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SORA/DRONE WEEKLY REPORT 2018-09-28

目次
【1】ORSO、自治体向けドローン飛行場所管理ツール「DUCT」を正式発表
【2】Drone imagery shows striking income inequality in the metropolis Mumbai
【3】Virtual Surveyor Starts Where Modern Drone Photogrammetry Stops
【4】CommunitySchools Drone Team Wins Second National Championship
【5】ビックカメラ、産業用ドローン「エアロボ」をパッケージ販売
【6】DJI’s Mavic 2 Pro drone is a truly stunning flying camera
【7】オリジナルなドローンを制作できる!レゴスタイルの格安ドローンが発売
【82019年のドローン予算は減額 しかし、依然としてペンタゴンにとって最大の予算枠 
【9】[春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.26 ドローンソフトウェアの最新トレンド
【10】屋根点検、ドローンで 瓦工事業者ら空撮学ぶ  静岡
【11】ドローンの電磁界耐性、定量的計測手法を開発/電中研
【12】ドローンで空から堰堤を点検、要領を来年度改定
【13】アニメのような「ドローン前提社会」を作りたい
【14】ウクライナ国境警備隊がタバコ密輸ドローンを発見
【15】世界で初めて「ドローンを用いた都市部での宅配サービス」が実用化される
【16】「ドローン物流」実験に乗り出すANAの本気度は
【17】県ドローン産業推進協議会が第1回基礎講座
【18】Dron e motion、「個」のチカラで地域の魅力を発信!ドローン絶景地とドローン愛好家をマッチングするプラットフォーム「そらチケ」をリリース
【19】次世代ドローンのエアロネクスト、中国深センの国際ピッチコンテスト世界大会に日本代表として出場決定
【20】Piloting a Drone With Eye-Tracking Glasses

【1】ORSO、自治体向けドローン飛行場所管理ツール「DUCT」を正式発表

[情報源]

[概要]
ORSOは20日、オーイーシーと共同開発を進めている自治体向けドローン飛行場所管理ツール「DUCT」を正式発表した。OITAドローンフェスタ2018で先行公開する。

0921-ors「DUCT」は、自治体や観光協会、各地ドローン協議会向けのドローン飛行場所管理ツール。ドローンが飛行可能な場所を提供し登録することで、地元資源の観光や産業への活用を目的としている。場所の詳細や位置情報、住所などのドローン飛行に関連する情報を、地図上で視覚的に範囲指定し登録することができる。

[所感]
ハードウェアだけでなく、後工程や管理用のソフトウェアの動向にも注目ですね。

【2】Drone imagery shows striking income inequality in the metropolis Mumbai

[情報源]

[概要]
Rising income inequality and increasing concentration of wealth in the hands of a tiny cabal of elites is one of the most pressing socio-economic issues that have a direct impact on the political trajectory of a nation and contributes to reactionary populism and a climate of indignation, outrage, disillusionment, and anti-establishment sentiments.

[所感]
空から見る格差だな。ムンバイはアジア最大のスラムでもあり、無限の矛盾と驚くべきパラドックスの街ですね。

【3】Virtual Surveyor Starts Where Modern Drone Photogrammetry Stops

[情報源]

[概要]
What does a ‘traditional’ surveyor do?

It’s a simple question that professionals will talk through with different levels of detail and insight, but the answer will ultimately explain that surveyors aren’t going to measure a point every centimeter or inch on a project. They’ll look around, scan the area with their eyes, and will model the topography by capturing only the points and lines that matter. This approach creates a lightweight but accurate model that can be loaded in CAD by the design engineers.

Virtual Surveyor delivers that same experience but in a virtual environment. Designed to create surveys efficiently from drone data, Virtual Surveyor creates a replica of the real world constructed with the photogrammetry outputs. A surveyor must still capture the significant points and lines, and that’s what Virtual Surveyor delivers. Simply put, Virtual Surveyor allows surveyors to focus on what they do best, which is surveying.

