iPadグラレコ | 【意味のイノベーション】 安西洋之氏 「『意味』が問われる時代におけるモノづくりの仕組みと考え方」 @Design Week Kyoto
こんにちは、くぼみ(@kubomi____)です。
本業UIデザインのかたわら、グラフィックレコーディングをしています。
今回は、「意味のイノベーション」に関するイベントに行ってきました!
日本でも考えが広まりつつある「意味のイノベーション / Design Driven Innovation」。欧州では、「デザイン思考 / Design Thinking」と、この「意味のイノベーション / Design Driven Innovation」が、デザインの両輪として考えられています。
「意味のイノベーション / Design Driven Innovation」
ミラノ工科大学 Roberto Verganti 教授が提唱するイノベーションのアプローチ。今日のイノベーションの課題はアイデアが多すぎることにあり、ユーザーに愛されるものを作るためには、新たな「意味」を創出することが重要と説いています。
詳しくは、Takramの渡邉康太郎さんがRoberto Verganti教授のTEDプレゼンを翻訳されているこちらの記事が参考になると思います↓
以前、Human Centerd Design 学会でグラレコを担当させて頂いた、立命館大学 八重樫文教授の「意味のイノベーション」のお話を聞いてから、興味がありました。今回は『デザインの次に来るもの』の著者でもある安西洋之さんのトークが聞けるということで、Design Week KyotoのCreative Sessionに参加してきました。
Design Week Kyoto
Creative Session Vol.4-「意味」が問われる時代におけるモノづくりの仕組みと考え方
今回は、「意味のイノベーション」についてのエバンジェリスト的な活動にも取り組んでおられる安西洋之氏をゲストにお招きしてセミナーおよび交流会を実施します。
安西洋之氏:
「意味」が問われる時代におけるモノづくりの仕組みと考え方
根強いブランド力を持つ「メイド・イン・イタリー」を支えるイタリアの中小企業の取り組みを例に、これからのものづくりにおける「意味のイノベーション」と「クラフツマンシップ」の重要性を説明されていました。
はじめてユニセックスの服を作りファッションの意味を変えたアルマーニの事例や、ノートの意味を変えたモレスキンの事例が印象的でした。
デザインには本来、以下の3つの要素があります。
・意味を作る
・可視化する
・審美性/美意識
しかし、デザインのマス化と簡略化により、「デザイン」から意味や美意識が抜け落ちてきているというのが、現在の傾向であると。そこで、改めて「意味」の創出に重点を置く「意味のイノベーション / Design Driven Innovation」のアプローチが重要になってくるのです。
デザインする上で重要な、意味の創出や美意識の醸成を、デザイナーである自分も怠ってはならないと再確認しました。
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「意味のイノベーション」について、人間中心設計機構の関西支部で行われたイベント「UXの現在と未来」でもグラレコさせていただきましたので、良ければご覧ください。
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