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旅は道連れ世は情け

淡路島へ家族で行ってきた。大阪住まいの我が家にとって近いながら橋を渡る特別感と遊べる所の多さから行き先の選択肢として頻繁に上がる場所である。我が家は淡路島が大好きなのである。

その中でも行った事が無い施設は多い。子どもが小さいと乗り物に乗れなかったり参加できないイベントが多い等理由があるとどうしても行きにくい。ただ最近の我が家の子どもたちの流行り恐竜。その恐竜ゾーンがあるとの事なので行くしかないでしょ!?とロングバケーション中の旅先として決まった。

淡路ワールドパーク ONOKORO

あまり恐竜だけを前面に押し出している施設では無いので恐竜度数ではいまいちだったかもしれない。けれど、鳴き声をあげながら動く恐竜にビビらされ、大きく口を開けている恐竜の口の中に入るのにビビり、ベンチに服を着てジュースを飲んでいる恐竜と一緒に写真を撮れ無かったりと存分に堪能出来た。

他に縮小された世界の遺跡や施設で凱旋門の中に入れたり、大きな顔の実物代の遺跡を触れたり、倒れそうなピサの斜塔を頑張って支えたりとはしゃげる要素満載。

まぁご飯はそれなりだったけれど、物語の世界があったり天気予報が雨だったにも関わらず、降られる事なく楽しめた。

夜ご飯は鯛の姿造りに鯛の宝楽焼き。

ところが!食べ終えてひと段落しうずしお温泉の湯で家族がはしゃいでいた時、嫁ちゃんが腹痛に襲われる。嫁ちゃんは何度も虚血性腸炎になっているし、慢性虫垂炎がある。看護学生の頃に腸蠕動音を聴取する授業で誰の聴診器でも聴き取る事が出来なかった(先生にも)超微弱腸蠕動の持ち主なのだ。

医師に診断してもらった訳では無いので詳細はわからないけれど、嫁ちゃん曰く虚血性腸炎らしい。痛みが今までの虚血性腸炎と同じで便と一緒に鮮血が出ているらしい。

旅先での発病は初遭遇。病院へ行こうと誘っても土曜日の夜に病院が開いていないので行かないと言う。翌日も旅行は続けると言うのだ。月曜日まで症状が続けば病院に行く、と。そこから嫁ちゃんは腸を休める為に絶食を始めた。なんと、朝食を子どもたちに分け食べないのだ。動くと腹痛があるらしくゆっくりと動く。けれど子どもたちには通じない。元気だろうが病気だろうがお構い無し。

幸い我が家は外食に行くとふたりとも嫁ちゃんの横に座るのを嫌がりジャンケンなどで決めるのだが、嫁ちゃんの横の席確定した瞬間に泣き叫んだりするほどの父親っ子たち。寝る時もふたりの間で寝ないと喧嘩を始める始末。外食に行った時にいつも嫁ちゃんが「隣に座るのこんなに嫌がられて傷付くわ!」と言っている。

なので3人で楽しめない事はない。けれど旅とはそういうものではない。ひとりでも楽しんでいない人が居ると気を遣う。みんなで来たのだからみんなで楽しみたい。

ただ、嫁ちゃんは痛いながらも海で戯れる時も実物大のゴジラを雨の中見に行く時も一緒だった。みんなが昼ごはんを食べている時も食べず見ているだけ。

相変わらず我が子たちはサービスエリアで行方不明になったり寝ながら鼻血を出し敷布団まで汚染させたりと色々とやってくれる。それでもやっぱり日常とは違う楽しさがある。

2日目は生憎の雨。なので何も出来なかった、なんて事はない。海岸では小石を海に向かって投げ続けるし、傘も合羽も無いのに雨の中ニジゲンノモリへ。濡れる事も覚悟さえすれば楽しい楽しい。楽しもうと思えばなんだって楽しめるのだ。

まぁさすがに下の子が寒さの限界の雰囲気を醸し出していたので切り上げたけれど、雨の日の芝生は滑って楽しかっただろうな〜と想像しながら帰路についた。でも、こう後ろ髪引かれながら帰るとまた来たいと思えるし、次に来た時のしたい事リストが増えてそれはそれで良いのでは無いかと。

とりあえず、次はコンディションも万全でみんなで旅行に行く!のが目標やね。

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