[所感]
質疑応答形式でしっかりまとまっていますね。

【4】CommunitySchools Drone Team Wins Second National Championship

[情報源]

[概要]
Mission accomplished, the McIntosh High School’s drone team successfully defended their national drone championship title by clinching the National UAS4STEM championship for the second consecutive year.

[所感]
2年連続優勝チームか。ロボコンみたいで楽しそう。

【5】ビックカメラ、産業用ドローン「エアロボ」をパッケージ販売

[情報源]

[概要]
ビックカメラは25日、エアロセンス(東京都文京区)製の産業用飛行ロボット(ドローン)「エアロボ」を26日にパッケージで発売すると発表した。測量や点検に特化したドローン本体のほか、測量操作をするための研修、破損時の保険、空撮画像の自動データ処理のクラウドサービスなどが含まれる。価格は448万円(消費税抜き)。単品購入に比べ、約55万円ほど安い。

[所感]
ビックカメラで500万円の産業用ドローンを買う人がイメージできないw

【6】DJI’s Mavic 2 Pro drone is a truly stunning flying camera

[情報源]

[概要]
A few years ago, flying a drone was about as a complicated as flying a helicopter, albeit a rather small one. It required complicated controls, a lot of set up, patience, and a fair bit of dexterity. Now, companies like China’s DJI, which has quickly come to dominate the consumer drone market that it helped create, have made it as simple as tapping on a smartphone, or waving your hands in front of you.

[所感]
辛口コメントでいいねぇ。

【7】オリジナルなドローンを制作できる!レゴスタイルの格安ドローンが発売

[情報源]

[概要]
フォースフライヤー DIU ビルディングブロックドローンはわずか49ドル(約5,500円)程と格安にも関わらず、6軸ジャイロを搭載した高性能なドローンが発表されました。

この商品の一番の特徴はレゴスタイルにあり、各自の好きなデザインに組み立てることが可能です。

[所感]
子供のおもちゃの値段が上がったねぇ。ゲームソフトと同じくらいか。

【8】2019年のドローン予算は減額 しかし、依然としてペンタゴンにとって最大の予算枠

[情報源]

[概要]
2019年、ペンタゴン(アメリカ国防総省)のドローン予算は4億ドル減となりました。ドローン支出の中でも、最大限に削減されたものがMQ-25 Stingrayタンカー無人機の研究、開発、試験、評価のための資金2億ドル分となっています。

以前にはMQ-25 Stingrayタンカー無人機に関しては多くの資金が必要でしたが、2017年の段階で、すでに十分な出資がなされているため、余剰資金があると考えられています。

[所感]
米国では、軍用ドローンを産業に活かす流れがあるのですね。昔ながらのやり方だなぁ。

【9】[春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.26 ドローンソフトウェアの最新トレンド

[情報源]

[概要]
ドローンの活用ステージが進むなかでドローンソフトウェアのポジショニングも変化してきている。

ドローンソフトウェアに関しては、ドローンに搭載されているフライトコントローラーに大きく依存しており、大別すると、DJI系とオープンソース系に分かれている。

[所感]
よくまとまったブログですね。勉強になりますm(_ _)m

【10】屋根点検、ドローンで 瓦工事業者ら空撮学ぶ  静岡

[情報源]
http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/544815.html

[概要]
全日本瓦工事業連盟青年部は23日、中部ブロック会議の静岡大会を静岡市葵区で開いた。本県と愛知、岐阜、三重、長野の計5県から約50人が参加し、ドローンを活用した屋根の点検方法などについて講習を受けた。

ドローンのソフトウエア開発などを行う「CLUE」(東京都)の明正剛典営業部長が、同社が開発したドローンによる屋根点検専用アプリについて紹介した。明正部長はドローンで屋根を空撮すれば転落事故が減るほか、目視が困難な場所でも確認が可能として「日常的な作業も効率化できる」と強調した。

[所感]
日本には色々な業界団体があるのですね。

【11】ドローンの電磁界耐性、定量的計測手法を開発/電中研

[情報源]

