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富士山を堪能する

一人旅やツーリングの記事を書きたいと思いつつも、労力を考えると手が伸びない。そこで、去年の三月に日帰りで行った富士山ツーリングについて書くことにした。

筆者は小学生の頃に一度五合目まで行ったらしいのだが、ほとんど記憶がなく、日本人なのに富士山を知らないのはまずい!そう思い富士山を堪能することを決意。結果、天気に恵まれていたこともありとても思い出に残るような景色を見ることができた。

読んでいただければ嬉しいです。


ルート


綺麗に富士山一周している

富士五湖などの富士山周辺の有名観光地をほとんど回るという欲張りルート。反時計回り。
特に書くこともない

工程

出発

ロングツーリングと異なり、特に荷物はない。ツーリングマップと飲み物、くらい。その日は異様に気温が高く、いらないと思ったが一応ネックウォーマーも持って行った。

道志

峠があったり道の駅があるところ。
バイクの聖地と呼ばれており、道の駅には平日なのにも関わらずバイク乗りがちらほら。休日になるとすごいんだろうな。
正直ここの何が良いのかわかっていない。バイクの聖地と呼ばれる場所はいろいろなところにあるが、なんでみんな集まるんだろう。峠目的で集まるのであればアメリカンのバイクが少ない気もするのだが、それなりの数ある。
いつになったらこの謎が解明されるのだろう。誰か教えて。

道の駅道志近くにある川

道志を抜けてしばらく進むと、そこには富士山。
急いで近くのコンビニにバイクを停めて一枚。わくわく

富士さん、こんにちは

山中湖

そのまましばらくバイクを走らせ、最初の目的地に着いた。
名前だけは知っていたスポット「山中湖」

周りに人いなかった

これがうわさに聞く「逆さ富士」というやつか、、、
案外簡単に見られるということを知った。自分の中で富士山というものを神格化しすぎており、様々な条件がそろわないと拝めないものだと思っていた。
晴れて空気が澄んでいればみられる。

下の木が邪魔なので場所を変更。長池親水公園というところが良いらしい

駐車場は結構混んでた。休日は渋滞するんだろうな

良い
綺麗な逆さ富士。案外富士山って凸凹しているということを知った。
富士山の絵でこれを描いたら通だと思われるのではなかろうか。

忍野八海

山中湖からしばらくバイクを走らせ忍野八海へ。駐車場は山ほどあるが、バイク無料のところは一つもない。そんなことはない、あるはずだと思いウロウロしても見つからない。大人しくお金を払って有料のところに停めた。
おっちゃんにお金を払い、地図をもらって散策開始。

忍野八海。あまり知らなかったが、池が複数個あるらしい。
駐車場に一番近い池にまず訪問。

何か微妙。

どこにもある池って感じ。殿様気分で観光地に来ちゃっているのも良くないのかもしれないが、良さがいまいちわからない。

とりあえず、駐車場のおっちゃんが言う一番有名な池に行ってみる。

めっちゃ人がいる!!
なぜこんな人がいるのだ。うろつきながら聞き耳を立てていると大体が中国人らしい。なるほど。
たまに中国人がやたら多い観光スポットがあるが、中国人と自分にとって良いと思う観光地が少し違う気もする。いつかインタビューしてみたい

特に人が集まっていた池に行ってみる。みんなが下をのぞいている。
おお、深い。写真だとわかりづらいが結構深い

罰金1000円らしい
1000円払う代わりにお金を投げ入れるは金持ちはいないのだろうか

そのまま歩き続けたが、いまいち絶景というような景色が見当たらなかった。有名なので、それなりの景色がみられるとおもったのだが。

結局端まで行き同じ道を駐車場まで戻る。ふと顔を上げると、そこには富士山があるではないか。

このままこの街並みが続いているようにも思えるが、ここだけ

いい感じの景色。まあ、良くも悪くも「観光地」って感じ
作り物感があって個人的にはそこまで魅力を感じなかった。

みうらうどん

腹が減った。どうやらここ一帯はうどんが有名らしい。ということでgooglemapで調べてでてきた「みうらうどん」というお店に行くことに

有名なようで駐車場はほぼ満車。入るとなにも声をかけてくれない。
そのまま座ってよいのか。挙動不審になりながら恐る恐る奥の方の座敷に座る。誰も来ない。
メニューを見ていると、店員さんが水を届けに来てくれた。注文をし一段落。
ぼーっとしていると、新しいお客さんが来店。その人も一人で店に来るのが初めてのよう。自分と同じように困惑していて謎の親近感を覚えた。

