさんのことを知ることはできないと思うけど、クリムトさん考えだったり、想いが作品を通して感じることも鑑賞の楽しみの一つなのかと思いました。
はじめて観たクリムト展。ROCKなクリムトさんを感じてしまったので、また会いにいこうと思います。

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