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キャンプ道具を持っていない初心者でも、北軽井沢スウィートグラスは最高に楽しかった

noteを始めて早や9年、これまで何度か書いては消したり、公開しては下書きに戻したりを繰り返してきましたが、久しぶりに1本書きます、Kata(@ktkw)です。

40代後半のメーカー系サラリーマンで、ガジェットとかクレジットカードとかの話が割と大好物のインドア派ですが、ここ2-3年くらいずーっと妻から「子供達を連れてキャンプに行きたい」と言われていました。聞いていると周りのママ友の大半が月1とか月2とかで家族でキャンプに行っていると…

確かにキャンプそのものは楽しそうですし、キャンプ用品てガジェット好きの心をくすぐるものも多いのですが、いかんせん何も持っていないし、ちょっと調べるとテントとか焚き火台とか寝袋とかランタンとか、必要な物は多いしお金もかかりそうだ… となんだかんだ先送りにして濁していました。

ただ周囲からはどんどん「新しいテントを買った」「今月はXXXとXXXに行く」という話が出ているようで、さすがに我が家も一度は行ってみたいとなりました。そんなわけで昨年(2022年)3月に満を辞して2ヶ月後のGWのキャンプ場を予約したのですが、なんと予約したGW前半は大雨予報!初めてのキャンプが大雨だなんて楽しめるわけがない、と泣く泣くキャンセルをし、有給取得前提で7月上旬に予約変更をしました。それが予想していたよりも遥かに楽しかったので、まだキャンプに行ったことが無い、行ってみたいけど初心者にはハードルが高そう、と思っているママパパの参考になればと1年前の出来事を思い出しながら書いてみます。

なぜこのタイミングで書いているかというと、実は昨年この記事を書きかけのまま長期放置していたんです。が、この後今夜24時から今年の7月分の予約が始まるので、自分の予約の準備も兼ねて今この記事を書いています😅

心の声

軽井沢へGO!

我が家が訪れたのは北軽井沢スウィートグラスという超有名なキャンプ場でした。軽井沢中心部からは車で3-40分ほど、観光地としても有名な星野リゾートエリアやハルニレテラスからそのまま北上して約30分前後と聞くとイメージできる方もいらっしゃるかと思います。

軽井沢の街中から途中までは車通りも普通にある道ですし、峠は登坂車線のある区間もあるので運転に慣れていない方でもそれほど怖くないと思います。ただスウィートグラスの直前に細い道があって、車通りが多い場所ではありませんが、対向車が来たりすると慣れていないと少しヒヤッとするかもしれません(とはいえ避けられる場所もあります)。

キャンプって荷物が多いこともあって車が無いとなかなか難しいですよね。我が家もコロナ禍で義実家から車借りているおかげで割とスムーズにこのような移動ができていますが、今回現地でも周辺でもレンタカーを多く見かけましたし、しっかりと安全運転を意識していれば軽井沢エリアはアクセスも運転もしやすいと思います。なんというか長く首都圏からの観光客を受け入れて来ているのには、それなりにやはり理由があると感じます(避暑や観光が目的であれば新幹線などもありますし)。

詳細は後の段でまた書きますが、例えば首都圏から高速道路を使って碓氷軽井沢ICから向かう場合は、スーパーマーケットツルヤ軽井沢店と、その隣にあるマツモトキヨシ軽井沢店で最後に色々と買い込むことが可能です。そのすぐ近くにはツルハドラッグと併設されたキャンドゥ、しまむらなどもあるので、食材や虫除け、洗顔などの日用品やちょっとした虫取りグッズなども購入可能です。

なお我が家はクーラーボックスに保冷剤を入れた状態で自宅を出て、食料品や飲み物などは全てツルヤで購入してキャンプ場に持ち込みました。ツルヤはBBQの材料から大人のお酒と肴、子供達のオヤツから道中の軽食と帰りには自宅用のお土産まで揃う素敵なスーパーです。正直近所に欲しいです。

余談ですが、我が家は神奈川県内で環八を通って練馬ICから高速入り、碓氷軽井沢ICで降りてのツルヤまでは私が運転。峠で車酔いしやすい妻はツルヤからスウィートグラスまでを交代して運転しました(帰りも担当区間は同じ)。

心の声

北軽井沢スウィートグラス

さてさて、食料品や虫除けグッズなどを一通り買い揃えていよいよ今回の目的地、北軽井沢スウィートグラスに到着です!2022年夏は感染症対策として、ドライブスルー型のチェックインを行われていました。

車に乗ったまま係員の方から必要な書類やゴミ袋などを受け取り、そのまま自分のサイトまで車で移動をして、後ほど代表者一人が時間帯ごとに区切られた形で分散して本チェックインを行います。おそらく色々な試行錯誤をされていたかと思いますが、チェックインを夏日の暑い中でも車の中で待っていられるのは子供達にとってもありがたかったです。