[概要]
電力中央研究所は、架空送電線から発生する電磁界へのドローンの耐性を評価する手法を開発した。電磁界はドローンの衛星利用測位システム(GPS)や電子回路・無線通信機器に異常をきたす恐れがある。電中研は、商用周波電界や商用周波磁界、火花放電による放射電磁界が与える影響を専用の設備で調査。ドローンへの影響を定量的に計測することを可能にした。データを充実させ、国が進めているガイドライン策定に役立てたい考えだ。

[所感]
研究報告書が公開されていました。

(内容抜粋)
ドローンの使用を想定する架空送電線のごく近傍において考慮すべき電磁現象として,①送電線の送電電圧に起因する商用周波電界,②送電線に流れる電流に起因する商用周波磁界,③送電線のがいし装置等の金具の接触不良箇所で生じる火花放電に伴う放射電磁界を抽出した[1-3]。このうち商用周波電界と商用周波磁界については,それぞれ,静電誘導と電磁誘導により,低電力で動作するドローンの電子回路に影響を及ぼす可能性があり,一方,火花放電の放射電磁界については,ドローンの制御や情報伝送に使用しているディジタル無線通信へ影響を及ぼす可能性がある。

【12】ドローンで空から堰堤を点検、要領を来年度改定

[情報源]

[概要]
国土交通省は来年度、砂防堰堤(えんてい)などの点検にドローン(小型無人航空機、UAV)を活用できるように、点検手順などをまとめた要領を改定する。長寿命化を目的に2014年9月に点検要領を制定して以来、改定は初めて。

[所感]
現状の要領はこちら。
http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/sabo/tenken.pdf

【13】アニメのような「ドローン前提社会」を作りたい

[情報源]

[概要]
日本を代表するエンジェル投資家として有名な千葉功太郎氏。モバイルゲーム会社のコロプラを副社長として上場に導き、退任後はドローン分野に特化したベンチャーキャピタルを立ち上げた。活動の背景には、投資家として「日本を元気にしたい」という思いがある。

[所感]
1993年12月に「Mosaic(モザイク)」というインターネットのブラウザが世界で初めて発表されました。そのとき、慶應義塾大学の村井先生は、「これからの時代はインターネットを使って世界を変えていくんだ」という話をされていて、「インターネット前提社会」というキーワードを使いました。
それと同じことがこれから、ドローンでも起きると思います。「ドローン前提社会」の話です。とても共感できました。アニメを使ってイメージを伝える方法も勉強になりました。

【14】ウクライナ国境警備隊がタバコ密輸ドローンを発見

[情報源]

[概要]
2018年9月5日水曜日、ウクライナの国境警備が密輸に使用されたと思われるドローンを発見しました。

場所はウクライナとルーマニアの国境付近のHorvibtsi村で、クアッドコプターが村の樹木に引っかかっているところを発見しました。調査の結果、このドローンは無人航空機体を利用する密輸業者のものであると断定されたとのことです。

ウクライナ政府はプレスリリースにおいて、「ドローン等の航空機は、国境を越えたテロ行為にも利用されています。タバコ製品や麻薬、武器、弾薬等の密輸はその一部です」とコメントしています。

[所感]
ドローンを使って悪いこともできます。科学は諸刃の剣ですから、利用する人間の倫理観が重要ですね。

ドローンを密輸に利用する場合の利点がリアルでした。


1つ目は、ドローンを安価に購入できるところです。これはコストの低下によって、比較的容易に、誰もが密輸をできるようになるということを意味します。
2つ目は、発見の難しさにあります。ドローンは一般的な航空機のレーダーに感知されにくく、上空の不審な動きを地上から監視するシステムの目をかいくぐることもできます。

【15】世界で初めて「ドローンを用いた都市部での宅配サービス」が実用化される

[情報源]

[概要]
トラックを用いた陸上での運送にかわって無人航空機「ドローン」で荷物を運ぶ空の輸送は新しいインフラとして期待されていて、AmazonやUPSがドローンを用いた宅配システムの導入を検討しています。ドローンは国による規制が厳しく定められており、まだシステムのテスト段階にある企業も多い中で、アイスランドでは既にDJIのドローンとイスラエル企業の物流システムを用いた宅配サービスが提供されていると報じられています。