味は覚えていないが、覚えていないということはおいしかったのだと思う。

新倉山浅間公園

桜と五重塔、富士山が映えるという「新倉山浅間公園」へ向かう。神社なので、ちゃんと御朱印帳は持ってきた。

道中道が細く、駐車場近くは交互通行になっており警備員もいた。駐車場まで結構坂を上ったつもりだったが、まだ階段を上らなくてはいけないらしい。いやだなあとも思ったが、これでも男子大学生。そこらへんの人には負けていられない。疲れていないふりをしてひたすら階段をのぼる。

途中、振り向いて写真を撮っている人が多くいた。おそらく後ろには富士山があるのだろう。しかし、ここで振り向くのはもったいない。頂上にたどり着いてから写真を写真を撮ろう。階段を上り続けること数分。ついにたどり着いた。

当たり前だが、山中湖のときとは違う形をしている

やるやん。もう満足。階段の達成感もあり余計に綺麗に見える。
素晴らしい。

頂上では、五重塔と富士山を見るための専用展望台のようなものがあり、人がギチギチにいた。頑張って前の方から覗き、写真を撮る。

4月とかだと桜も交えてよりきれいになるらしい

おおって感じ。思ったより五重塔の存在感が大きい。写真も撮り終えて少し眺めていると

「すみません、写真いいですか?」
珍しくカップルに話しかけられた。もちろん喜んで撮る
「カシャカシャって感じでお願いします!」
よくわからないが適当に撮ればよいのだろう。普通に1枚撮り、いつ取ればよいのかわからず、シャッターチャンスを待つ。しかしカップルは止まらない。なぜか笑い合いながら向かい合うなどの動きをしている。
「あ、いっぱいとってもらって大丈夫なんで!」
理解した。ようは連写的なことをすればよいのか。連写することで自然な感じを醸しだすことができるのか。今日も新しいことを知ってしまった。
写真を見せると満足したようだった。
「ありがとうございます!撮りますか?」
お断りをしてその場を去る。

写真を撮った後、その場所に居続けるのはなんとなく気まずい気がして移動してしまうのは自分だけなのだろうか。

河口浅間神社

「天空の鳥居」と呼ばれる場所へ向かう。一度行ってみたかった。
適当に無料の駐車場にバイクを停め、神社に入る

ここは全然人がいない

御朱印帳を預け、道を探す。

google mapで調べると、歩いて30分かかるとのこと。駐車場もないらしいので仕方がない。とぼとぼと坂を上り続けること約20分。着いた。
駐輪場あるやん。バイクで来ればよかった。

写真を撮るために列に並ばなくちゃいけないの?まじかよ。
ここまで頑張って登ったのだから写真は撮りたい。なんかむかつくけど。
結局1時間半ほど待って写真を撮った。並んでいるとき、二つ前がとあるバイク系youtuberに似ていた。こんなところにいるはずないよなーと思い無視していたのだが、後々その人が同じ時期に富士にいることを知った。声を描ければよかった。

めっちゃ人が並んでる。あほらしいけど帰るのももったいない
待ち時間暇でやたら写真を撮る
鳥居がゆがんでいるのはスマホカメラのせい

ようやく先頭。列でずっと見ていたせいで感動はなくなっている。
適当に写真を撮って帰った。たぶんもう行かない

列を作ってるせいで、いざ先頭になると、「もったいないからいいっぱい撮らなきゃ」と考え時間をかけて撮影をする。結果より待ち時間が長くなるという悪循環ができている気がする。まあきれいなのは確かだが。