なお、当時北軽井沢スウィートグラスは愛郷ぐんまプロジェクト「宿泊キャンペーン」及び「ながのはら♪ら♪ら 宿泊連携キャンペーン」の対象でした。我が家は妻も私もワクチン3回接種を終えていたのですが、このことを知らなかった上に2人ともアプリに反映もさせていなかったので大きな割引を逃しました…
(スタッフの方も「何かないですか?」「これかこれかこれのどれかお持ちじゃないですか??」と沢山確認してくださいました…)

心の声

車の中で渡された場内マップを見ながらいよいよテントサイトとのご対面です…

ドコドコドコドコドコドコドコドコドコ…

ジャーン!

思う存分トランポリンを楽しもう!ポリンポリンサイト

この時我が家はなんと、9:00-18:00の間であればいつでもトランポリンが楽しめる「ポリンポリンサイト」を予約しました!普段なら予算オーバーで通常サイトにするところですが、今回は元々最繁忙期のGWからキャンセルをしているので、当初の予算からほとんど変えずに通常サイトよりも広くてトランポリンとピクニックテーブルが付いたポリンポリンサイトを予約しちゃったのでした(今後はもっと低価格の区画にすると思いますが、一度ここを利用したおかげで色々とイメージできるようになりました!)。

ここまで長く車に乗って早く走り回りたい子供達をまずはトランポリンの中に入れて、その横で妻とこれからすることなどを話し合うことができました。ある程度子供が大きくなって一緒に手伝ってくれたりするとまた違うと思いますが、徐行とはいえ車通りもあるし森や川の方まで勝手に行かれてしまうのはまだまだ怖い年齢だったので、ネットで囲まれた中でフルで身体を動かして遊んでいてくれるトランポリンは最高です…っ!
(もちろん横で見ていましたよ!)

支払いとレンタル品を受け取りに

さて、この後の段取りも一通り決まり、分散チェックインの支払いの時間にもなって、子供達もトランポリンを一休みする辺りでレンタル品を借りに行きます。

今回我が家は主要アイテムを一通り借りることができる「テントやシュラフなど基本アイテムだけを厳選したベーシックキャンプセット」を予約していました。内容は以下の通りです。

テント・タープ・テントマット・寝袋・テーブル(小)・チェア・ガソリンランタン・LEDランタン(小)・ ファイアディスク(焚火台)・ランタンスタンド・火ばさみ

ベーシックキャンプセット|北軽井沢スウィートグラスのレンタル品

これだけ借りられて、寝袋とチェアが4組の4人用で9,900円(税込)、2組の2人用なら8,800円(税込)と、かなりリーズナブルだと思います。キャンプ場としての宿泊費そのものはもっと安いところは沢山ありますが、ギアをこれだけレンタルすると2-3万円ほどかかるところも多いので、何も持っていない我が家には非常にありがたい設定でした。

このベーシックキャンプセットで一通り寝泊まりと食事の場は用意できますが、食材を入れておくクーラーボックスや調理器具、カトラリーもレンタルしたいという方には以下が借りられる快適キャンプセットも用意されています。

ガスツーバーナー・クッカーセット・食器セット・調理器具セット・キッチンテーブル・ウォータージャグ・クーラーボックス

快適キャンプセット|北軽井沢スウィートグラスのレンタル品

我が家はクーラーボックスは以前同僚からお古としていただいたものと、普段のピクニック用などに使っていたソフトクーラーがあったのでそれらを持参し、カセットコンロや片手鍋、フライパン、IKEAのプラスチックのお皿やコップなどを自宅から持ち込みました。食材は入場前に購入したかったのでクーラーボックスは事前に必要でしたし、子供達もいつもと同じ食器類を使える方が安心できたので、これでよかったと思います。

あとはレンタル品としてコードリール(4口型)を借りました。我が家で借りたサイトは元々2口のコンセントが隣のサイトとの間にありましたが、そこから直接何かを繋げて使うには少し遠い場所でした。コードリール経由で私が普段仕事中に使っている無印良品のサーキュレーターと、初めての出番となったAnkerのポータブル電源を接続しました。軽井沢の高原とはいえ日中はとても暑かったですし、携帯やタブレットの充電も必要だったので、結果的に満足のいく組み合わせだったと思います。

いざ、設営!

