銀ブラ2

銀ブラ、その真意は?

 『銀ブラ』と聞いて、何を連想するだろうか。
大抵の人は、銀座の街をブラつく(散歩する)と考えるのではないだろうか。

しかし、『銀ブラ』の語源はそうではないとも言われている。
銀座でブラジルコーヒーを飲む
これが語源ではないかと言われている。
但し、記述等信用できる資料が存在していないのでその真意は確かではないようだ。

 私自身、どちらが正しいのか判断できないので双方に意味にフォーカスして話しを進めたいと思う。
むしろ、毎日のように銀座をブラついているが、ブラジルコーヒーはまだ未体験なので言及する資格がない、、、


銀ブラ=銀座の街をブラつく

まずは、銀座の街をブラつくことにフォーカスしてみる。
今日では、多数の雑誌やウェブメディアで銀座の街を紹介する意味合いで使用されていることが目に止まる。
銀座の街を歩きながら、ショッピング、グルメ、はたまた神社巡り等銀座エリアのスポットで様々な楽しみ方ができると連想できる。

 銀座通りでは、土曜・日曜・休日の正午から夕方にかけて1km超の距離を歩行者天国としていて、更に『銀ブラ』しやすい環境が整っている。
外国人旅行客が道路の真ん中で記念撮影している光景もよく見かけられる。
※油断していると夕方からは歩行者天国が解けて車が走り出すので事故だけは注意してほしい(私自信が油断して車が来たこと焦った経験がある)。

 『銀ブラ』と言えば、銀ブラ事件なるものがあったようだ。
現天皇陛下である明仁天皇が学生時代(学習院高等科3年生)、試験の後に学友達と初めて電車に乗って銀座へ向かったことが事の発端だった。
銀座をぶらつき、高級喫茶店「花馬車」でコーヒー楽しんでいたが店主に正体がバレてしまい次のお店に移動。
しかし、この頃皇太子が行方不明になったと警備や警察達が大騒ぎし、目撃情報から銀座の街には多数の警官が緊急配備され皇太子の『銀ぶら』は終わったようだ。
同行していた、大混乱を招いたとして皇室関係者や警官達に叱られたそう。
 事件とまでとなった『銀ブラ』騒動だが、それでも銀座に行ってみたいと思わせてしまう銀座の街は魅力が詰まった街であると言える。


銀ブラ=銀座でブラジルコーヒーを飲む

次に、銀座でブラジルコーヒーを飲むについて触れたいと思う。
銀座でブラジルコーヒーを飲む、更に正確には銀座のコーヒー店・カフェーパウリスタでブラジルコーヒーを飲むことと言われている。
銀座の「銀」とブラジルコーヒーの「ブラ」を合わせた造語とされている。

 カフェパウリスタは、1911年(明治44年)の開業から、関東大震災の影響で一時撤退したものの1970年に復活し今なお親しまれている。
ちなみに、カフェパウリスタのウェブサイトでは『銀ブラ』とはブラジルコーヒーを飲みながら会話をすること(一部省略)を説とすると書かれている。
更にスタンプカードを発行していて、そこにはあなたは本日、銀ブラを楽しんだ事を証明しますと書かれていて銀ブラ証明書となっていて来店したお客を銀ブラ認定しているようだ。

 カフェパウリスタ、実はまだ訪れたことのない名店なので一度行ってみたいと思う。
その時の感想はまた後日、このマガジンを利用してレコメンドさせて頂こう。


結局どっちが正解?

ここまで双方の意味合いから触れた『銀ブラ』という言葉。
私自身としては、今現在『銀ブラ』という言葉は前者の銀座の街をブラつくの意味合いで用いることが多い。
実際に今日の人達には前者の意味で浸透しているのではないかと感じているからだ。
だが、時には格好付けて『銀ブラ』って銀座でブラジルコーヒーを飲むことだよとうんちくを言ってしまうこともある。
カフェパウリスタに行ったこともないのにお恥ずかしい話だ。
胸を張ってブラジルコーヒーと言えるように、前述にも書いたが近々本当にカフェパウリスタに行ってみようと思う。
 皆さんはどちらの意味で使用しているのか、一度アンケートを取ってみたいとも考えている。
これを読んだ方は、よければ「ブラつく」とか「ブラジルコーヒー」とか一言でもいいのでコメントしてみて頂きたい。

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