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あとできく

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愛する山へ、人へ。野口健、『ヒマラヤに捧ぐ』。



ずっとそこで育ってきた。ヒマラヤは僕の故郷のようなもの。

だから・・・

2015年4月25日。彼はそこにいた。

ネパール大地震が起こった日。

彼は撮る、語る。そこでその日に見てしまったから。

アルピニスト野口健、

最新写真集『ヒマラヤに捧ぐ』(集英社インターナショナル)。

ネパール大震災を現地で体験し、情報を発信し続け、

そしてに復興活動に奔走した野口さんのその行動の根底にある

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※試聴版です。オリジナル版(53:47)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、アルピニストの野口健さんです。野口さんは、高校1年のときに植村直己の著書に感銘を受け登山を始め、99年のエベレスト登頂で当時の7大陸最高峰最年少登頂を達成しました。現在、エベレストや富士山で清掃活動等の環境教育などを行っています。最新写真集は『ヒマラヤに捧ぐ』(集英社インターナショナル)。昨年四月に発生したネパールでの大震災の記録でもあります。この写真集を基に語る野口

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長嶋有が紡ぐ、最初で最後の「泣ける」恋愛小説。



『猛スピードで母は』で芥川賞、

『夕子ちゃんの近道』で大江健三郎賞などなど次々と受賞を重ね

現在を代表する作家として活動を続ける長嶋有さん。

彼がちょっと不純な動機から書き上げたのが

自身、最初で最後の「泣ける」恋愛小説だと語る

『愛のようだ』(リトルモア)。

舞台は、車の中。そこで交わされるとりとめもない会話、

そして流れて来る音楽とともに主人公は何に気づく・・・。

漫画評論

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※試聴版です。オリジナル版(51:39)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、作家の長嶋有さんです。「猛スピードで母は」で芥川賞受賞。『夕子ちゃんの近道』大江健三郎賞を受賞するなど今を代表する作家として走り続けている長嶋さん。ブルボン小林の名前で漫画評論家としても活動していらっしゃいます。今回は、長嶋さんの最新作『愛のようだ』について
そして作家としての信条、流儀について伺ってまいります。

陸前高田の海へ。安田菜津紀が撮る、伝える。



「じいちゃんがとってきた白いお魚がもう一度食べたい」

その声で再び陸前高田の海に出た一人の漁師。

陸前高田に暮らすある漁師と孫を追ったノンフィクション写真絵本。

長年写真絵本を作りたいと思い続けてきた彼女の夢が叶った一冊。

『それでも、海へ 陸前高田に生きる』(ポプラ社)

フォトジャーナリストとしてカンボジアを中心に、アジア、アフリカなど

世界の真実伝え続け、東日本大震災後は、この

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今後のラインナップ!



今後のラインナップ!

フォトジャーナリストの安田菜津記さん、

作家の長嶋有さん、

アルピニストの野口健さん、

作家の天童荒太さん・・・

続々と配信予定です。お楽しみに!

また、番組ではツイッターで情報も発信中です。

宜しければこちらもフォロー下さい。

https://twitter.com/gakumon_susume

また定額購読をされた場合、

そのタイミングからのコンテ

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※試聴版です。オリジナル版(46:36)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんです。カンボジアを中心に、アジア、アフリカなど世界を舞台に写真で真実伝え続けている安田さん。東日本大震災後は、岩手県陸前高田市を中心に被災地を記録し続けていらっしゃいます。彼女の最新作は初の写真絵本となる、『それでも、海へ 陸前高田に生きる』(ポプラ社)。この本について、そしてあの日からこれまでのこと、何を撮りどう伝えるかじっくりと

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『五郎丸日記』の真実。小松成美。



2015年9月19日。

ラグビーワールドカップ、対南アフリカ戦で日本代表が起こした奇跡。

その日本代表の一人であり、ルーティーンと呼ばれる動作で

大人気となったのが五郎丸歩選手。

彼が大会期間中に付けていた日記が“五郎丸日記”

その“五郎丸日記”を基にスポーツノンフィクションの第一人者、

小松成美がインタビューをしまとめられたのが

『五郎丸日記』(実業之日本社)。

この書籍が生

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※試聴版です。オリジナル版(52:17)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、ノンフィクション作家の小松成美さんです。スポーツノンフィクションや人物ルポルタージュの第一人者、小松さん。緻密で情熱的な取材と文章により対象となる人物、事象を熱く
語り続けていらっしゃいます。彼女が今回フォーカスしたのは、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手。
実業之日本社刊『五郎丸日記』を基に伺ってまいります。

和合亮一、詩の寺子屋へようこそ!



子どもたちの眼差しから見つけられた言葉は 美しい

詩を書くということは 生き方そのもの

現代人は 静けさで 自分とは何か 生きるとは何かを考えたいのでは?

福島県福島市在住の詩人、和合亮一さん。

彼がライフワークとして取り組んできた“詩の寺子屋”のノウハウが

余す所なく開示されているのが『詩の寺子屋』(岩波ジュニア新書)

詩ってなんだろう?どうすれば詩を書けるのか?

そして、あな

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※試聴版です。オリジナル版(01:21:58)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、詩人、高校教師の和合亮一さんです。高校教師として教鞭をとる一方、
福島を拠点に様々な媒体で詩を発表し続けている和合さん。東日本大震災直後からtwitterで綴った「詩の礫」は大きな反響を呼びその後も福島の今を様々な形で発信し続けていらっしゃいます。今回は、和合さんの最新刊、若松英輔さんとの共著『往復書簡 悲しみが言葉をつむぐとき』(岩波書店)、そして岩波ジュニア新書『

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仮説が世界を作る。コルク社長、佐渡島庸平の思考。



想像したことしか実現できない

準備している人は一生 何も始めない人

すべてのSNSがメディアである・・・

『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』、さらには平野啓一郎さん、伊坂幸太郎を

手がけるなど大ヒット作、ベストセラーを次々と生み出し続けている

名うての編集者、佐渡島庸平さん。

作家エージェント会社、コルクを立ち上げ、

インターネット時代のエンターテイメントの在り方を模索し続けています。

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※試聴版です。オリジナル版(48:15)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、編集者で株式会社コルク代表取締役の
佐渡島庸平さんです。
編集者として『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を手がけるなど大ヒット作を次々と
生み出し続けている佐渡島さん。現在は、作家エージェント会社、コルクを
立ち上げ、インターネット時代のエンターテイメントの在り方を模索し続けています。
ダイヤモンド社からは初の著書となる『ぼくらの仮説が世界をつくる』を出版。
佐渡島さんの物事

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“もしドラ”の続編“もしイノ”を語る。



280万部!を越す大ベストセラーとなった

岩崎夏海参の著書、

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を

読んだら』(ダイヤモンド社)。

そしてその続編が

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「イノベーションと

企業家精神」を読んだら』(ダイヤモンド社)。

今回のテーマのひとつは‘居場所’。

そのエッセンスと岩崎さんのこの時代、社会の見方をたっぷ

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