台車を借りてレンタル品を管理棟から区画サイトまで運んだら、いよいよほぼ初体験のキャンプ設営です。

ポリンポリンサイトは木立エリアという区画が程よく木で囲まれたり区切られたエリアにあるので、各サイト内に日陰になる場所があります。当日は北軽井沢とはいえ快晴で気温もかなり高かったので、「テーブルやチェアはタープがあるから、テントをサイトの端の日陰にしようか」と妻と決めて、車を移動したりテントの場所を決めたりしました(後で自分達の無知を後悔することになるのです)。

私も妻も大人になって自分でテントを張った経験は無く、とりあえず取扱説明書を見ながらこんな感じかなーとペグを打ったり、ポールを組み立てて渡したり… そうこうしているうちに30分程度で案外形になりました(最初は説明書と実物を見ながら「どこが前なのかわからない!?」となっていましたが)。

トランポリンに飽きてきた娘達も「一緒にやりたーい」というので、ペグを打つお手伝いをさせてみたり、ロープをピンと張らせてみたりしながら、なんとかテントは完成です。

続いてタープを張ろうとなったのですが、取扱説明書を見ながらタープとポールを並べてみても、どうやったら手を離してもポールが立つのか、あとはどの辺りに置けばテントと綺麗に繋がるのかが、なかなかピンと来ません。妻とあーでもないこーでもない、とやるもなかなか上手くいかず、レンタル品ですし覚悟を決めて管理棟の方に助けを求めました。

私「テントもタープも自分達で張るのは初めてなのですが、どうしてもうまく行きません。このテントとうまく繋がるように張りたいのですが」と伺います。すると…

スタッフさん「あー、テントがこの位置だとタープをそこに張るのはちょっと難しいですねー。テントのペグももう全部打っちゃて…ますね」
スタッフさん「こういう場合は両方の場所のイメージができたらタープを先に張ったほうがスムーズなんです。なので今回はテントはこのままで、人通りや食事の時の動線を考えてこういう風に張りましょう」

と。

誤解の無いように補足をしておくと、スタッフさんはこちらの希望に最大限沿うための手順も教えてくださいました。ただテントのペグを全て外してまた設置する手間や時間、この後の食事の用意や子供達の様子などを全て汲み取ってくださった上で、最短かつベストな案を提示してくださっています。

途中途中も「ペグはこう打つともっとスムーズですよ」「ロープを結ぶときはこうすると撤去が楽ですよ」とちょっとしたコツも教えてくれつつ、しっかりと私達が自分でできるように教えてくださいました。

先ほどまでの悩んでいる時間がウソのように、とてもスムーズにタープも立ち上がりました!

あのスタッフさんがいるだけでもスウィートグラスにまた来ようと思えるくらいでした(まだ設営中なのに)。当日サポートしてくださったスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

心の声

設営が出来たらスウィートグラスを満喫

さて、テントもタープも無事に立ち上がり、空いているスペースに既設のピクニックテーブルを移動したり、レンタルのチェアやテーブル、焚き火台などを設置したら、一息ついてスウィートグラスの探索に出発です。

実は我が家は前年のGWにここスウィートグラスを一度訪れていたのです。ただその時はキャンプではなく日帰りで、アスレチックや広場で子供達と遊んだだけでしたが、多くのファミリーがキャンプを楽しんでいるのを見て「来年はやってみたいねえ」と話していたものでした。つまり、ここは日帰りでも子供達と遊ぶには最高の場所なんです。

森の中の充実したアスレチックや、多くの遊具も未就学児から遊べるものがしっかりと用意され、さらにその森には川が流れ滝もあり、木にぶら下がるブランコや春先にはオタマジャクシも見かけるような小川(ビオトープ)など、街中育ちの娘達が走り回って遊ぶにも最高の環境です。日帰りでも美味しいピザやナンドックなどを、木陰や広場のフリーのテーブルで食事をすることも可能です。

そういえば前年は広場のテーブルでピザを食べようとしたら、急な風で草むらに飛んでいってしまったのでした…

心の声

長女は私と森へ探検に、疲れてしまったのか次女はママとチェアに座って一休み。二手に分かれてそれぞれの場所を楽しみます。

4歳から5歳になって、長女は前年に比べて随分と積極的にアスレチックや遊具、橋を渡ったり、滝の方に歩いて行ったりと成長を見せてくれました。こうやってどんどん大きくなるんだなあ、と少ししんみりとしつつもしっかりと楽しんでいるのが心強く思えます。

一通りアスレチックエリアなどを巡って区画サイトに戻ったら、そろそろ夕食の準備です。

キャンプといったらバーベキュー

さてさて、キャンプのメインイベントといったらやはりバーベキューですよね。今回レンタルしている焚き火台は売店で売っている網を買えばバーベキューも可能と記載があったので、まずは売店に向かいます。

売店には四角い網と丸い網の2種類がありましたが「これレンタルの焚き火台だとどっちが使いやすいですか?」と相談すると、実際に現物で合わせて確認していただけました。見事に丸網がフィットしたのでこちらを購入します(後から考えると角網の方が少し大きかったので、移動して炭を動かしたりしやすかったかも?)。