[所感]
利用しているのは、最大離陸重量が15kgのプロ仕様ドローン「DJI Matrice 600」。約50万円3kgの荷物を積んだ状態で、4~8kmの範囲を飛ぶことができる。配達料はおよそ7ドル(約770円)。電気代はせいぜい25セント(約27円)程度、7ドルもあれば運用コストは十分カバーできるらしい。1日30分以内×8回のフライトで利益6,000円/日、平日のみの営業でも月12万、5ヶ月で損益分岐点。数値的には、悪くない商売ですね。あとは、ニーズ次第ですね。

【16】「ドローン物流」実験に乗り出すANAの本気度は

[情報源]

[概要]
国土交通省と環境省が連携募集した「(小型無人機)ドローン物流」検証実験の事業者の一つに、ANAホールディングス(HD)が選ばれた。同社が設定したテーマは「離島への物流」で、年内に実験する準備を進めている。ANAHDは「空飛ぶ車」の2020年代の実用化を目指す8月の官民協議会にも参画しており、今回の実証実験を通じて、ドローン運航事業を将来の収益事業に育てるための経験にしたいという。その本気度はどれほどなのか-。

[所感]
ANAが本気で動いたら勝負にならんわなw

【17】県ドローン産業推進協議会が第1回基礎講座

[情報源]

[概要]
県ドローン産業推進協議会が27日、熊本市で基礎講座を開きました。協議会には県内の測量会社や警備会社、放送局などが参加して無人航空機ドローンの活用に取り組んでいます。協議会として初の活動となる基礎講座には会員など約50人が参加。

[所感]
先週末の大分といい、今回の熊本といい、九州が盛り上がっているなぁ。

【18】Dron e motion、「個」のチカラで地域の魅力を発信!ドローン絶景地とドローン愛好家をマッチングするプラットフォーム「そらチケ」をリリース

[情報源]

[概要]
「地域創生×ドローン」をテーマにドローン空撮を軸にした事業を展開する株式会社Dron e motion(ドローンエモーション)は、“「個」の発信力を活用して地域の魅力を発掘する”をコンセプトに、地域のドローン絶景地とドローン愛好家をマッチングするプラットフォーム「そらチケ」をリリースした。また、ティザーサイトによる一般ドローンユーザーの仮登録も開始している。

[所感]
これはIT系の発想だねw ラジコン文化とIT文化をうまく融合させたいな。

【19】次世代ドローンのエアロネクスト、中国深センの国際ピッチコンテスト世界大会に日本代表として出場決定

[情報源]

[概要]
株式会社エアロネクスト (東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路 圭輔、以下「エアロネクスト 」)は、2018年8月30日、渋谷EDGEof(東京都渋谷区)で開催された国際的ピッチコンテストの国内予選である「Nanshan “Entrepreneurship Star” Contest 2018 Shibuya」(主催:一般社団法人渋谷未来デザイン)にて優勝し、10月下旬に中国深セン南山区で開催予定の世界大会「Nanshan “Entrepreneurship Star” Contest」に日本代表として出場します。

[所感]
ドローン・アーキテクチャの中心テーマを「姿勢制御」とし、重心制御技術に強みがあるらしい。

【20】Piloting a Drone With Eye-Tracking Glasses

[情報源]

[概要]
With the steady improvement of autonomous flight modes and safety features from DJI and futuristic computer vision from the likes of Skydio, you might think that the way we pilot drones is only heading one way: to true autonomy. Also known as not really needing to pilot them at all.

As exciting as that might be for businesses seeking to automate operations, it doesn’t sound that fun. Fortunately, the prospect of wall to wall autonomy isn’t stopping researchers from developing new and intriguing ways for pilots to get behind to controls.

[所感]
眼球追跡眼鏡でドローンを飛ばす。これはおもしろい!



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