眠れない夜のお供に【ベストバイ2021:漫画編】
今年は眠りたくても眠れない日が続きました。
そんな夜に何もせずただ時間が過ぎていくのを眺めるのにも飽きた頃、色々な漫画を読み漁りました。
書評のようなものは恐れ多いので書きませんが、簡単な紹介と感想や印象に残っているところを書いていきます。
みなさんの眠れない夜のお供にどうぞ。
This コミュニケーション
設定の妙が効きまくっている漫画です。
ある種のサスペンス要素もありつつ、数ある選択肢の中から時間が迫る中での最善を模索するあたり、頭を使うのが好きな人には刺さりまくる作品なのではないでしょうか。
王様ランキング
実は絵柄が苦手で遠ざけていた漫画でしたが、完全に食わず嫌いを後悔した作品です。
絵柄からは想像もつかないような肉厚なストーリーとキャラクターの立ち具合がとても奥深く、そのうち時間ができたらアニメ版も見てみたいなと思っています。
チ。ー地球の運動についてー
衝撃的すぎる漫画でした。
パラダイムシフトを大枠では扱いながら、そこに命をかけて次へ託す信念が織り込まれて重厚なストーリーになっています。チとは何を指すのか、その時々で色々な解釈ができる作品です。
100万の命の上に俺は立っている
ただの異世界ものでもファンタジーものでもなく、その間を行き来しながら常に頭を動かしまくりながらコトと対峙していくストーリーに引き込まれて一気に読みました。
イサック
1巻のあとがきに「この物語はずいぶん昔に私が古い地図を見たことからはじまります。」という引き込まれる実話が書いてあります。そこには、17世紀のヨーロッパを描いた地図の複製に長い火縄銃を持った日本人が描かれていたと語られています。
そんなあったかもしれない火縄銃を巡る物語。
ダーウィン事変
今年一番の衝撃作。
半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」を主人公に色々な思想・倫理・価値観がぶつかり、読んでいる自分の思想・倫理・価値観も揺さぶられていきます。
葬送のフリーレン
勇者がいなくなった世界に生き続ける人たちの物語。人は他者によって、想い出によって生かされていることを感じる一作。
北北西に曇と往け
個人的にとても好きな空気感の漫画に出会えました。大事なことを感じられる作品に出会えて幸せだなと思いながら一気に読んでしまいました。
新刊まだかな...。
とんがり帽子のアトリエ
ファンタジー系漫画の中ではかなり好きな漫画。
映像化されるのが楽しみな描写が沢山ある。
1話1.5時間くらいでNetflixあたりでアニメ化されないかな。
望郷太郎
人類が“ほぼ”滅びた世界にコールドスリープで辿り着いてしまった主人公が、文明がほぼない無秩序な世界に適応しながらも人間としての生物としての倫理や価値を問い直していくスケールの大きな作品。
絶対信じない
左ききのエレンのかっぴーさんが突如Twitter連載を始めた一作。
各回ごとに色が変化する扉ページと内容の連動も見どころ。
トリリオンゲーム
天才。
心躍る。
以上!
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ここからは以前から読んでいたシリーズです。
新刊が出たタイミングで読み直しをしたので記載します。
アオアシ
サッカー漫画だけれどテクニックやプレーよりも捉え方や観点のパラダイムを起こしながら、主人公や周りの登場人物が成長していくストーリーがとてもグッときます。
メラメラと心に炎が灯る感じ。
BLUE GIANT シリーズ
信念を持った主人公が楽器ひとつで音を通して世界中いろんな人と心からの対話を繰り返していく物語。出会い、別れ、また出会う。そんな人生をかけた旅に出たい。
マイホームヒーロー
知略繰り広げられるストーリー。
誰かのためならば鬼にでも何にでもなれる。
そんな人間らしい感情から逸脱した結果歯車が間違った方向に噛み合って転がり続けるしかなくなる。
GIANT KILLING
ジャイキリはかなり前に読んでいたけれど途中から読まなくなってしまったので今回また全巻買って読み直しました。
ジャイアントキリングしたくなります。
宇宙兄弟
感動しかない。
ここに散りばめられた言葉たちは人生の羅針盤になるような名言ばかり。
宇宙で会うのはずるい。
ブルーピリオド
最近多い青系の一角。
アニメ化もされてノリにのってる美大系漫画。
元々美術系ではない自分の経歴と少しだけオーバーラップする部分があり共感しまくりながら読んでいます。読んでるとYOASOBIの群青が頭に流れる。(群青の元になった漫画だから)
最後に
ここに載せていないけれど読んでいる素晴らしい作品はまだまだあります。
それらの作品はまた次の機会に🙏
皆様のお正月のお供にどうぞ。
今度こそ本当に皆さま良いお年を。
記事を最後まで読んでくださってありがとうございます。とても嬉しいです!