そして売店や管理棟から少しだけ離れたところに、薪や炭の無人販売所があるので、そこで炭も購入してからサイトに戻ります(炭は2kgで500円のヤシガラ炭を購入しました)。

Seriaで買った着火剤とヤシガラ炭で思っていた以上に非常にスムーズに火が着きました。あとはツルヤで買った焼き鳥セットとバーベキュー用焼き野菜、子供達が大好きなぐるぐるソーセージ、妻が大好きなラムチョップを宮崎名物のマキシマムで味付けたものなどを炭火で焼きつつ、ガスコンロでは持ち込んだフライパンでペッパーライス風ご飯を作って完成です。

ツルヤで買ったものばかりです

ツルヤにはクラフトビールや長野県産のワインなどもたくさん売っていて、バーベキューと実に合う感じで遅くまで妻と楽しむことが出来ました。子供達はテントの中でおしゃべりしたりするのが楽しそうです。

食後は炭臭くなった我らがファミリーですが、スウィートグラスにはお風呂もシャワーも完備されています。お風呂は残念ながら予約時点で空きがなかったのですが、コインシャワーで十分サッパリして夜は快適に寝ることができました。

翌朝はスーパーツルヤで購入したパンとハムとソーセージで簡単なサンドイッチを作ったり、ドリップパックのコーヒーを淹れたりしながら軽く食べて、マニュアルを見ながら時間通り撤収してチェックアウト完了です。レンタル品はそのまま元通り片付けて返却するだけなので非常にスムーズでした。

帰り道は軽井沢のハルニレテラスで大好きな川上庵のお蕎麦を食べて、そのまま帰路に着きました。なかなかの疲労感で運転は正直辛い部分もありましたが、無事に夕方明るいうちに神奈川県内の自宅に到着です。

レンタル品と持ち込んだ物、現地で購入したものリスト

ここからレンタルした物・持ち込んだ物・現地で購入した物・後から必要だったとわかった物をまとめておきます。テントやタープなどは取扱説明書のリンクをつけておきますので、特に初めての方は説明書を読んだりYouTubeなどで予習をしておくと心の準備ができると思います。

レンタルした物
(各リンクはスウィートグラスサイトおよびメーカー公式です)

ベーシックキャンプセット

  • テント(コールマンの BCクロスドーム/270) - 取扱い・組立て説明書
    初めてのテント設営でしたが思ったよりスムーズに出来ました!大人2人と未就学児2人の計4人で快適に寝ることが出来ました!

  • タープ(コールマンの XP ヘキサタープ/S)取扱い・組立て説明書
    テントよりもこちらの方が設営に苦労しました。スタッフの方にやり方やコツなどを聞くことができて助かりました…

  • テントマット
    私には充分なマットでしたが、妻は寝にくかったと言っていました。エアーマットが欲しいとも…

  • 寝袋
    軽くて夏場にはちょうどよかったです。冬は追加料金でマミー型に変更可能となっていました

  • テーブル(小)
    ポリンポリンサイトにはピクニックテーブルが設置されているので、調理器具などを一時的に置くのに使ったりしました。これ一つで調理から食事まではちょっと大変だと思います

  • チェア
    これに座って夜お酒を飲むのがサイコーでした!

  • ガソリンランタン(コールマンのワンマントル・ランタン)
    個人的に今回キャンプグッズで一番欲しい!と思ったのがこちらです。最初はうまく点けられなくてスタッフさんに教えてもらったのですが、夜のテントサイトを明るく照らしてくれる大切な存在でした。マッチが必要なので、持参すると良いです!

  • LEDランタン(小)
    こちらはテーブルの上やテントの中で使用しました、そこまで明るくはありませんが用途的には充分です

  • ファイアディスク(焚火台)
    設営も後片付けもとても簡単でした!我が家はこれに場内で売っている丸い網(200円)と木炭2kg(500円)でバーベキューをしましたが、サイズも使い勝手もちょうど良い感じでした(なお帰宅後にAmazonのセールで買いましたw)

  • ランタンスタンド
    これとガソリンランタンが夜の雰囲気を作ってくれます…

追加レンタル

持ち込んだ物
(リンクはAmazonのアフィリエイトリンクを含みます)

2023年夏にまた宿泊予定です

さて、ここまでまとめさせていただきましたが、2023年4月30日この後深夜24時から今年の7月分の予約がスタートします。

今回は妻の希望で友人ファミリーと一緒に行きたいということで、果たして予約争いに勝てるのか… この後準備万端の状態でリロードして参戦予定です。

自分の備忘録的に書いた記事ではありますが、少しでも今年キャンプデビューする方の参考になれば幸いです。お互いに天候やコンディションに恵まれますように!!

#キャンプの楽しみ方  #アウトドアをたのしむ #山であそぶ

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