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なぜ和菓子屋三代目(の予定)が他の仕事を兼業するのか

いつもご覧頂きありがとうございます。
現在は父が代表取締役をやっている有限会社とらや菓子店の従業員として働いていますが、それ以外に市内のNPO法人aisaの一員としても働かせて頂いています。
aisaに勤める前は生命保険会社でも働いていました。

上記のような働き方をしていると『なんで実家一本にしないの?』とか『本気でやんないの?』って質問されることがあリます。
そこにはちゃんと理由があり、リスクヘッジをしているわけでも、お金を稼ぎたいわけでもありません。
もっと言うと全ての仕事に対して真摯に取り組んでいるつもりです!

自分なりに考えて実践した上で、兼業することの良さやこれからの時代を踏まえた働き方みたいなものを記録として残しておきたいなと思ったので、この題目の記事を書くことにしました。(あと、上記のような質問に一言で答えるのも難しいので、note見てくださいって言えるように笑)

◾️兼業のメリット

▪️知見が広がる
▪️あらゆる立場を経験できる
▪️マルチタスクに慣れる
▪️異文化に順応出来る

◾️知見が広がる

業種ごとにお金の流れや商品・サービスの性質、働き方、社会との繋がり、あらゆる項目において全然違います。もちろん全てを知ることは出来ないし知る必要もないとも思ってます。
ただ知見が多いという事は、手札(手段)のカードが多い状態で選択肢が多いということです。
どんな仕事でも必ず課題にぶつかりますが、その時に手札(手段)が多いと課題を乗り越えるまでの時間が短く済み次の課題に挑戦することができる
この過程が個人の成長、強いては会社の成長に繋がると思ってます。
課題がなくなる事はないので、繰り返しの話になりますが、いかに早く課題をクリアして次の課題にぶつかるか。
同じ課題に向き合い続ける良さや意味もあるとは思いますが、乗り越えるという結果があってこそ、そこに価値があると思ってます。
様々な仕事を経験することで、沢山の課題に出会うことができ、沢山挑戦し沢山失敗することもできる。これは兼業のもっと大きなメリットだと思ってます。

◾️あらゆる立場を経験できる

将来経営をしていく人に限らず、他人と働く全ての人にとってはこれは絶対に役に立つ経験だと思います。
理想は様々な職責を経験しているとより良いなと思ってます。
というのが、仕事はコミュニケーションがとても大事なことは皆さんもご存知だと思いますが、コミュニケーションを更に具体的に言うと相手の立場を理解した上でのコミュニケーションがとても大事だと思っています。
人にはそれぞれ価値観があり、正義があり、得意不得意があり、様々なそれぞれがあります。
そんな事は知っているとは思いますが、実際には多くの人が自分本位のコミュニケーションを取りがちで、普通はこうするでしょとか、なんでわからないのって思ってしまうもんなんです。
ですが色々な立場に立ってみて分かったのは、みんなそれぞれの立場で精一杯頑張っていると言う事です。
みんなちゃんと必死に頑張っているんです。みんな精一杯頑張っていることが理解できると、自分の場合、思考が【あーしてほしい、こうするべき】から【どうしたらより良いかに向けて一緒に考える】に変わっていきます。
1つの視点で仕事をするのと、様々な視点を知った上で仕事をしているのでは、相手の立場に立つ力が全然違ってくるんじゃないかなと思う次第です。

◾️マルチタスク状態に慣れる

マルチタスクって本当に辛いですよね(笑)
なぜ辛いかを言語化してみると、まず仕事に追われるプレッシャーを感じて辛い、追われることで焦って失敗する確率が上がって怖い、仕事のことばっかりでプライベートも余裕がなくなり充実しない。 
主にはこの3つだと思ってます。
特に兼業したり多種多様なプロジェクトを抱えていると様々なジャンルや様々なやり方の仕事があり、追われたらやばいんです。(笑)
↑この時点で言うと世の中のお母さん達って常にマルチタスクなんですよ。多くのお母さんは仕事以外に家族の世話や家事を担っている事が多いので。
だからこそ、マルチタスク状態でも冷静にタスクの優先順位付け、誰にヘルプを求めるかの判断力がついてきます。
そして一番大事なのはやるべきことは常に変わらないと言うことを頭で理解することです。
焦っても悩んでいてもモチベーション高くても低くても楽観しても悲観しても、目的を遂行するためにこなさなければいけないことは特に大きくは変わらないということです。
これを理解することで、マルチタスク時の心理的負担とパフォーマンスの低下を避けられます。
上記の力がついていくこと=マルチタスク状態に慣れると表現しています。

◾️異文化に順応できる

異形を恐れるは己の無知ゆえ 】=知らないものを恐れるのは自分が無知なだけ
無知を悪と言っているわけではありません。
知らないモノゴトに出会った時にアレルギー反応がでるのは、知らないモノゴトが原因ではなく、自分の知が足りないと言う解釈をした方がいいということです。
そうしないと世の中のほとんどのモノゴトに怯えることになるからです。
これは仕事に当てはめてみると、既存の商品、既存の仕組み、既存のやり方、既存の文化、これを変えるのって大変じゃないですか?
兼業することで多様な文化に触れると、良いなと思ったモノゴトをもう一方の会社でも取り入れることに対して心理的な抵抗が少ないんです。
それゆえに異文化を知ることは事業や会社をより良くしていくためにはとても大事な事だと思っています。

副業・兼業を行ったことによる本業における仕事のやり方の変化


◾️まとめ(働き方についても箇条書きで気づき書きました)

一つの仕事だけの良さも理解した上で下記の可能性についても記録しておきます。

・仕事は時間軸(〇〇時間働いたら仕事をこなしていると考える)や会社軸(この会社で働いていればやるべきことができている)より事業軸で考えた方が正確に管理できる
→だとすると時間や所属している会社だけで仕事へのコミットや想いの強さは測れない
→いかに効率良くPDCAを回すか(1日数時間しか働かなくてもその日やるべきことができたならそれでいいと考える事もできる)
・こうするべきというのは結果論でしか語れないことも多く、大事なのは自分自身が精一杯取り組んでいるかどうか。
・仕事は一社に絞るべきと捉えて選択肢を自分で狭めない。
・これからの時代に求められるものは、
課題を乗り越える力
自分を活かせる環境に身を置くこと
自分が成長できる環境に身を置くこと
環境は確実に変わっていくものでもあると思うので、常に今いる場所が適しているかについては考えていた方がいいと思います。自分視点でも他者視点でも。そしてそれは経営者側も考えないといけない。
・会社側も従業員側も選び選ばれる関係こそが、両者の発展につながっていく思う。

他にも山ほど気づきはあるのですが、キリがないので今回はここまでに。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました。
兼業・副業はメリットもデメリットもあるとは思いますし、あくまで手段でしかないので、自分が望む未来を考えた時に、今自分はどこで何をした方がいいのかを考えることが大事なのかなと思ってます。
仕事について考えることが多い日常だとは想いますが、この仕事をしてよかった、選んでよかったと思えるととても幸せだなと思います。
また明日から頑張りましょう。



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