河口湖

河口湖を綺麗に見ることができるという「長崎公園」へ
山中湖のときとは少し違う雰囲気の富士山を見ることができる。これはこれで好きなのだが、やっぱ逆さ富士の方が好きかな。

この写真を父親に見せると「海?」とのこと
落ち着け

西湖

一応富士五胡なので行ってみた。見た感じあんま惹かれるものがなく、横目で見ながら通りすぎてしまった。誰か魅力を教えてください。

精進湖

西湖を素通りしたことに罪悪感を感じたので精進湖はバイクを降りて写真を撮りに。
観光客も少なくいい感じの雰囲気ではある。別段惹かれるものもない。富士五湖だから一応行くって感じ。

どれがどこの湖かわからなくなるので名前が入っている写真は重要

本栖湖

千円札の絵柄はここ、「本栖湖」のものらしい。
そのおかげか精進湖や西湖と比べて多くの人がいた。
どうやら、千円札と同じ景色を見るには少し登らなければいけないらしい。時間も体力もなくなってきているので数年後の自分に託すことにする。

そういえば千円札が新しくなるんだっけ。取っておかなくちゃ。

千円札の絵の方が現物より好きだったりする

道の駅 朝霧高原

白糸の滝に向かう道中に見つけた道の駅。富士山周辺にあるソフトクリームはおいしいに決まっている。営業終了の17時が近かったが、何とか間に合った。無難なおいしさ。

ソフトクリームを食べながらぶらぶらしていると原っぱを見つけた。そこから見える富士山もまたいい感じ。

少し隠れているのも良い気がする

白糸の滝

もう日も暮れてきたので帰りたかったが、一応行ってみる。
駐車場にバイクを停めていると、係のおじいちゃんが話しかけに来た。なんと、もう閉めるから無料でよいとのこと。ありがたい。
ルートを教えてもらったが、一周すると最後の坂が大変なため、一時間ほどかかるとのこと。本当なのかと思ったがとにかく見に行く。

滝は二つありその一つ目。「音止の滝」にぎやかな音を出している滝。スマホを落とさないかハラハラ。

覗き込むように見るので少し怖い

そのまま道なりに進み、階段を下りていく。
すごく良い。創造よりはるかに大きい。来る価値あった!これまで見た滝で一番かもしれないってくらい。写真だと伝わりにくいのかもしれないが、実際見てみると、とても横に長い。

白糸の滝。よい

駐車場のおじいちゃんにつらいと言われていた坂を上る。10分くらいだった。おじいちゃん、そんなに時間かからなかったよ。

ふと道路を見ると富士山が夕日に照らされて綺麗。いい日だったな。

夕方の富士山もまた良い

帰宅

ここからひたすら帰る
暗く、寒くなってきた。どこかでガソリンも入れなきゃいけない。
無心走り続ける。
山に入る前に一つだけガソリンスタンドがある。こんなことだったらもっと前に入れておけばよかった。このまま帰れるのかもしれないが、林道でガス欠は洒落にならないので泣く泣く高いガソリンを入れた。

富士山の南の道、「富士山スカイライン」と呼ばれる道を走っているのだが、全く展望がない。なにがいいんだこの道。スカイラインなのに周りは森

標高も高くなり、日も落ちた。寒すぎる。もうこうなったら歌うしかない。全力カラオケタイム、スタート。

しばらく走っていると鹿と遭遇。田舎やなあ。
道路の端に雪がある。おいおい、今何月だと思ってるんだよ。

なんやかんやで高速道路の誘惑を振り切り、道志へ
夜は走り屋がいる。暗い中、スピードを出すつもりは全くないので大人しく道を譲る。みんなハザードだったり、手を挙げたりしてくれる。なんかうれしい。

そんな感じで帰宅。寒かった。

感想

一日中富士山を堪能した日だった。いつか登山もしたいしふもとっぱらでキャンプもしてみたい。

是非こいつらも見てください!


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